北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

18.7.3 夜の森 クチバスズメなど

2018年09月30日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
7月3日、近所である札幌市厚別区で外灯回りをしました。
少し風があるためか蛾の飛来は悪く、ゴミムシの撮影に励みました。


クチバスズメ Marumba sperchius (Ménétriès, 1857)
少し南方系のスズメガ。
時折見られます。



アトマルナガゴミムシ
似た種のオオクロナガゴミムシも見られました。



不明種。
この仲間は分かりません。



おそらくコガシラナガゴミムシ
クロツヤヒラタゴミムシと共に沢山います。



キタクロオサムシ
ここら辺では一番よく見るオサムシ。



カギモンミズギワゴミムシ


同種
林内の湿地ではこのミズギワゴミムシばかりが目立ちました。



林内の沼にいたよく分からない生き物。
ヒル?



オニノヤガラ
立派なこのオニノヤガラは調べてみるとランの仲間の様です。

・今回確認した初見or目ぼしい生き物(頭数表記のないものは一頭のみの確認)

ここら辺は散々歩いてきましたが今までエゾマルガタナガゴミムシを見ていません。
少し進むと居ますが何故かここでは見たことがないのか不思議です。

クロルリハムシ

2018年09月19日 | ゾウムシ・ハムシの仲間

クロルリハムシ 2018年7月8日 北広島市
地元で二箇所オトギリソウの生える良さそうな場所を知っていて、一箇所目はダメでしたが二箇所目で本種を見つけることができました。
オトギリソウの仲間には他にニッコウルリハムシも付きます。



ここでは数カ所にまとまって生えていますが、クロルリハムシが居たのは一箇所のみで、そこではまとまって見られました。
よくあるパターンですね。



クロルリハムシ
北海道REDでは希少種に指定されています。



オトギリソウの花

大きなフタコブルリハナカミキリ

2018年09月16日 | 庭の出来事

フタコブルリハナカミキリ 2018年8月10日 札幌市厚別区
自宅の庭で捕れた本種がやけに大きく感じたので測定してみました。
測定の範囲はあっているか分かりませんが27ミリはありました。
各種図鑑では25ミリかそれを少し超える程度が上限として設定されていましたが、クワガタの例の様にそれを超える個体も出てくるということでしょうか。



自宅で確認したカミキリムシはこれで26種類目です。

18.6.29 ライトトラップ ヘリグロエダシャクなど

2018年09月12日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
近場の林縁でライトトラップをしました。
ここはヒメシジミやギンイチモンジセセリがよく見られる草原があり、蛾ではヒメキイロヨトウやクロオオモンエダシャクを確認した場所です。(6月29日 北広島市西の里)

☆この場所でのライトトラップや散策など
4月14日 ライトトラップ
8月1日 ライトトラップ もうヨシヨトウが出てきた
8月7日 ライトトラップ&外灯回り フタヤマエダシャクなど(前半のみ)
8月21日 ライトトラップ スジキノコヨトウなど
カバイロシジミを探して…


条件のいい日なので蛾の飛来がよかったです。


オオモクメシャチホコ Cerura erminea (Esper, 1783)
モクメシャチホコか本種かどちらが来るかの傾向はわかりません。



タデキリガ(タデコヤガ) Pseudeustrotia candidula (Denis & Schiffermüller, 1775)
美味しそうなクッキーバニラの様な蛾。



シラクモアツバ Bomolocha zilla (Butler, 1879)
多い蛾。



キグチヨトウ Phlogophora beatrix Butler, 1878とゴマケンモン Moma alpium (Osbeck, 1778)(ピンボケ)
キグチヨトウは2頭飛来しました。



キクビゴマケンモン Moma kolthoffi (Bryk, 1948)



キアシシロナミシャク Xanthorhoe abraxina (Butler, 1879)
ボロボロ個体ばかりだったのでやっとまともな個体を撮れました。



ミヤマクワガタ
クワガタは森があればだいたい何処にでもいるので探してみてください。



ネグロトガリバ Mimopsestis basalis (Wileman, 1911)
内・外横線の間の黒点付近に3つイボのように盛り上がっているのが気になります。



センモンヤガ Agrotis exclamationis (Linnaeus, 1758)
滲んだような紋に色合いが美しいモンヤガ。



クロシモフリアツバ Atuntsea kogii (Sugi, 1977)
初見。
どうしてもキノコヨトウの仲間に見えてしまうカギアツバの仲間。



別個体
2頭飛来しました。



カバイロアシナガコガネ
光に来たのは2度目だったっけ?



キクビヒメヨトウ Prometopus flavicollis (Leech, 1889)



ホシナカグロモクメシャチホコ Furcula bicuspis (Borkhausen, 1790)



カギアツバ Laspeyria flexula (Denis & Schiffermüller, 1775)
カギアツバ亜科のカギアツバ。
なのに国内では北海道にしか分布していない。



ヘリグロエダシャク Bupalus vestalis Staudinger, 1897
最後の最後に飛来したのは前から見たかった昼行性を持つエダシャク。
翅の表面は見せてはくれませんでした。

・今回確認した初見or目ぼしい蛾(頭数表記がないものは一頭のみの確認)
クロシモフリアツバ 2 初見
ヘリグロエダシャク 初見 昼行性で走光性もあり

ヘリグロエダシャクが大きな成果です。