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Musiker Geist ~音楽家魂~

Makkyのギター教室&音楽魂、ゆるいライフ

カウンターポイント(対位法)

2013-02-06 10:29:44 | 作曲
カウンターポイントは、2声乃至は4声の旋律を、
同時に綺麗に響くようにメロディーを作る、あるいは
付けるテクニックです。

作曲を学ぶにおいては重要な技術となります。

西洋音楽ではグレゴリオ聖歌に代表される単旋律の
教会音楽が、メロディを複雑に装飾する
「メリスマティック・チャント」。
完全5度などのハーモニーを継続する
「オルガヌム」などのスタイルを経て、
いろいろあってパレストリーナとか
エラい人が出て来て、ゲスアルドとか個性的な
スタイルの人もいたりして、
(中略。というかもう忘れました。ゴメンね。
興味のある方は調べてください。^^)

18世紀にJSバッハの器楽曲で対位法の基礎が確立
したという流れだったと思います。

音楽学校で学ぶ対位法は、厳密に適用すると規則が
厳しすぎてメロディなんか作れなくなっちゃいます。

あれも×!これも×! てなっちゃうんですね。

作曲家の実例を譜面みながら調べても、厳密に規則は
守られてないです。

しかし私はこの授業がけっこう好きで、最初の試験では
92点だったのを今でも憶えています。

トップの学生はなんと100点で、私は2位でした。

100点の子は、U2の「War」のジャケット写真のモデルの
子が眼鏡をかけたような超・頭の良さそうな顔をして
ました。
いま、どうしてるかな?


秘密の作曲ネタ帳

2013-01-24 14:01:56 | 作曲
良い作品の核となるのは、やはり良いアイデアです。

ネタが良いと、シンプルな曲でも何か人を引きつける
魅力があるもの。

良いネタと言っても、メロディだったり面白いリズム
だったり。
新しい奏法だったり歌詞だったり曲タイトルだったり。
いろいろあるでしょう。

リッチー・ブラックモア師匠も、新しいメンバーが
参加すると
「何かアイデアは持って無いか?」
といつも訊いていたそうです。

(使い捨てられたメンバー達には可哀想・・)

優れた曲のアイデアというのはしかし、あるとき
突然降って湧いて、また消えてしまったり気まぐれな
もの。

やはり日頃からこまめに保存してストックするのが大事です。

ピカソやヘミングウェイ等の作家もネタ保存に使用して
いたという、moleskinのノートブックを使っています。

Aurasian Whizardの1stアルバム、「Psyche」の曲目も、かなり
このネタ帳から生まれました。


潜在意識で作曲

2012-12-26 09:23:15 | 作曲
作曲をするやり方にも人それぞれ、そのときどきというものがある。

そのときの勢いが大切とも言えるし、バランスとか整合性重視で
計画的に作って正解なこともあるでしょう。

大事なのは、「核」となる良いアイデアがあることだと思います。

学校で作曲の先生が言っていたことで印象に残っているのは、

「さあ、出だしのテーマは出来た。これからどうやって曲を続けるか。
 これがいつも問題なわけだ(笑い)」

という言葉。

知識も経験も無くて、先が全く作れないということもあるだろうし
逆に知っている人はいろんな展開が見え過ぎて悩むということもあるだろう。

けっきょく考えるわけだ。

(先の台詞を言っていた先生は、噂によるとバッハ風のフーガなら30分程度で作れると
 のこと)

ある同窓の作曲科の生徒が発言して言うことには、

「何か出来て、先が思い浮かばなければ一日くらい放置しておくんです。
 翌日改めて弾いてみると、その先が『聴こえる』ことがある。」と。

これは本当にその通りで、悩みに悩んだ末に、潜在意識が出した答えが
翌日に整理されて出てくる。

こんなふうに「聴こえ」た音はたいがいベストな進行の選択であることが多いですね。

諺でいうと
「下手な考え休むに似たり」「急がば回れ」
てところでしょうか。