”人生の秋”を豊かな心で穏やかに、日々を過ごしたい!

神様から与えられた限られた寿命を大切に、老いてこそ華やいで。

冬の花、我が家の庭の「山茶花」と「椿」が暖冬で満開。

2020年01月16日 10時16分24秒 | Weblog

今朝の朝日新聞・天声人語を読んで、で改めて庭の「サザンカ」と「椿」を観察。

よく似た花だなぁ~と・・・・

                 天声人語   2020116

 

 冬枯れの庭を濃い紅色の花で飾るツバキ。晩秋から咲くサザンカと混同されることもままある。花が首からポトリと落ちればツバキ、花びらが散るのがサザンカ。そんな見分け方をむかし祖母に教わった「ツバキとサザンカはもともと近縁。交雑や改良によって双方の特徴をあわせ持つものもあって園芸家でも迷います」と話すのは国立歴史民俗博物館千葉県佐倉市)の青木隆浩准教授(50)。企画展「冬の華サザンカ」を26日まで開催中だツバキを見ると、何とはなしに和装の女性を連想する。「散り際が侍の首切りを思わせる」と嫌った人もいたようだ。それでも江戸時代を通じ、ツバキやサザンカは園芸植物としてツツジやボタンと並ぶ爆発的な人気を博したという華やかで人目を引くその花は、時に奢侈(しゃし)の象徴とも目される。飢饉(ききん)や一揆が頻発して幕府が引き締めると、表から姿を消した。太平洋戦争中も伐採命令が出た。戦後には米国や豪州などで流行し、日本でも人気が復活する。太平の世に愛され、世情が厳しい時には忘れられる。時代を映す鏡のような花であるツバキから妖女を連想したのは漱石である。『草枕』で主人公の洋画家が「人を釣り寄せて、しらぬ間に、嫣然(えんぜん)たる毒を血管に吹く。欺かれたと悟つた頃は既(すで)に遅い(略)あの花の色は唯(ただ)の赤ではない」と論じたこちら想像力乏しく、妖女を思い浮かべたことはないが、寒さに耐えて凜(りん)と咲くその姿には目を奪われる。いてつく朝に映える花である。

 

 

 

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