
卒後2年目・・右も左も上も下もわからんちんの私が給料の半分を受講料で払って(材料代別)通ったのが1999年・・旧原宿デンタルオフィスの急な階段をあがり、セミナー室へ行くと私より全然上の先生方、そして日高先生や真名先生、茂野先生、土屋先生などなど、今の日本を代表する先生方がいて、最後に山崎先生が「ウース!」といって午前の講義が始まる・・
毎回毎回、なんて場違いなとこに来てしまったんだろうか・・という思いが半分、どうやったらこんなケースができるようになるのかと絶望した思いが半分・・つーことは毎回凹んで帰ったということにww
ただ、この時期、この時代にこの場所の空気を吸えたことはその後の自分の歯科医師人生にとんでもないほどの財産になったことは間違いありません。。
パワーポイントなんかなくてスライドを1枚1枚流してたんすよ・・CTなんて何が何だか分かんない断層画像でインプラント埋入してたんですよww
で、日曜日・・

所属しているSJCD東京の例会へ・・現在全国に支部が12、会員数が2000を超えるマンモススタディグループですがボクが入ったころは東京と大阪だけで熊本にも作ろうという話が出てた頃でしたね・・
で、静岡の白鳥先生の講演を聞き、会員の先生のプレゼン、日高先生、真名先生たちのコメントを聞いて思ったこと・・
SJというとフルマウスで審美でど~ん!!というイメージの方が多いと思いますが(実際よく訊かれますww)実はそうじゃなく・・
診査診断を徹底的に行い、地味な作業を延々とやって、プロビを何回も作り直し、長期経過を追っていく・・プレゼンは派手かもしれませんが、やってる先生方は真摯に仕事に取り組む真面目でひたむきで歯科の仕事が好きな方ばかり・・
日高先生、真名先生、土屋先生の〆の話で思い出したのが・・当時受講初日のグループセッションでトリートメントプランを考えるというのがあって、当時の歯周審美補綴はキーアンドキーウエイでフルマウス連結のメタボンでどうですかお客さん!!みたいなのが流行ってました・・(インプラントはまだ)
当然答えはそれだろうと思いながら山崎先生のプランは・・
「初期治療して矯正してOK!!下顎前歯?3インサイザルでいいじゃん!!」というものでした・・・
「複雑にすればするほどほどエラーが出るんだからできるだけシンプルに、でも精度は限りなく高い水準でそのための診査診断だよバカヤロウ・・」
といつもの山崎節で言われて、「ほえ~・・そうにゃんだ~・・」と思ったのが18年前・・
昨日、3人の先生が言ったのが「もっとシンプルになんない?」
道具や材料はこの20年でとんでもない進歩を遂げ、シュミレーションから最終補綴までデジタルで完結するまでになった現在でもSJCDの基本は変わらないと再確認した次第でした・・
参加確認もスマホでQRコードを出してOKでしたが・・・
・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何から何まで忘れて、受付の吉田(茂)先生がいたおかげで会場入りできたのはここだけの秘密です!!ww
で、終了後・・

永田町まで渋川先生がボクちゃんをニューマシーンで迎えに来てくださり・・

桜はもうちょっとですね~なんて話をしながら東京駅方面へ・・

予約なしで突撃!!なんと入れましたww
・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

名物矢澤巻き!!旨すぎておかわりしたのお母さんには内緒でお願いします。。