猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

キキの年の瀬の暮らしをご覧あれ、私は庭の片づけせっせせっせでした…

2016-12-26 05:38:46 | あんじゃあない毎日

年の瀬もだいぶ押し詰まってきてるのに、のんびりした写真ですみません。でも、これはしっかり働いた後の夜のことなんです。
就寝前のキキが<コチョコチョして…>っておねだりなんです。しばらく頭から背、首筋なんかを柔らかくマッサージしてあげたのです。

昨日は風もなく穏やかでしたんで、庭の片づけしてました。そんな一日、キキがどんな暮らししてるのかお見せしたいと思います。

 早朝、私がブログの記事を入力しはじめると、隣のお気に入りの椅子の上で私の作業を見ています。いつもの朝と同じです。もう、10年以上こうして私のブログに付き合ってくれてるんです。

  7時過ぎ、朝食の支度を始めると、階段の途中に陣取って声をかけてきます。<あたしの朝ごはんを先にしてね…>、なんです。もちろん先にしてあげます。その前にトイレの掃除もして。
朝食後は猫窓から差し込む陽の光の中で日向ぼっこなんです。いつもと同じです。

 私は9時半から庭の片づけです。午前2時間半、午後2時間半の予定で作業開始です。マンリョウの鉢植えに赤い実がいっぱいです。

  午前中は東側の狭い庭です。萩やホトトギスなんかが暮らしています。萩の枝やススキの枯れたのを刈り取って、ぼうぼうに伸びて茂ったトクサを整理してしまうと、冬は何もないみたいな殺風景な庭になります。でも、ユキノシタだけは緑の葉を、それも小さな新しい葉をたくさんつけています。今手入れをしておくと5月のふれあい会食の時の山菜天ぷらの食材の一つになってくれます。
左は萩の枝です。若い頃南牧村に何日か滞在してたことがあるんです。その時、地元のお年寄りからこんな話を聞きました。「前はさ、秋のおしまいに山に萩の枝を刈りに行ったんだいね。コンニャク芋を干すのに使ったんさ。萩の枝に切った薄切りした芋を刺して軒に吊るして…」
右はトクサです。昔はこれを茹でて乾燥させたのを紙やすりみたいに研磨剤として使ったんですね。今でも漆器の木地加工の仕上げには使われているそうです。そうそう、クラリネット奏者がリードをこれで磨いてるんで驚いたこともあります。

 

  東の庭を片づけて、駐車場の掃除もして昼休み休憩、キキはどうしてるかなって見に行くとベットカバーの下に潜り込んで寝ていました。
昼食はカレーつけ麺、青菜は春菊です。食べてたら、実家のご用に出かけていたユキ子さんが戻ってきて一悶着、つまらないことでもめちゃいました。年の瀬なんですね。

 午後は南の庭やなんかの落ち葉掻きです。落葉樹が多いのと、何故か旧二中からやどこからか飛んでくる落ち葉の吹き溜まりにもなるので、年末にはしっかり落ち葉を取り除かなくちゃなりません。雨どいの中の落ち葉もきれいにします。
作業に入る前にキキに声をかけに行くと、目を覚ましてベットカバーの上に出ていました。何か言いたそう…

 

 せっせせっせと片づけて、こんなにたくさんの落ち葉とごみを集めちゃいました。
ついでなんで、窓ガラスや網戸を外から水をかけて洗って、年末らしい作業なんです。

  きれいになった庭です。落ち葉やゴミを取り除いた後、水で飛び石や水鉢もきれいに洗います。この水鉢は鳥たちの水浴び場なんです。

 3時半過ぎに作業を終えて片づけをして戻ると、キキは丸くなって寝てました。
私はシャワーを浴びて、ついでに作業着を洗濯して…

  作業着を干してたら、キキがベットの上に立ってるんです。どうしたのかなってそばに行くと、<ウガイしなかったでしょう、ちゃんとしなくちゃいけないんだから…>だって。よく見てるんです、ヒトのことを。
ウガイをして来たらそばに寄ってきました。それで、しばらくスキンシップなんです。5分もやってると、キキの方から勝手にやめてって合図をしてくるんです。やめないと引っ掻かれたり、噛まれたりします。

 

  夕食の買い物にJAファーマーズへ。日曜日だというのに広東橋のとこの工事は休んでいません。きゅゆじつ返上なんです。
家に戻るとキキが大あくびをしていました。キキのあくびは行動開始の合図みたいです。動き出す前に身体中に新鮮な酸素を取り込んでるようです。

 私が夕食の準備を始めると台所や居間を巡視して回ります。何か異常がなかったかどうか見て回ってるみたいです。途中、食堂のYチェアーの脚の横棒で背中をこすったりして…

  夕方6時、階段の途中に陣取って夕食の要求です。夕食もキキの方を先にしないといけないのです。レトルトの食餌をパウチごと湯煎して温めます。40℃ぐらいがいいみたいです。温めたウエットフーズに尿毒症の予防薬コバルジンを混ぜてあげます。

  夕食を持ってキキの食事場所の2階に持ってあがって行くと、先回りして待っています。でも、私がいると食事を始めないんです。見られてるのがいやみたいです。
階下に降りてくると、キキがすぐに階段の途中まで下りてきて声をかけてきます。<ドライフーズが出てないよ!>、怒ってます。忘れたんです、ドライフーズ出すのを。ドライの方も出してあげたら、もう降りてきませんでした。

 

  人間の夕食はシソ巻きの鶏のささみフライ、みそ仕立てのとろろ汁、それとハンペンの卵とじでした。庭の片づけで疲れたんで簡単にさせてもらいました。

  夕食すませてキキを見に行くと何かしきりに言ってるんです。でもよく分からないんで降りてきちゃったら、階段の途中まで下りてきて鳴いてるんです。どうやら遊んでほしいみたいです。

   ベットの上でしばらく遊んであげました。頭や背をなでてあげるだけの遊びなんですけど。喉を鳴らしてご御満足なんです、キキは。
夜さ、これやってるとこっちが寝ちゃうことがあるんです。昨夜は「寝ないでよ!」って、ユキ子さんが見に来てくれたんで大丈夫、この後お風呂に入って寝巻に着替えて床に就きました。

私は庭の片づけ、手伝いもしないキキの一日です。

 

 

 時々登場いたします若柳糸駒ことユキ子です。直派若柳流の師範をしておりまして、前橋の『美登利会』に参加しております。
73回目を迎えました今春の美登利会の舞台の様子はコチラです
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

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2 コメント

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トクサ (ようこ)
2016-12-28 08:05:51
昔、祖母が住んでいた頃庭に木賊が植えてありました。近所の家も木賊が必ずありました。庭にあるものは御近所で分けあう文化が有ったので当然庭に植えるものだからだと思っていました。後年母から木賊は杼の先を磨く為に植えてあったのだと聞きビックリしました。下駄を作る時に使うというのは近所の下駄屋さんで知ってましたが、使う目的が有って植えていたとは! 祖母世代が布を織れた! という事も驚きでした。言われて見ればクチナシ等染料になる木も植えてあり生活の中で普通に絹織りが有ったのだなぁと木賊を見る度に思います。
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庭の植物 (ヒゲクマ)
2016-12-28 11:57:43
ようこさん
私が子どものころの我が家の庭は鶏が走り回ったりザクロの木に止まってたり。『食べる』ことをテーマにした庭でしたね。ミョウガとか、フキとか、ウルイとか、草だって食べられるものが多かったでっすよ。
暮らしの中で、一つ一つが意味と役割を持ってたような気がします。懐かしいです。
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