脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

小保方会見 ---- 極私的な印象記。

2014年04月12日 11時02分20秒 | 社会時評
昼のNHKで理研・小保方さんの記者会見を見た。濃紺のワンピースにネック
レスが首元に覗く。彼女のスタイリッシュな雰囲気、若干気取った表情やしぐ
さには、自分可愛がりな自己愛性性格者を感じていたが、この日は幾分やつれ
た面持ちで、不安にやや怯えた表情、弱々しく声を絞り出す喋り方、時折呼吸
が乱れるような様子(過緊張・不安発作?)など、見てると痛々しい気がした。

また、会場へ向ける彼女の眼差しが、何処か虚ろで放心し掛けそうな、はかな
い危うさを孕んでもいて、このヒト、現実感覚の方は大丈夫か、何か別の夢で
も見ているんじゃないか、とも思った。が、その刹那、TVに映る若いこの女
性のほっそりした顔付きに、かつて出会った誰かがうっすら重なった。何の既
視感なのか、そのとき判らなかったが、翌日になってふと思い至った。

小保方さんの顔や表情に重なったのは、かつて精神科クリニックで出会った20
代の、幻聴・幻覚を患う女性患者の面影だった。小保方さんを統合失調症だと
言いたい訳ではない。ではないが、彼女はひょっとして、何らかの精神疾患を
発症していることはないのだろうか? と気に懸かった。

私が言いたいのは、この度一連のSTAP騒動のせいで、彼女が精神を病んで
しまったということではない。もしかしたら彼女は、ここ数年だかの間に何ら
かの程度で精神に障害を、既に発症しているのではないかという憶測である。

精神に異状がありながら、自分の意志や使命感、仕事の充実感、研究職という
個的閉鎖環境のせいで、誰も本人ですら発症に気づかないまま、仕事と生活の
ルーティンが自動経過していたような状況だったとしたら、とそんな想像を、
これはあくまで、私個人の憶測と勘でしかないが、抱いてしまったのだが‥。


どうして国際的にも重大な学術研究を発表するのに、その証拠画像を取り違え
たりするものか、また、捏造を疑われかねない加工処理までしたのだろうか?
STAP現象が真実ならば、特許出願手続きの件は措くとして、研究成果を小
細工なしにありのまま提出公表すればよかろう。それを故意の不正ではなく単
なるミスだとは、博士号を持つ本職の研究員ではなく、ただのOLかアルバイ
トの言い訳にも等しい。

真実だから「不正」はミスに過ぎないのではなく、「不正」があれば真実であ
っても真実が認定されないことになってしまう。相撲はひとりで取るものでは
ないのである。一体彼女は、ある局面になると正常な判断能力が不能化する心
的傾向があるのだろうか。また、研究ユニットのリーダーである責任当事者で
あるのに、研究記録・研究ノートさえまともに残せないのも、何かが根本的に
奇妙で、大いに疑問・違和感がある。 

記者会見では、STAP細胞の作製は「200回以上」成功していると言って
いたが、逆に疑惑が膨らむ思いだった。その際の証拠画像等データや記録、立
会研究者やらはどうなっているのか。再現実験の成功記録は、今どのように管
理されてあるのか、或いは記録なしか等々。会見を見て納得するよりは、私は
STAP論文よりも、彼女のパーソナリティや精神状態について懐疑が増した。

小保方さんは、STAP論文の撤回について、論文の撤回はSTAP現象その
ものを間違いと認める行為であり、「結論が正しい以上、正しい行為ではない」
ともいう。が、この直線的な思い込みと強烈なこだわりに、科学者というより
独我論者の物言い、自分の都合と思い込みの現実しか見ないし、見ようとしな
い人物の印象を深めた。それは一部彼女の資質でもあろうが、何か病的な背景
(精神病の前駆症状としての強迫性等)も、懸念され得る。

小保方さんの観察したとされるSTAP現象は、細胞への外部刺激以外に、何
らかの環境変数や介在要因が絡んで発生した可能性はないのだろうか? 他の
万能ES細胞混入の見逃しなど、彼女の実験手法そのものにも未熟な不備・不
手際が介在した疑いにも想像は及ばざるを得ない。

当人はそれに気づかず、事実誤認があるのに再現実証に成功したという独り合
点な思い込み思い入れで、成果を内部報告したら、事態が独りでに大きく転が
り出してしまったなんてことは、なかったのだろうか?

理研は、今後一年を掛けてSTAP細胞の検証をすると言っているが、一年も
どうして必要か? STAP幹細胞やキメラ・マウスも生存しているのなら、
DNAを調べれば、それでSTAPの真偽の傍証が簡単に得られるのでは??

