nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

コーヒー豆が硬いです。なぜでしょう?

2020年09月01日 08時42分11秒 | コーヒーなんでも相談室
おはようございます!

今日の賀茂川です。

まだまだ日中は暑いですが
朝はちょっと秋を感じる風が吹いています。


朝の上賀茂神社も気持ちが引き締まります。

さてさて

先日ののブログの質問で

ネット通販の常連さんから
Q
「サーカスブレンドのコーヒー豆でですが

他のお店のコーヒー豆と比較して

特別に硬いのですがどうしてでしょう?」

A
他店さんで購入されたコーヒー豆が

深煎りだったから〜」チコちゃん風


っということで

直接メールでご返信はしているのですが、

手挽きミルで豆を粉にされている方の中には

同じような疑問を感じておられる方もおられると思います。

コーヒー豆は、「焙煎」をしています。

焙煎する前は、生豆といって

水分が約10%ほどあります。

それを焙煎することで

水分がどんどん蒸発していきます。

焙煎していくとおおよそ2%ぐらいまで

水分がなくなります。



浅煎りと深煎りだと

浅煎りの方が水分が残っているので粉にする時に硬く感じます。

深煎りの方が水分がぬけて

細胞の組織も広がるので粉にする時に

浅煎りと比べると力が少なく粉にできます。

この質問されている方は

おそらく

他店さんでは、

少し深煎りのコーヒーを購入されていたので

中煎りのサーカスブレンドを粉にした時に

硬く感じられたんだと推測します。




はじめ「コーヒー豆が硬い」と言われた時に

正直ちょっと「ドキッ」としました。

ただ、「他店さんとくらべて」ということでしたので

おそらく他店さんコーヒー豆が深煎りだったので

中煎りのサーカスブレンドが硬く感じられたのだと思います。


「硬い」ということは

「水分が残ってしまっている」


「コーヒー豆の芯が残ってしまっている」

ということなので

私の焙煎のイメージだと

「良くない」焼き上がりということになります。

一番気を付けている「生焼け」状態です。

これはプロとして一番出してはいけない味だと思っています。


私が今の約70歳のドイツの焙煎機を選んだ理由として

窯の鋳物が作り出す強い遠赤外線効果で

「芯から熱が伝わる」

という熱の伝え方をする焙煎機だからです。

深煎りはもちろん

浅煎りの豆でも芯まで火が入る焙煎方法を

行っているつもりです。

芯まで火がはいっていないと

「青臭い」味わいや

気持ちの悪い酸味が残ったりします。

それに味わいの寿命が短くなるように

私は感じます。

勢い余って

ちょっと関係ない事も書いてしまっていますが

参考までにしてみてください。

今日も1日頑張りましょう!




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