facebookではアップしていたのですが、ブログにも記しておきたいので
同じ内容ですが、ご了承くださいませ！
当店発行の「いちにのさん」（きくちちき/著）が、
「造本装幀コンクール」で入賞したため、
先日、装幀して下さったサイトヲさんご夫妻と一緒に
授賞式に出席してまいりました。
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冒頭からあれなんですが
正直なところ、今まで”賞”というものに
あまり興味をもったことがないような気がします。
絵本の賞とかも、気にかけたことがないし、
なんだかよくわからないから気にしたことがありませんでした。
たぶん、今まで生きてきて自分自身が
何か賞をもらった経験（または記憶）がないせいだと思います。
だから、興味がないというよりも、
ピンとこないと言った方が正確かもしれません。
それに加えて、お店をやっているせいもあって、
この絵本を手に取って下さるお客さんたちの
リアクションの方が、自分にとっては嬉しいというか、
実感が湧くというか、響くというか。
”賞”は、その辺がなんだか遠く感じられて、
いまいち実感が湧きませんでした。
でも、授賞式に出席してみて、ようやく実感が湧きました。
今まで、手に取って下さったお客さんたちとは、
やっぱりちょっと違いましたが、
ちゃんと”人”が見てくれてたんだ、
という当たり前のことを見ることが出来たような気がしました。
表彰式が始まってすぐの審査員長さんの挨拶で、
一番最初に「いちにのさん」の名前を挙げて下さったことや、
出版社名（うちのお店の名前）を、読み上げられたときに、
出席されてた方々が遠慮なく笑ってくれたことや、
いろんな方がこの本のことを、気にかけて下さったことが
とても嬉しくて、そしてとてもおもしろくて。
ちきさんやサイトヲさんたちと楽しく作った本が、
こうやって表彰されるのはなんだか不思議な感じで
とてもおもしろいことだなあ、と感じました。
本を作り始めたときからそれは、
仕事ではあるのだけれど、
遊びながら作ったような感覚だったので
どこか仕事という感覚ではなかったし、
でもやっぱり遊びではなかったし、
思い出してみると楽しかったことしか思い出さないし、
そんなところから生まれた本が、
自分たち以外のだれかに手に取ってもらえて読んでもらえて、
そして、”賞”までいただいて。
作ってるときから今現在まで、
ずーっとありがたいことばかりの本でした。
だからいま、
こういうこともあるのだなぁ、としみじみ思っております。
賞をもらってももらわなくても、もともと楽しかったものに
少しずつ楽しいものが乗っかっていく感じが
とても幸せなことだなぁと感じました。
賞のことはあまり気にせず、
これからもやっていきたいと思ってます！
本屋業務も出版業務もこれからもどうぞよろしくお願いします。
ちなみに、本当は表彰状と楯が、
版元・装幀者・印刷会社・製本会社に贈られるのですが、
うちはいろんな事情があって、ひとまず楯のみいただきました。
（表彰状は、たぶんうちのお店の名前のせいだと思う。
ごめんなさい。）
関係者の皆さま、本当にありがとうございました！
それから、この本のことを気にかけて下さった皆さま、
本当にありがとうございました。
（授賞式当日、お店番して下さった近藤晃美さんも
ありがとうございました。）
皆さまに、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました！
ひとまず、よかったよかった。
えほんやるすばんばんするかいしゃ・一同
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