ジャーナリストでニュースキャスターも務めた筑紫哲也(ちくし・てつや)氏が7日午後1時50分、肺がんのため東京都内の病院で死去した。73歳だった。大分県日田市出身。葬儀は近親者のみで行い、後日、お別れの会を開く。喪主は妻房子(ふさこ)さん。
1959年に早稲田大政治経済学部を卒業、朝日新聞社に入社し、政治部記者や米軍統治下の沖縄特派員、ワシントン特派員などを歴任。週刊誌「朝日ジャーナル」編集長を務め、「新人類」「元気印」などの流行語を生んだ。
編集委員に就任後の89年に退社し、同年10月からTBSの報道番組「筑紫哲也NEWS23」キャスターに。日々のニュースを鋭い視点で掘り下げるとともに、イラク戦争直前には同国入りするなど現場取材を続け、民放キャスターの代表的存在となった。
昨年5月、同番組で初期肺がんを告白。その後数回番組に出演したが、今年3月にメーンキャスターを降板した。8月11日に放映された哲学者梅原猛さんとの対談が最後のテレビ出演となった。
79年にテレビ大賞優秀個人賞を、93年には日本の放送文化に貢献した個人や団体に贈られるギャラクシー賞のテレビ部門個人賞を受賞。今年度の日本記者クラブ賞も受賞した。
著書に「総理大臣の犯罪」「このくにのゆくえ」、訳書にデービッド・ハルバースタム著「メディアの権力」などがある。
筑紫哲也の本
1959年に早稲田大政治経済学部を卒業、朝日新聞社に入社し、政治部記者や米軍統治下の沖縄特派員、ワシントン特派員などを歴任。週刊誌「朝日ジャーナル」編集長を務め、「新人類」「元気印」などの流行語を生んだ。
編集委員に就任後の89年に退社し、同年10月からTBSの報道番組「筑紫哲也NEWS23」キャスターに。日々のニュースを鋭い視点で掘り下げるとともに、イラク戦争直前には同国入りするなど現場取材を続け、民放キャスターの代表的存在となった。
昨年5月、同番組で初期肺がんを告白。その後数回番組に出演したが、今年3月にメーンキャスターを降板した。8月11日に放映された哲学者梅原猛さんとの対談が最後のテレビ出演となった。
79年にテレビ大賞優秀個人賞を、93年には日本の放送文化に貢献した個人や団体に贈られるギャラクシー賞のテレビ部門個人賞を受賞。今年度の日本記者クラブ賞も受賞した。
著書に「総理大臣の犯罪」「このくにのゆくえ」、訳書にデービッド・ハルバースタム著「メディアの権力」などがある。
筑紫哲也の本