絵本の古本屋 【えほんやるすばんばんするかいしゃ】

営業時間:14時~20時
定休日:火曜、水曜
電話/FAX:03-5378-2204

これからのこと。

2019-02-28 | ●思うこと


うちの店は、一応本屋なんですけど
お店で買って頂くのものも、インターネットで買って頂くのも
あまりこだわりはなくて どっちでも、ものすごーく嬉しいです。
たぶん、これは自分の根底にある感覚のせいかな、と思います。
 
ちょっと前にも書きましたが
自分は、お店をはじめて長いこと、モノ自体(うちの場合、本)に魅力があって
それで本が売れているんだと思っていました。
あと、大前提としては、選んで下さるお客さんの感性みたいなものが大きいかなあ、やっぱり。
極端に言うと この選ぶ・選ばれるの関係性に、
自分のお店があまり関わらない方がいい、みたいな。
おそらく、この感覚のせい。
 
もうちょっと突っ込んで考えると、自分のお店の力なんてほぼないし、
あったとしてもそんなもの邪魔くさいと思っていました。
たぶん、自分のお店に対しては今でもそう思っているような気がしてます。
 
ただ、変わったのは人のお店に対して。
ここ数年、卸販売をするようになって
ようやくモノの魅力だけではないのかも、
ということに気付き始めました。
 
ありがたいことにうちの出版物たちは
いろんなお店で本を扱って頂いているのですが
それぞれのお店で売れるものが全然違う。
なんて面白いんだろう、と思いました。
 
ついでに自分がお客の立場で振り返ってみると、逆も然りなのです。
A店もB店も本屋で同じ本が置いてあるのに、手に取る本・買う本が違う。
いままで何度も視界に入ってきた本だけど
A店で初めて手に取って、そして買った。
こういうことが何度もあります。
どうしてかわからないけど、面白いなあ、と思う。
 
これがお店っていうものが、持っているものの一つだと考えると
なんか面白いかも、と思うようになりました。
それは実店舗でもネット店舗でも同じことかも。
ただ、空間という意味で左右されるのは
実店舗ならでは、なのかもしれない。
 
最近、ここにちょっとだけ興味があります。
ただ、自分には自意識とか面倒な性格があって
正直、自分自身の意思では積極的に
ここに踏み込めないし、なにより
自分のやることに全く興味が湧かないんで
人に委ねるならなんとかなるかも、と思って
いま、ちょっとしたことを試みようとしています。
 
ひとまず、部屋を空っぽにしてみようと思う。
 
そして、そこに描かれるものを
楽しみに待ってみようかなあ、と。
 
何がどうなるのか、自分にはあまりイメージもないし
具体的な計画もありません。
出来たものを見て、何かを考えられたら
いろんな発見がありそうな気がしています。
 
というわけで今年は、ほぼ無計画です。
ハッキリお伝え出来る予定はいまのところひとつもありません。
ただただ、お店を開けられたらなあ、とぼんやり思っています。
 
たぶん、いろんな人のお世話になりそうです。
 
ごくたまーに思い出してもらえたら
とってもうれしいです。

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