今日は立秋ですが、残暑の厳しい日が続いています。横浜のみなとみらい地区で開催されている本展は、空や雲の動き、潮風の心地よさが開放的な雰囲気に浸れるこの地ならではの国際展の晴れやかさがあります。
国や文化、世代を超えて集うアーティストたちが、今それぞれが生きる社会の諸相をみつめていきます。3月11日に起きた東日本大震災は、日本人だけでなく世界各地で、高度文明社会に生きる問題の大きさを浮き彫りにしました。
参加アーティストの中には、作品を制作中であった、オノ・ヨーコ(敬称略以下同)、安部泰輔、ジュン・グエン=ハツシバ、島袋道造らは、被災地に思いを込めた強いメッセージも作品に展開していきました。
記者発表会で、登壇した田中巧起さんは「今回自分と同じようにまだ国際的に名前を知られていない日本人アーティストが多く含まれていることは意義深いし、これまでのトリエンナーレにはなかったことです」と話されていたのは印象的でした。
・掲載した写真は、横浜美術館でドローイング・インスタレーションを制作する佐藤允さん(1986年~)です。本展の最年少参加作家です。シャープペンシルや色鉛筆などを使いながら、人体の一部をひたすら詳細に描き重ね、つなぎ合わせながらドローイングを制作します。本展では師である田名網敬一へのオマージュとして、新作平面と、人物像などそこからはみだして増殖するスピード感のあるタッチに会場内に力強いエネルギーを放っていました。
◆ヨコハマトリエンナーレ2011/開催中~11月6日/横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫他
国や文化、世代を超えて集うアーティストたちが、今それぞれが生きる社会の諸相をみつめていきます。3月11日に起きた東日本大震災は、日本人だけでなく世界各地で、高度文明社会に生きる問題の大きさを浮き彫りにしました。
参加アーティストの中には、作品を制作中であった、オノ・ヨーコ(敬称略以下同)、安部泰輔、ジュン・グエン=ハツシバ、島袋道造らは、被災地に思いを込めた強いメッセージも作品に展開していきました。
記者発表会で、登壇した田中巧起さんは「今回自分と同じようにまだ国際的に名前を知られていない日本人アーティストが多く含まれていることは意義深いし、これまでのトリエンナーレにはなかったことです」と話されていたのは印象的でした。
・掲載した写真は、横浜美術館でドローイング・インスタレーションを制作する佐藤允さん(1986年~)です。本展の最年少参加作家です。シャープペンシルや色鉛筆などを使いながら、人体の一部をひたすら詳細に描き重ね、つなぎ合わせながらドローイングを制作します。本展では師である田名網敬一へのオマージュとして、新作平面と、人物像などそこからはみだして増殖するスピード感のあるタッチに会場内に力強いエネルギーを放っていました。
◆ヨコハマトリエンナーレ2011/開催中~11月6日/横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫他