脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

Be Water 。

2020年07月05日 13時19分52秒 | 社会時評
コロナ(禍)下での初梅雨である。東京では連日感染者が急増し、
第2波も心配されている。この増加傾向は、どうも全国的なようで
ある。それに加えて、九州で河川氾濫、この集中豪雨は、例によって
線状降水帯が引き起こしたようだ。

今日は都知事選だが、今朝の新聞のトップは九州豪雨である。
ほぼ結果の知れた都知事選に、興味ある国民は少なかろう。
万一現職以外が当選したら、東京でコロナ感染10万人/日
レベルの驚きである。おそらく、今回は投票率も低いだろう。

(都知事選よりも、「ホットドック早食い 日本人V7」の方が
関心高かったりして。)

東京下町に住む私にとっては、これからの夏前後の季節、豪雨と
台風による水害被災は、コロナ感染と同じ位、憂鬱であり脅威で
ある。住み慣れた生まれ故郷なので、引っ越したくないとも思うが、
荒川が決壊すると、私の近所では、最悪水位5mの泥水に囲まれ、
2週間は水が引かないという。今年はどうなることやら。

目下、一番気掛かりなのは、私事を除けば、香港情勢である。

大勢の香港民衆がほとんど命懸けで、当局と向き合った姿が熱か
った。が、戦前日本の治安維持法のような、「国家安全維持法」が施
行されることになった。「一国二制度」の独自な存在感が失われて
しまった。もはや香港は、単なる中国の一つの離島に過ぎないのか。
香港(の自由)も、息が出来ずに死んでゆくのか?

    *    *    *    *    *

香港問題で中国当局批判をすると、外国人も処罰の対象とする規定
まで同法には盛り込まれているという。中国にも香港にも行く気はない
が、私のブログも既に少しは地雷を踏んでいるかしれない。

中国共産党を批判する気はあまりしない。そういう国家なのである。
中国という国家は人口が余りに多すぎて、強権ハードライナーでない
と統治不能なのだろう。

数千年の歴史の国、中国。古代日本人も多くをそこから学んだ、徳性の
老師国であった。老子や孔子、司馬遷、魯迅等々の国である。圧制では
なく、未熟な者たちと思い遣り、些事に動じることのない大国の矜持と
仁政を以て、政りごとに望んで頂きたい。

香港の勇気ある民衆や若者たちへ。急進な「時代革命」は、心の底の
スローガンに秘め、今はとにかく、前途ある命を大切にして欲しい。
何にせよ挑んでいる相手は、超大国の体制変化である。黄河を流れる
水のように、悠久な時の流れにゆだねるしかない。

それでも、Be water ! 悠久に流れる自由な水に託して、
香港に復た光を! それを願って止まない。 











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