北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

ジャコウカミキリ

2011年07月29日 | 夏の散策日記
昨日は晴れで蒸し暑いが風はまあまあ吹いている。

今日は昼に用事があったので午前と午後で2度に分けて散策した。
午前はカメラのバッテリーがなかったので祖父のデジカメを借りた。

10時前、散策に行く前に開花したばかりの庭のノリウツギのを見てみたらチョウが来ていた。


カラスシジミ
2年前に植えた株が今年ようやく開花しそこにチョウが来てくれるのを見ると嬉しくなる。
といっても祖母が植えてくれたのだが…



タカネトンボ
毎回散策に行くたびに同じ場所で数個体のエゾトンボの仲間を見るので、今日2個体捕まえてみたが2個体ともタカネトンボだった。


ちょっと寄り道してしまったがイワガラミとノリウツギの花で30分ほど訪花性昆虫を狙った。
ヒメヒラタタマムシが多い。
スズメバチが僕の前に来たのでしゃがんだ。僕の頭上を30秒程ぐるぐる周られて怖くてたまらなかった。
僕は汗っかきということもあってスズメバチを引付けやすい体質のようだ。


イワガラミでスズキナガハナアブ(これはいつものデジカメで撮影したものです。)
未見のマツムラが気になるところ。



同じ花でオオシマハナアブ
イワガラミにかかれば少なくないが多くもない種だろうと思う。



ノリウツギでオオハナカミキリ(これはいつものデジカメで撮影したものです。)
初見ハナカミキリ。
早々見れる種ではないのでこれはいい成果になりました。

ハナカミキリ系の普通種は来るのにトラカミキリ系は何故か1頭も来なかった。
なぜこのようなことが起こるのかは僕の知識内では見当さえ付かない。



さっきからコムラサキが目立つ。
車が通るのでたまにつぶされてしまう。


移動していると車に乗ったおじさんが話しかけてきた。
お:「クワガタ捕りかい?」
マ:「いいえ、今ノリウツギという花でカミキリムシをとっていました。」
するとハナカミキリかい?ときいてきてくれたので、はいと答えてカミキリムシが捕りたいと答えると、ここら辺で捕れるカミキリムシを2種教えてくれた。
そのうちのひとつはジャコウカミキリ。
なんでもジャコウカミキリは数年前ここら辺で大量発生さえしたという。
これは探すしかないと午後に探すことにした。


そのおじさんが今日捕ったコカブトを見せてくれた。
2頭捕まえていた。
ここら辺で捕ったという。
ある特殊なことをしたら沢山捕れるらしく今回は全然少ない方だという。

採集に立ち会ったわけではないが未見種で、尚且つ前から見たかった種だったので撮影させてもらった。


未見ハナカミキリから最後にいい情報も手に入って充実した午前の部となりました。


4時前、午後の部。

ジャコウカミキリの場所を教えてもらったのでジャコウカミキリ探しをすることにした。


開始2分くらいで1頭発見!!
本当に居るとは感激です。あのおじさんに感謝です!!
場所を教えてもらったものの僕自身がジャコウカミキリを発見したのは初めてで産卵中であった。
探す前にいろいろ周ったので見つけたときの時刻は5時。


産卵を終えて動き出す。
この個体は手にとって撮影する前に落ちてしまい見失いました。

その後数十分探すが見つからず。
ササをこぐので今回マダニが2頭ついた。春だったら大変なことになっていただろう。
近所のジャコウカミキリ探しはササが大敵であるようです。

帰りにはなんともうエンマコオロギが1頭鳴き出していた。
早いなぁ、少し切なくなったがその声をいつまでも聴いていたかった。

空を見上げるとギンヤンマらしき大きなトンボが飛んでいるので捕まえてみると…


見慣れないエゾトンボの仲間でした。
たぶんハネビロエゾトンボだと思います。
エゾトンボの可能性も十分考えられるので同定には自信がないです。
誰かわかる方、本当に合っているのか、それともエゾトンボのほうなのかどうかご教授ください!!





コメント (2)
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