いとうな日々

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森繁久彌さん大往生

2009-11-11 | ニュース
昨晩、テレビのニュース速報が二つの大きなニュースを伝えた。指名手配され、整形写真が公開された千葉県市川市で07年に起きたリンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)殺害・死体遺棄事件の市橋容疑者逮捕と「稀代の名優」森繁久彌さんの死去の報である。

「こおれる月かげ 空にさえて
 ま冬の荒波 寄する小島(おじま
思えよ灯台 守る人の
とうときやさしき 愛の心」

最近購入したCDのうちの一曲「灯台守」である。そのとき何故か森繁久彌だったのである。探していたのは「銀座の雀」、あいにくその曲が入っているCDを見つけ出せなかった。となれば、哀愁漂う歌唱にぴったりの曲が入ったCDをと。

収録曲は①故郷 ②夏は来ぬ ③仰げば尊し ④灯台守 ⑤冬の夜 ⑥真白き富士の嶺 ⑦早春賦 の7曲である。ナレーションもあり、小中学生時代が思い起こされる。戦後、日本を代表する俳優であったことは周知の事実であろう。しかし、独特な歌唱法の歌い手としての森繁久彌を最も気に入っていたのに・・・。
たとえどんな人間だって 心の故郷があるのさ
俺にはそれが この街なのさ
春になったら 細い柳の葉が出る
夏には雀がその枝で啼く

雀だって唄うのさ
悲しい都会の塵の中で
調子っぱずれの唄だけど
雀の唄は おいらの唄さ

銀座の夜 銀座の朝
真夜中だって知っている
隅から隅まで知っている

おいらは銀座の雀なのさ
夏になったら啼きながら
忘れものでもしたように
銀座八丁とびまわる
それでおいらは うれしいのさ

すてばちになるには 余りにもあかるすぎる
この街の夜も この街の朝にも
赤いネオンの灯さえ
明日の望みに またたくのさ

昨日別れて 今日は今日なのさ
惚れて好かれて さようなら
後にゃなんにも残らない

春から夏 夏から秋
木枯しだって知っている
みぞれの辛さも 知っている

おいらは銀座の雀なのさ
赤いネオンによいながら
明日の望みは風まかせ
今日の生命に生きるのさ
それでおいらは うれしいのさ
あの世でもそのタレント性を大いに発揮してください。ご冥福をお祈りいたします 合掌。 


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