プラナリア 文藝春秋 このアイテムの詳細を見る |
友人Kさんに借り、11月16日に読み終わりました。
『プラナリア』(文藝春秋)、著者:山本文緒(オフィシャルHP)
短編集となっており、
『プラナリア』『ネイキッド』『どこかではないここ』『囚われ人のジレンマ』『あいあるあした』
が、収録されている。
『プラナリア』 乳癌手術を受けた無気力な20代女性の話
『ネイキッド』 離婚した無職の女性の話
『どこかではないここ』 家族がありながら孤独な主婦の話
『囚われ人のジレンマ』 プロポーズをきっかけにジレンマに囚われる女性の話
『あいあるあした』 ある男が離婚後始めた居酒屋にフラッと現れた無職の女性の話
全編にいえるのだが、結末が中途半端で迎える。
読者に結末を想像させる意図なのだろうが、ちょっと物足りないと言うか、消化不良気味になってしまう。
ただ唯一『あいあるあした』は共感出来る部分があり、多少救いにもなった。