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『巷説百物語』

2008年03月08日 23時21分14秒 | 
巷説百物語 (角川文庫)
京極 夏彦
角川書店

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 職場のWさんに借りて、6日に読み終わった本。
『巷説百物語』(角川文庫)、著者:京極夏彦公式HP

 この話は先月読んだ『嗤う伊右衛門』に出てくる小股潜りの又市が主役で、7つの短編で構成されています。
この話の登場人物達(又市の仲間達)は皆小悪党で、金の為に事件を解決したりします。要は必殺シリーズみたいなものかな。
しかし、その解決方法というのが特殊で妖怪の仕業のように見せかける。
というところがミソなのです。

 ストーリーの中盤まではホントに妖怪の仕業としか思えないような話が進みます。
しかし、依頼が完了し最後にタネ明し。
なるほど!ってな感じです。
京極堂シリーズは1つの話が長すぎて読み難いと思われる方も、
この本なら短編なので、読み易いのではないでしょうか。
面白いっすよ♪