nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

エチオピアにおける食用の歴史 ~珈琲をもう一度勉強していきますVol.1~

2013年01月06日 21時38分11秒 | コーヒー豆知識
このコーナーは、私自身のコーヒー学についての
個人的な勉強ノートとしていろいろなコーヒーの基礎的なところから
コーヒーの楽しさを共有していこうかと思ってはじめてます。

ぼちぼち続けていこうかと思いますので
お付き合いください。

今回はコーヒーの原産地エチオピアにおける食用の歴史です。

コーヒーの原産地エチオピアで西暦600年前後から
ガラ族の遊牧戦士たちが食用としてコーヒーを伝統的に使用してきた。
温かい飲料としてされるのは、ずっと後の西暦1000年~1300年になってからである。

コーヒー豆(生豆:種子)は、砕いて動物性油脂の団子に加えられ
長旅、戦争の間の手軽なエネルギー源とされていた。
コーヒー生豆に含まれる高プロテインと組み合わされたこの油脂は
初期の「エネルギー補助食品」であった。

現代のエチオピアの料理本でもそれに似たレピシが載っているということです。

また北アフリカの他の部族は、コーヒー豆のおかゆを食べたり
コーヒーの実を発酵させてワインを飲んでいたこともあったということです。

飲料として飲まれるかなり前から
カフェインの入った濃縮滋養物として
戦争中に気持ちを高ぶらせたり、健康食品的なとらえ方として
原産地では、コーヒーと人とが長い歴史を刻んできていたんですね。

健康食品ブームの現代にいい具合に復活させたら面白いですね。



引用 コーヒー学のすすめ 世界思想社 発行