My Pleiades

私の好きな映画・小説の話、そして日常の出来事

『プラナリア』

2005年11月17日 09時27分28秒 | 
プラナリア

文藝春秋

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 友人Kさんに借り、11月16日に読み終わりました。

 『プラナリア』(文藝春秋)、著者:山本文緒オフィシャルHP
短編集となっており、
『プラナリア』『ネイキッド』『どこかではないここ』『囚われ人のジレンマ』『あいあるあした』
が、収録されている。

『プラナリア』 乳癌手術を受けた無気力な20代女性の話
『ネイキッド』 離婚した無職の女性の話
『どこかではないここ』 家族がありながら孤独な主婦の話
『囚われ人のジレンマ』 プロポーズをきっかけにジレンマに囚われる女性の話
『あいあるあした』 ある男が離婚後始めた居酒屋にフラッと現れた無職の女性の話


 全編にいえるのだが、結末が中途半端で迎える。
読者に結末を想像させる意図なのだろうが、ちょっと物足りないと言うか、消化不良気味になってしまう。
ただ唯一『あいあるあした』は共感出来る部分があり、多少救いにもなった。