脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

年末、ポータブル・トイレを買った。

2019年12月14日 18時15分41秒 | 近況
師走だのに、東京地方は暖かい。今年は暖冬だろうか。
賃貸マンションに越してから、3か月半たつが、未だ、家
族を喪失したかのような、実家ロス気分は続いている。

官庁に勤める性同一性障害の男性が、女性用トイレを使用
させてくれない差別を訴えた裁判で勝訴した、という。
各自の「性自認」を尊重せよという判決だが、この男性職
員は、女装して勤務し女性ホルモンも投与しているという
が、外見が男のままのヒトだと、トイレってどうなんだろ。

「性自認」は個人の内心のものだが、自認している性に合
わせた外見も備える義務があるとかも、法令にした方が良
いのではなかろうか。実家ロスの話に例えれば、私も「心
の住居(地)」と実際の住居地が背離しているのだけど…。
心の何とかは、当節の流行りだね。

またボーっと新聞を見てると、来年度の与党税制改正大綱
が決まったとあり、未婚のひとり娘の家計負担軽減かと思
ったら、そんな訳ないっしょ、「未婚のひとり親の負担軽
減」が、税制に盛り込まれるらしい。シングルマザーもよ
うやく少しだけ救済される。少子化が問題なのに「結婚」
を前提にした「子」にしか権利を認めない今までが、不平
等でおかしかったのである。

かくの如く、諸行は無常なのである。であるから、
現実に合わせて、法や制度の方は改変されねばならない。
ならば憲法もかと言えば、日本国憲法は普遍的な理念で綴
られており、主にはこれに合わせて現実の方を変えていく
べき手本だと思う。(ただの個人の意見です)


最後に、最近ポータブル・トイレを買いました。6000円程
度の品です。どうして買ったかといえば、防災用です。下
町なので河川の氾濫等水害対策として、備える必要を感じ
ました。介護時代が懐かしい一品ですが、2DKの部屋で
置き場がなくて苦労してます。

地球温暖化、異常気象、海水面上昇、河川・下水等の氾濫
等々、今まではまだ大丈夫と楽観していた環境破壊が、実
生活の現場で、どんどん身近な危険として迫っている気が
します。アイスランドの氷だの、全て溶けて海水になって
いくのでしょう。全地球的な気象クライシスに既に突入し
ているのです。

(はっきり言って、自然界の人的制御なんて、もう手遅れ
 だと思います。個人の意見です。)

化石燃料等の地球環境問題は、1950年代に一部の科学者等
が警鐘を鳴らし始め、しかし戦後の経済復興の方が優先課
題でもあり、経済文明に席巻されて時代は推移しました。
大気汚染や水銀汚染等の公害問題でさえ、犠牲者が決死の
声を上げるまで対応しなかったものです。公害問題は工業
地帯等における地域汚染でありましたが、実は産業革命以
降、地球規模での環境破壊の問題が潜在していた訳です。

今若い世代が環境問題に立ち上がり切実な声を上げ始めて
います。今や国家のエゴやら、企業利益を度外視してでも、
環境破壊への対応を優先すべき瀬戸際に差し掛かっている
ように思います。勿論、自分の事であり他人事ではありま
せんが、残念ながら、もう遅いのかもしれません。

日本も東京も、海岸線を後退させざるを得なくなると思い
ます。東京はやがて湾岸部や下町が海面下になり、都民の
大規模な国内移住計画を考えねばならなくなるかもしれま
せん。

それで解決するなら、まだしもです。異常気象の強度は増
すでしょうし、我々は今後勃発するクライシスの具体的な
全貌を科学的に予測することも未だ出来ていません。
食糧危機もそのひとつだし、水資源の不足もそうですが、
これで全てではないでしょう。

来年あたり、すぐにどうこうは無いでしょうが、5年後や
10年後の東京は、世界は、どうなっているのでしょうか。
恐怖すら覚えます。レヴィ・ストロースの有名な言葉、
世界は人類無しで始まり、人類無しで終わっていくだけ、
ただ、そういうことなのでしょうが。


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