先日お休みを頂いて、造本装幀コンクールの表彰式に
うちの2人と、デザインのサイトヲさん、
中野活版印刷店さん、美篶堂さんで出席してまりました。
今回はなんと言っても
サイトヲさんのスピーチにじーんとしてしまいました、、、
お人柄が滲み出た、心に残るスピーチでした。
サイトヲさんと一緒に作れて本当によかった。
そして、今回のメンバーと一緒に作れたことは、
本当にしあわせなことだなーとしみじみ思いました。
またやれたらいいな。
杉本さん、サイトヲさん、みーぐるさん、
中野さん、美篶堂さん、
紙片寺岡さん、りんみちゃん、マキコさん、
そして関わってく下さった全ての皆さま、
手に取ってくださった全ての皆さま、
本当にありがとうございました。
関わって下さったみんなの賞です。
杉本さなえ作品集「Close Your Ears」を
これからもどうぞよろしくお願いします。
https://www.closeyourears.com/
< 余談 >
うちの店としての受賞は2回目で、前回もサイトヲさんのデザインでした。
応募も2回目。
サイトヲさんと作った本は、これで5冊目。
基本的に、サイトヲさんのときにしか 応募するつもりはないのですが
応募しなかった理由はいろいろあります。
書くとながーくなっちゃうんで出来るだけ端折りますが
前回の本から今回の本に至るまでの4年間、
いろんな本を作ったし、いろんなことを感じました。
4年前に受賞したとき、本の方がずいぶん先に行っちゃってて
たくさんの経験すべきことを、自分はたくさん すっ飛ばしちゃったなー、
と強く感じました。
飛行機で目的地に着いちゃった感じ。というのかな。
着いた先で楽しめばいいので、もちろんこれはこれでよかったし
ネガティブな感覚では全くないんだけど
「あれー？ここまでの行き方、よくわからんかったなー」
みたいなところに興味や疑問が残ったのも事実。
よし！こっから歩いて帰ろう、と思って4年。
ようやく追いついたというか、戻ってきたというか
すっ飛ばした道がつながったような気がします。
この本が完成したとき、人の手に渡っていく様を見たとき
なんとなくそういう実感が湧きました。
忘れちゃった道もいっぱいあるけど、大まかなことは覚えているし、だいたいは楽しかった。
本や本作りに対して、まだまだ思うところはありますが
意識としては、今回の本でいったんの区切りがついたような気がします。
そんなタイミングで、この賞を頂けたことは素直にうれしかったです。
サイトヲさんという大きな存在がいて
本を作りたい！なんて思わせてくれた杉本さんがいて
この本の作るきっかけを作ってくれた紙片さんがいて
ほんとにできるかも！と思わせてくれた
美篶堂さんと中野活版印刷店さんがいて
ほかにもいろんな人が関わってくれたおかげでこの本が出来ました。
そしてそして、この本を含めた
自分たちの本作りに関わって下さった全ての人たちがいてこの本が出来たと思っています。
ありがとうございます。
これからもぼちぼちやってきます。
