宗恵の「一期一会」

茶道教室の様子を中心に日々感じたことなどあれこれ綴ります。

厳寒の茶 大炉の勉強会 

2010-02-15 15:58:27 | 宗恵の茶の湯日記

昨日は大雪で延期になった姉弟子さん宅での大炉の勉強会でした。師匠のお孫さんNさんが長岡から参加。3人で教本を見ながら、お茶事の流れで楽しくお稽古いたしました。

まずはNさんがご亭主役。火鉢の温もりがうれしい待合で昆布茶をいただき、お席入り。本格的!まずは初炭。大炉のお点前は逆勝手ですが炭斗の炭の組みかたや羽箒も本勝手と同じです。

食事はコンビニ弁当を折敷にのせて・・・なんですが・・・

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思いがけずこんなに素敵な煮物椀をご用意してくださいました。ハートのニンジンがいいでしょ美味しくいただきました。ご馳走さまでした。

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お菓子をいただき中立ちです。

梅が枝 大和屋製

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中立ちの間に後炭の炭を雪輪瓦の向うに仕組んでおきます。大炉の釜の蓋ってどこを切っておけば良いのでしょうか?この画像では上を切ってありますが・・・。

逆勝手のお濃茶点前をNさんがスラスラなさって美味しくいただきました。

さてお次はわたしの出番。

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後炭ではこのようなお道具を使います。大炉ではこのお手前がメイン初掃き・中掃き・後掃きは初炭と同じなのですが・・・あ~やっぱり覚えていない・・・。大変良い経験になりました。

逆勝手の薄茶点前も帛紗の扱いからグチャグチャで・・・。茶碗のお湯や水を捨てる手は左・右交互・・・茶入・棗の蓋は茶碗と膝の間・・・やはりきちんと習わなくては・・・。

大炉は裏千家特有のお点前で、大きなお釜を持ち上げるのも大変だし、火箸を握りこんで焙烙を持ち上げて灰を全部あけたりでこれは男性のお点前だわ・・・と感じました。

このお点前は厳寒の茶。2月に限り行います。もう一回お稽古できればいいなぁ・・・。

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「愛されたこと」って・・・:『サヨナライツカ』

2010-02-15 11:21:58 | 宗恵の本棚
サヨナライツカ (幻冬舎文庫) サヨナライツカ (幻冬舎文庫)
価格:¥ 520(税込)
発売日:2002-07

TVで映画の宣伝を見たりお友達の感想を聞いたりして、原作を読んでみようと思った。一言で言うなら、婚約者がいながら付き合っていた女性と25年ぶりに再会するお話。わたしが20代であったなら理解できない豊の気持ちも、今ならわかる気がするし、光子・沓子の心情も納得できる。

人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す。

という光子の言葉がキーワードになっているけど、「愛されたこと」って自分がそう感じでいただけあって、本当にその人から愛されていたかどうかなんてわからない。だからやっぱり「愛したこと」を思い出すんだろうなぁ。

別に映画を見ようとは思わなかった。先の短歌はこれを読んだ時にふと浮かんだもの。

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