理研当局もマスコミその他関係筋等には、STAP実在の可否は別にして、小
保方さんの今後の心身の健康状態には、十分に注意を払って欲しいと思う。
杞憂ならそれで勿論良いが、私には彼女が、精神鑑定も必要な位のかなり危う
い人物に見えるから。

当該問題の本件は、研究者倫理であり、データ科学とはどうあるべきか等々だ
ろうが、STAP騒動、或いは小保方騒動に幕を引く最後の科学が、精神医学
でないことを祈りたいと思う。






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4 コメント

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Unknown (冬樹)
2014-04-16 04:35:37
私も同感です。

精神的な病か、2チャンネルで話題になっている高校時代からの妄想癖 虚言癖「不思議ちゃん」(東スポ)の真偽はわからないけれど、なにかおかしい。

わたしは、「200回以上成功している」という言葉におかしいと感じた。30歳の彼女が、200回以上成功しているということは、再現は、日常的で 確実 簡易である。 すぐにでも、201回目の細胞を再現すればいいのに。また、写真も無理に改ざんしなくても、撮影の機会が200回あったのではないのだろうか?


 


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小保方さん精神病仮説。 (Rondo)
2014-04-16 20:17:39
冬樹さま。

久方ぶりですね。コメントをどうも。
STAP細胞の発見や論文にまつわる、小保方さんの疑惑というより不可解について、彼女の何らかの精神性に原因があるのでは? というのが、私の意見です。

特異パーソナリティなのか精神科系の病なのかですが、「不思議ちゃん」等の異名が付いていたそうですが、彼女は生来、何らかの精神病・神経症に親和的な気質・性格をもつ女性という印象を、私も持ちます。

一部週刊誌やネットで、自己愛性人格障害とか演技性人格障害、虚言症という言葉を見かけますが、うわべを当てはめただけのレッテル貼りに過ぎません。私も彼女に自己愛性性格は感じますが、人格障害レベルとは思いません。

勿論私は、精神科医ではありませんが、精神病当事者として、敢えて予断で記せば、彼女に軽度~中等度のパラノイア或いは、妄想性障害の可能性を感じています。パラノイアとは体系的・系統立ったな妄想を、自分の現実=世界として持ちながらも、日常生活はほぼ正常枠内で暮らしているようなケースのヒトです。

何度も強調しておきますが、これはあくまで素人の私個人の憶測か想像です。小保方さんを貶める意図は全くありませんし、私もオボちゃんは嫌いではありません。

今後どのようにSTAP問題が片付いていくのかわかりませんが、もし小保方さんに精神の問題があるのなら、いつの頃から本格的に発症したのか等、時間をかけた専門医による診察が必要ですし、その診断に待つべきでしょう。
(Rondo)
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頑固で異常な思い込みの強さと精神疾患 (香菜子)
2016-07-28 04:03:17
香菜子と言います。精神疾患・統合失調症の家族を持っています。小保方さんを見ていると、訂正不能で頑固で異常な思い込みの強さを感じます、これは精神疾患を持つ人特有の症状に似ているところを感じます。研究職や研究者のような特殊な閉鎖社会で日常を過ごしていると、価値観や一般常識がずれてきて、非常識で傲慢高飛車、被害妄想や誇大妄想になりやすいと思います。自分の能力に対する過信、特別な仕事や研究をしているという思い上がりと思い込み、そしてそれを冷静に訂正する人が周りにいない、そういう状況が人格障害・パーソナリティ障害ではなくても非常識な人格を形成しやすいのではと思います。香菜子
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初めまして。 (Rondo)
2016-07-29 09:22:58
香菜子さま。
コメントをありがとうございました。
精神病とか人格障害ではなくとも、「非常識」性格は、従事している職業・職務や職場環境・対人関係等からも生まれる、というご指摘のようで、その通りだと思います。
学者・研究者・医師・弁護士等、特に世間で「センセイ」と呼ばれる方々に、性格に問題のある方々、香菜子さんがいうところの「頑固で異常な思い込みの強さ」を性格に有するヒトが多いと、私は感じています。
ご指摘のように「それを冷静に訂正する人が周りにいない」という状況が、さらに「異常」をその場では正常かのように固定してしまうことに、拍車をかけるのでしょう。

 小保方さんについてはどうなのか? この記事は私の(ある時点での)個人的な印象記、「外野」の憶測に過ぎません。勿論、彼女と知り合いでもなければ、本人について私が知る処も少なく、これ以上、コメントできる立場も専門性もありませんので、このへんで‥。
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