Musiker Geist ~音楽家魂~

Makkyのギター教室&音楽魂、ゆるいライフ

合気道vsアイリッシュ 

2009-11-22 23:21:47 | アイリッシュ/ケルト音楽
アイリッシュ音楽の特徴を列記してみて、合気道と似ているなあ~
と改めて思った。
初級者とベテランでも手を取り合って楽しめる。
若手から90歳代の有名なベテランまで愛好家がいて、アマもプロも
裾野が広いのも共通だ。
あと伝統(江戸時代以前まで遡ると、よく分からんのですが)があり
過ぎるのも特徴かな。

アイリッシュ音楽にはアドリブが無いし、合気道は試合が無い。

刻苦勉励というか、骨身を削ってやらなくても参加できるが、「もうコレ一本。
一生、追究して行く!」という孤高の名人だって目指せる。
名人になると、音楽(武道)の達人だ。

どっちも飲ん兵衛、酒好きが多いのも共通だろう(^~^)。

アイリッシュ・パブで音楽は付き物だが、合気道場では飲まないだろうって?

その通り。

しかし! 合気道マニアのおじさん、お爺さんたちと飲みにいくと大変です。

武道談義が白熱すると、居酒屋で「ちょっと! じゃあちょっと持ってみて?
いいから!」
と関節技を実演し出すんです。
チョ~、激痛です。もう、堪らんですよ!!(@q@)



今日のせっしょん

2009-11-22 21:13:28 | ライブ/セッション/音楽仲間
プログレッシブ・ロックというジャンルは、クラシック、ジャズ、民族音楽など様々な
音楽を雑食的にロックに取り込む。
細菌やウイルスに侵されずに食らってしまう、ロックにおけるマクロファージ白血球のような
貪欲なジャンルといえる。
私がいろいろなセッションをしたがったり、民族音楽に興味があるのもこれが理想なのだ。
より生(ナマ)なものを取込んで、自分の音楽の糧にしたい。

今日は冷え込んで小雨も降り、夕刻出かけるのも億劫だったが、ケルト音楽道場に
出かけた。
ケルト(アイリッシュ)音楽の良さはいくつもあるが、ちょっと考えてみた。

1. 18世紀からの伝統がある。
  ぶっちゃけ、ブルースより古い。吟遊詩人(オカロラン)の曲が200曲ほど残ってて、定番化してる。
  習っていると、「伝統の端っこにいる」喜びに浸れる。
2. 曲が美しい。 歳月と幾多の演奏家に磨き抜かれた良さがある。
3. 個性が出せる。アドリブで技量を競うことは無いが、伴奏や装飾音、旋律を変化させる面白みがある。
4. 何人ででも出来る。 10人でも出来るし、フィドルやホイッスル1本でもケルト音楽は成立する。
5. パブ(酒場)の飲みやお喋り、ダンス等、社交文化と結びついた楽しさ。
6. 限られた調性・音域・モードで演奏される。 
 曲数は多いが、採用しない要素が多い分演奏や参加を容易にしている。
 クラシックやジャズなどに於ける「難曲」にあたる曲が無い。
7. ロックやカントリー等、20世紀ポピュラー音楽に似ていて親しみを感じる。
8. 定番や名曲が揃っており、年齢や世代関係なく、老人と子供でもセッション出来る。 etc..

今日はその筋の有名な演奏家のコンサートがあったとのことで、聴きに行った人が多かった
のだろう。
参加人数は4人と少なめ。

メロディの装飾や変化、微妙なリズムの特徴、曲タイトルの謂われ、コード付け等面白いこと
ばかりだ。
コードは楽譜を見ながら、その場でギター伴奏を付けて、フィドルやバンジョーに合わせる。
瞬発力と集中力が必要だ。
さらにフィドルの指導が入ると、自分もフィドラーのつもりでボーイングや指使いをメモしておく。
大忙しで、2時間が1時間程度に感じてしまう!