坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

あじび レジデンスの成果展

2011年08月18日 | 展覧会
福岡アジア美術館の企画の一つの柱であるアジアの美術作家招へい事業における〈アーティスト・イン・レジデンス〉(作家が一定の期間滞在して、その地で制作するプログラム)の第11回成果展が開催されます。
今回、招へいされた作家は、ネパール人のアーティスト、ジュピター・プラダンさん(1977年~)で、平面、立体、映像など多様なメディアで表現をしています。
6月から福岡に滞在し、ネパールと福岡の文化をテーマにネパールの仮面や民族的なミティラー画を描くワークショップを通じて市民と交流。美術交流を通してあらためて固有の文化を再確認し、歴史を感じ取るいい機会となりました。
・両国の文化が融合したような特色のある仮面を手にもつプラダンさんです。
およそ2カ月の滞在期間に制作した作品群は、新たな可能性と展開をもたらしたようです。

◆第11回アーティスト・イン・レジデンスの成果展/8月25日~9月13日/福岡アジア美術館