北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

カラフトオニヒラタシデムシ

2019年04月25日 | その他の甲虫
河口でウチダザリガニの死骸にカラフトオニヒラタシデムシが集まっていました。(2018年7月14日 豊頃町十勝川河口)


カラフトオニヒラタシデムシ
ザリガニの下にて
河口でゴミムシ採集をしているときいつも探していましたが、やはり道東にいましたか。



別個体
こちらはお食事中。



カラフトオニヒラタシデムシの幼虫?



こちらも?



本種が集まっていたウチダザリガニ死骸
大雨で各地の川が増水し、河口は流木であふれかえっていました。
このウチダザリガニも流されてきたのでしょうか。
外来種のウチダザリガニがこんな形で本種の繁栄に貢献しているとは知りませんでした。
コメント (2)
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18.11.4 糖蜜トラップ ヤマノモンキリガ

2019年04月20日 | 秋冬のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
11月4日、再び北海道南西部で糖蜜トラップを行いました。
糖蜜に来た蛾がひっくり返るくらいの強風でしたがその割にはまあまあキリガが来てくれました。


ヤマノモンキリガ 17:21
11月に入っても数頭見られ状態もそこまで悪くはありませんでした。



ミヤマオビキリガ 17:25



フサヒゲオビキリガ 17:33
触角がふさふさ。



ミヤマオビキリガ 17:36
先ほどの個体とは別の色。


ニセタマナヤガ 17:52
何度も吹き飛ばされそうになりましたがどうにか耐えていました。



フサヤガ 17:53
3頭確認。



フクラスズメ 17:54
合計10頭ほど飛来しました。



フクラスズメ 18:02
本種はびっくりするとたまに下草にもぐりやり過ごすことがありますが、がさがさ草を触ると警戒して動き出すので擬死するキリガよりもわかりやすいです。



ゴマダラキリガ 19:34
越冬前なのに少々色褪せて見えます。



キマエキリガ 19:36
1頭のみの飛来。



オオバコヤガ 19:37
週を重ねるごとに減ってはいますが、それでもここでは他の種よりも多い個体数を誇ります。



ホシオビキリガ 19:40
個体数は多いですがオオバコヤガの数にはかないません。



17:31

・今回糖蜜トラップで確認した蛾
キトガリキリガ 2 擦れ
ノコメトガリキリガ 擦れ
キマエキリガ 1
ヤマノモンキリガ 4
ホシオビキリガ 多い
テンスジキリガ 普通
ミヤマオビキリガ 多い
ゴマダラキリガ 1
フサヒゲオビキリガ 恐らく3
キバラモクメキリガ 普通
エゾミツボシキリガ 1
ハンノキリガ 2
カシワキボシキリガ 1

ムクゲコノハ 6
フサヤガ 3
フクラスズメ ±10
アワヨトウ 多い
ニセタマナヤガ 1
オオバコヤガ 最も多い
タマナヤガ

今年行った糖蜜トラップの中で最も風が強かったですが、数はまあまあ飛来してくれました。
11月で強風となると偶産の類の飛来は流石に厳しいのかもしれません。
もう時間もおそいのでこの年最後の採集になりました。
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18.11.3 糖蜜トラップ 森のキリガ

2019年04月13日 | 秋冬のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
11月3日に恵庭市の森林で糖蜜トラップを行いました。


ヨトウガ 17:35
たまに見る晩秋のヨトウガ。
何のための発生なのでしょうか。



アワヨトウ 17:47



フサヒゲオビキリガ 18:04
内陸に位置しますが恵庭や千歳などではカシワの生えている場所が多く、今回本種も普通に見られました。



ノコメトガリキリガ 18:33



ホシオビキリガ ゴマダラ型 18:38



モンハイイロキリガ 18:57
落下後の写真。
本種は腎状紋が大きいですね。



オオモンキキリガ 19:10
本種とノコメトガリ時期はほぼ終わりです。
余生を過ごしている様に感じます。
そんな中比較的状態のいい個体を撮影しました。



オシオビキリガ 白点型 19:46



イチゲ
春のイメージですが、勘違いして咲いたのか、秋に咲く種なのかは分かりません。
今年は秋に咲いてしまった春の桜が少し話題になりましたね。

11月3日 恵庭市の糖蜜トラップで飛来した蛾
ホシオビキリガ
テンスジキリガ
ミヤマオビキリガ
フサヒゲオビキリガ
キバラモクメキリガ
ハンノキリガ 1
モンハイイロキリガ 1
ノコメトガリキリガ 7
オオモンキキリガ 2
キトガリキリガ 1
ヨトウガ 1
アワヨトウ 1
オオバコヤガ 1
ヒラタマルハキバガの一種

風が弱く気温も低くないはずですが、蛾の集まりが悪くいい結果が得られませんでした。
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18.10.28 糖蜜トラップ 北海道のハガタクチバ

2019年04月06日 | 秋冬のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜

10月28日、秋深まる中まだ蛾のシーズンは続きます。
北海道南西部で糖蜜トラップを行いました。
前回を踏まえ時期的にもライトトラップより糖蜜トラップの方が効率的なので今回は糖蜜一本に絞って行いました。
ライトをしない分前回よりも広範囲に糖蜜トラップを行えるのが強みです。

午後5時半に見回り開始。


フサヒゲオビキリガ 17:36



ハガタクチバ 18:05
今回も珍品の偶産蛾が来てくれました。
しかし今回は撮影できるような状況ではなかったのですぐに採集しました。

ムクゲコノハは糖蜜を木の幹に吹きかけても木の根元に集まることが比較的多い様で、本種も根元ではないが木のすぐ横の地面にいました。
その点フクラスズメはその様な傾向は見られず、やはり別の仲間なのだなと実感しています。


ハガタクチバ裏面



ニセタマナヤガ 18:20
発生周期的に今年本州から飛来した親から世代をつないだ個体でしょうか。
これで僕が出会ったニセタマナヤガは4頭目です。



フクラスズメ 18:29
毎年近所にも多いフクラスズメですが、北海道での生態はよくわからないです。



カシワキボシキリガ 18:30



コウスチャヤガ 18:57
雌雄確認しましたが1週間前より随分数が減り擦れもありました。



ヤマノモンキリガ 19:02
前回よりも少し色褪せたなという感じ。
でもまだぴんぴんしていて個体数も多いです。



キバラモクメキリガ 19:15
この個体はお腹いっぱいなのか飛ぼうとしているのでこの姿勢です。



・今回の確認種
ハガタクチバ 初見
ムクゲコノハ
フサヤガ
ミツモンキンウワバ
ガマキンウワバ
フクラスズメ
カラスヨトウ
プライヤオビキリガ
キマエキリガ
ヤマノモンキリガ
ホシオビキリガ
テンスジキリガ
フサヒゲオビキリガ
キバラモクメキリガ
カシワキボシキリガ
ハンノキリガ
キトガリキリガ
アオバハガタヨトウ
キミャクヨトウ 1
アワヨトウ
ニセタマナヤガ
オオバコヤガ
コウスチャヤガ
タマナヤガ

ケブカチビナミシャク

オオバコヤガが多い場所もありましたが、均すとキリガたちとどっこいどっこいです。

キミャクヨトウはとても捕り(撮り)にくい位置にいてお手上げでした。

ハガタクチバの飛来が救いでした。
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