小樽市のカシワ林でミスジキリガの良個体を狙いに糖蜜トラップを行いました。(2020年4月1日)
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同所で前回行った糖蜜トラップ
18:23 糖蜜見回り開始
18:30
18:36
18:37 ミスジキリガ飛来
Jodia sericea (Butler, 1878)(中央右)
同個体
右翅腎状紋から下の部分の鱗粉禿が悔しい
18:39 タマナヤガ
Agrotis ipsilon (Hufnagel, 1766)飛来
18:42 温度計10.9℃ 湿度60.0%
18:43 チャイロキリガ Orthosia odiosa (Butler, 1878)
18:45 タマナヤガ
Agrotis ipsilon (Hufnagel, 1766)2頭目飛来(下部)
同個体
18:52 ミスジキリガ
Jodia sericea (Butler, 1878)2頭目飛来
ライトを当てたからか落ちていた。
自身6頭目にしてようやく状態の悪くないミスジキリガに出会えました。
19:01 気温9.9℃ 湿度66.0%
19:05 モンハイイロキリガ
Lithophane plumbealis (Matsumura, 1926)
19:23 気温9.4℃ 湿度71.0%
19:25 ミスジキリガ
Jodia sericea (Butler, 1878)3頭目飛来
こちらも2頭目同様良個体
20:08 スモモキリガ
Anorthoa munda (Denis & Schiffermüller, 1775)
今回亜外縁線にある特徴的なフタテンが茶色い個体をよく見ました。
・今回確認した蛾(2020.4.1 小樽市 糖蜜トラップ)
ホシオビキリガ
Conistra albipuncta (Leech, 1889)
ミヤマオビキリガ
Conistra grisescens Draudt, 1950
フサヒゲオビキリガ
Agrochola evelina (Butler, 1879)
ミスジキリガ
Jodia sericea (Butler, 1878) 3 採集3
テンスジキリガ
Conistra fletcheri Sugi, 1958
エゾミツボシキリガ
Eupsilia transversa (Hufnagel, 1766)
ハンノキリガ
Lithophane ustulata (Butler, 1878)
カシワキボシキリガ
Lithophane pruinosa (Butler, 1878)
モンハイイロキリガ
Lithophane plumbealis (Matsumura, 1926) 5〜6
ホソバキリガ
Anorthoa angustipennis (Matsumura, 1926) 多い
ブナキリガ
Orthosia paromoea (Hampson, 1905) 多い
スモモキリガ
Anorthoa munda (Denis & Schiffermüller, 1775) 多い
スギタニキリガ
Perigrapha hoenei Püngeler, 1914
チャイロキリガ
Orthosia odiosa (Butler, 1878) 1
タマナヤガ
Agrotis ipsilon (Hufnagel, 1766) 3 採集3
キバガの一種 Gen. sp.
シロフフユエダシャク
Agriopis dira (Butler, 1878) ♂♀1
今回は訳あってトラップの範囲が大きく縮小しましたが、それでも特に問題はありませんでした。
前回同様ものすごい数のキリガが飛来しました。
飛来した種類はほぼ同じでしたが、前回よりも随分春キリガ率が増え越冬キリガ率が減りました。
フサヒゲオビキリガとホシオビキリガがぐっと減り、ブナキリガとスモモキリガがかなり増えてきました。
ミスジキリガも3頭飛来し、内2頭は目的の状態のいい個体でした。
タマナヤガが3頭飛来。越冬明けならば驚き。
シロフフユエダシャクはまだ多かったです。