いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

仕事に品性がにじみ出る

2010-12-11 | ニュース
まさに事件は闇の中である。たかが、歌舞伎役者の醜聞である。放送局では連日トップニュース扱いである。多分、野球界や相撲界であれば「永久追放」である。

ふと、「産経抄」が目にとまったので紹介する。「酒」が悪いような結びとなっているが、当人の「品性」の問題だ。

【産経抄】12月9日


「芸人」という言葉がある。若いころ芸人さんと呼ばれた森繁久弥は、単に「芸をする人」の意味にとらえていた。ところがだんだん、それでは足りないような気がしてくる。「芸と人」ということではないのか、と。
 ▼「四方八方己れがまる見えの舞台で動くのだから、敏感な観客は、ある人物として動く芸を見てはいるものの、実はその人の中身まで見透しているようだ」。随筆集『ふと目の前に』に書いている。
 ▼といっても、艶福家として知られた森繁が、役者に品行方正というだけの生き方を勧めるとは思えない。小津安二郎に「品行は悪くても(いいが)品性が良くなければだめだ」の名言がある。人の中身とは、「品性」と言い換えてもいいかもしれない。
 ▼先月東京・西麻布のバーで男に殴られ、頬骨陥没などの重傷を負った歌舞伎の人気俳優、市川海老蔵さんが一昨日の夜、突然記者会見を開いた。体調不良を理由に会見をキャンセルしながら飲み歩き、暴行事件に巻き込まれた揚げ句に、主演公演の降板に至った。その体たらくを、何度も頭を下げてわびていた。
 ▼一方、一部で報道された自身の暴力については否定する。あくまで被害者だという海老蔵さんに対して松竹は、無期限謹慎という厳罰を言い渡した。品行について少々のことは目をつぶる。ただこの機会に、50年に一人といわれる逸材の芸にふさわしい品性を身につけてほしい。そんな思いからではないか。
 ▼芸人が芸と人なら、他のあらゆる職業だって、人との組み合わせであり、仕事に品性がにじみ出る。こんな小さなコラムも、例外ではない。と、すれば小欄も海老蔵さんに倣って、酒を少し控えた方がいいかもしれない。

産経新聞


『火のないところに煙は立たぬ』の諺どおり、原因は全て自分に起因する。某テレビ局で瀬戸内寂聴氏が今回の事件に関して、「いい教訓として芸の肥やしにしてください」とコメントしたが、そんな甘い話ではないのである。

芸能界、政界、放送界、現実の社会からかなり乖離した常識しか持ち合わせていないと思うのであるが、小生だけであろうか?



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