北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

湿地でライトトラップ

2017年11月30日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
8月6日、湿地でライトトラップをしました。(北海道某所)


ギンツマキリヨトウ
初見で、複数頭飛来。





コベニシタヒトリ
多い。



ミドロミズメイガ
複数個体飛来しました。
完品もいましたが、写真は撮り忘れました。



セダカモクメ
4頭ほど飛来。



おそらくムラサキアカガネヨトウ



ヒメミスジエダシャク
初見です。



オオチャバネヨトウ
恥ずかしながら初見です。
今年のライトトラップで湿地に多く、秋頃まで見られることが分かりました。


・この日見られためぼしい蛾(頭数指定のないものは1頭のみ飛来)
ギンツマキリヨトウ 複数個体 初見
コベニシタヒトリ 複数個体
ミドロミズメイガ 複数個体 初見

オオチャバネヨトウ 初見
ヒメミスジエダシャク 初見

ギンツマキリヨトウとコベニシタヒトリが多い環境を知れました。
コメント (2)
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林内でライトトラップ

2017年11月22日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
今年は記事が少ないですが蛾はちゃんと見ているのでこれから着々と書いていこうと思います。
外は雪が積もりましたが、ブログの中ではまだ8月前です(~_~;)

去年からかなりお世話になっているKUMAさんのお誘いで林内でライトトラップをしました。
今日は僕とKUMAさんのライトがあり、僕のライトで誘引してKUMAさんのライトで確実におびき寄せる形になりました。(2017年7月29日 石狩管内)



おそらくムナクボナガクチキ
初見です。
マニアックな種でとても好きです!



オオクシヒゲコメツキ
北海道らしからぬ立派な触覚です。
樹液やライトでよく見るオオナガコメツキに似ていますが、こちらの方が少ないです。
こちらも初見。



ウスバカミキリ
横にトドマツ林があるのでオオクロカミキリがよく来ました。
今回は甲虫がよく飛来しました。



マダラキンウワバ
完品がこんなに美しいなんて知りませんでした。
美しい種の多いエゾキンウワバの仲間なのも納得の色づかいです。
本種は札幌近郊でも見られる種です。



アトヘリクチブサガ
新調したカメラの解像度に驚かされた一枚です。



ミヤマキリガ
沢山の中の些細な蛾ですが写りがよっかったので。



シロジマエダシャク
南方系の種で数頭飛来しました。
白地に黒紋、黄色みがかったところでは短線になっています。


・今回の目ぼしい昆虫(頭数指定のないものは1頭のみ)
マダラキンウワバ 完品
シロジマエダシャク 数頭 初見 南方系
アトヘリクチブサガ 初見

オオクシヒゲコメツキ 初見
ムナクボナガクチキ 初見

初見の多い、かゆいところに手が届く様ないいライトトラップでした。
ありがとうございました~~~
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光に集まるカスミカメたち 2017

2017年11月17日 | 庭の出来事
去年に続き今年も夏に自宅のベランダに飛来したカスミカメ(一部ナガカメムシ含む)をまとめました。
今年はカメラが変わったことで、去年よりも写真がより詳細になっていると思います。
今年は見られなかった種(ミイロカスミカメなど)もいますが、今年は掲載数を増やし初見種も数種追加しました。
カメムシやナガカメムシの仲間もよく来ますが割愛します。
カスミカメは小さいですが種数が多く、面白いグループで見たことのない種が来るとドキドキします。
未同定種がいるので、もしわかる方がいましたらコメントよろしくお願いいたします。

去年の自宅のカスミカメをまとめた記事
光に集まるカスミカメたち


ウスバホソカスミカメ
透き通った様な色合いが美しいカスミカメで、個体数は多くシーズン中には必ずと言っていいほど飛来します。
北方系の種で、こう見えて肉食系なカスミカメらしいです。
ハルニレなど様々な木本で見られるという。



アカホシメダカカスミカメ
ウスバホソカスミカメに混じっていましたが、違和感を感じ撮影しました。
赤い紋がアクセント(ない個体もいるらしい)のカスミカメ。
多種多様な植物につき個体数は多いらしいのですが、僕は初見でした。



キスジセダカマルカスミカメ
ちょくちょく飛来しましたがカスミカメの中でも割合小さい部類で、よく動き回るので撮影は大変でした。
北方系の種でハリギリに普通。



オオセダカマルカスミカメ
キスジセダカマルカスミカメの色違いの様な種で、本種の方が飛来は少なかったです。
この仲間は主にハリギリにつくそうです。


マツケブカカスミカメ
一般には少ない様ですが、自宅ではよく見られます。
松の植えられている人家周辺に多い種類なのかもしれませんね。



マツトビカスミカメ
体色が赤っぽいのはアカマツにつくからでしょうか。
アカマツ食いなためか分布に北海道は入っていませんでした。



カバノキトビカスミカメ
キスジセダカマルとマツトビを足して二で割った様な感じです。
撮影しているときは小さくて何が何だか分かりませんでした。
半翅鞘翅爪状部が灰色をおびてくすむという。
シラカバにつき多くない種類の様です。



オオマダラカスミカメの一種①
松につく種類だと思います。
この仲間では一番目につきます。



オオマダラカスミカメの一種②
去年は明るめの色合いを見ましたが、この個体は暗めで褐色みもあります。



ミドリカスミカメの一種
カスミカメの中で最もよく飛来するが、いろいろ種類がいて同定できません。
写真の個体の色が薄いのはテネラルだからでしょうか。



紋のあるタイプ
個体により色々なタイプの紋があります。
変異か別種かすら分かりません。



ヒョウタンカスミカメの一種
近似種がいて難しい…



チャイロホシチビカスミカメ?かと思ったけど背面に小さな黒点が見当たらないということでどうやら違う様です。
この記事の中で最も小型種です。
しかし他に特徴がありません。



不明種
マツノヒゲボソカスミカメと思いましたが違う様です。
なかなかいいサイズです。



ヒイロカスミカメ
他のカスミカメとは一線を画したデザインです。
原色カメムシ図鑑によると「背面は広く鮮紅色で,一様に小さな暗色斑をちりばめ,中央部はやや淡色となる.触角第2〜4節と脚は淡い黄色である.」とあり灯火で得られる珍しい種で生体は不明らしい。
分布に北海道は入っていませんでした。



フタモンカスミカメ
山地の草原で見られるそうだが、北海道では平地でも見られる様です。
北海道ではヨモギ類に寄生するという。
草原性というとナカグロカスミカメがよく飛来しましたが、今回は割愛。



アシアカクロカスミカメ
本種のみ秋に撮影。
秋は殆どライトをやっていないので本種のみ。
やっても来るカスミカメはミドリカスミカメの仲間ばかり。

自宅の外灯に来た蛾 2017
自宅の外灯に来た甲虫 2017
自宅の外灯に来たカスミカメ

参考:原色カメムシ図鑑2


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自宅の外灯に来た甲虫類 2017

2017年11月09日 | 庭の出来事
自宅のベランダにある小さな外灯に飛来した甲虫類です。
自宅は雑甲虫が案外飛来し、意外な種も多い印象です。


マダラカミキリモドキ
春に見られるカミキリモドキ。
今年はシーズン中はほぼ毎日キバネカミキリモドキが多く、何故か何度も隙間から室内に侵入して来て大変でした。



オオヒラタゴミムシ
毎年よく見られるヒラタゴミムシの仲間。
目と目の間にある赤紋が特徴的な分かりやすい種です。



クロモンイッカク
海岸部などの砂地でしか見たことなかったので意外でした。



ミツモンセマルヒラタムシ
新しいカメラはピント合わせが苦手の様に感じるが、フラッシュの光がうまく回るしズームしても寄れるので微小昆虫も比較的うまく撮ることができる。



ヒメマキムシ類
かなり小さい仲間ながら作りがしっかりしていてかっこいい種類。
室内害虫系が多いのでしょうか?探せが簡単に見つかります。



エリザハンミョウ
何処から飛んで来るのでしょうか。
外灯に来るハンミョウは北海道では本種とカワラハンミョウくらいです。



ヒメコメツキガタナガクチキ
クビカクシナガクチキ同様ナガクチキの仲間ではありません。
自宅ではナガクチキの仲間は今年一度しか見ませんでした。



タマゴゾウムシ
名前の由来が気になります。



コニシケブカハムシ
北海道レッドデータブックの希少種に指定されている珍品なハムシですが、近所ではよく見られるイメージです。
自宅に来てくれると嬉しいですね。



タテスジキツツハムシ
北海道に分布しているのでしょうか?
似た種にカシワツツハムシ(北海道に分布している)がいますが、おそらくタテスジキの方だと思います。
数年前にも一度自宅で確認していますが、本種は他の場所では見たことがありません。

ハムシはいいですが、カミキリムシは5〜6種ほど来ましたが今年は初物なし。

自宅の外灯に来た蛾 2017
自宅の外灯に来た甲虫 2017
自宅の外灯に来たカスミカメ 2017(次回)
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自宅の外灯に来た蛾 2017

2017年11月02日 | 庭の出来事
自宅で確認した蛾類です。
夏場は毎日の様に自宅での初見蛾が飛来しましたが、今年は珍品の部類が一切見られなかったのが心残りです。
どれを抜粋していいのかいまいちピンとこないですが、うれしい種が少しだけ見られました。


モントガリバ
自宅のトガリバ類は6種目です。



オオバトガリバ



コマエアカシロヨトウ
草原性のヨトウ。



セスジヨトウ
草原性のヨトウ。



クワゴマダラヒトリ
雌雄を確認しました。



キハラゴマダラヒトリ
いつものアカハラだと思ったらキハラだったのでちょっとびっくり。



オオエグリシャチホコ
面白い形のシャチホコガ。



チビトガリアツバ
湿地でよく見られた種です。



ビロードキリガ
何度も飛来してくれました。
安定的に見られます。



コモクメヨトウ
良質な草原で見られると思っていましたが意外です。
今年は野外でも沢山見られた気がします。



マルモンシロガ
以前札幌の麻生駅でも死骸を確認しています。



ギンモンシャチホコ
カエデ類につく森の蛾。



ベニシタバ
今年はベニシタバの当たり年でした。
自宅にも飛来してくれました。



シロモンカバナミシャク
たくさん撮ったカバナミシャクの中で唯一名前の分かった種類。
数少ない初見種でした。



ホソアオバヤガ
内陸にもいるというのを実感できました。



シロイチモジヨトウ
初見。
農業害虫らしいので妥当ですね。



ケブカチビナミシャク
メスが2度飛来しました。
南方系の種。


マツカレハ
ベランダは大きめの蛾がとどまりにくいのでスズメガを一度も確認していませんので本種の飛来は意外でした。

自宅の蛾は今年でやっと300種を超えました。
あまり沢山来るわけではありませんが今年もそれなりに楽しめました。
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