北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

–自宅の蛾– トドマツチビヒメハマキ

2020年05月23日 | ハマキガ科

トドマツチビヒメハマキ Lobesia incystata Liu & Yang, 1987 2019.7.15 札幌市自宅
トドマツ、ツガ、トウヒ属につくという。

・記録
2019.7.15 札幌市自宅(標本有り)
2019.7.28 札幌市自宅(標本有り)

・参考文献
那須義次・広渡俊哉・岸田泰則編,2013.日本産蛾類標準図鑑Ⅳ.学研教育出版.東京.

自宅の蛾
北海道札幌市にある自宅でライトトラップを行い、蛾の種数を集計する一環で標本を作成しています。
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−自宅の蛾− タテスジケンモン

2020年05月14日 | ヤガ科
去年の8月下旬、札幌市厚別区にある自宅のライトにタテスジケンモンが何頭も飛来しました。
道内に広く分布していて僕は今まで苫小牧市・むかわ町・江別市で確認していますが、個人的に巡り合わせが悪くまとまって確認したのは初めてでした。

状態がいい個体が多いことから、すぐ近くで偶発的に発生したのかもしれません。
元々は湿地性の蛾で、寄主植物はオオアワガエリ、ササ類、クサヨシが知られています。
自宅近くの草原や、自宅のフィーダー(餌台)からこぼれて発生した鳥餌のイネ科植物から発生したと推測しますが真相は不明です。

以下写真はすべてタテスジケンモン Simyra albovenosa (Goeze, 1781)



2019年8月20日
この後幕に直接産卵しました。





2019年8月27日
夕食や風呂などを済ませたりとなかなかライトを見られなかったがそれでも30分の間に7~8頭は飛来していました。
完品を見るのは初めてでした。



2019年8月27日





2019年8月27日





2019年8月27日



2019年8月27日



2019年8月27日



2019年8月27日



2019年8月27日
幕に卵を産みました。



2019年8月27日



2019年8月28日
この日は1頭のみ。

標本

♂ 2019年8月27日


♂ 2019年8月27日



♀ 2019年8月27日



♀ 2019年8月20日
後翅の色は白かったり褐色みがかっていたりしてますね。

参考文献
岸田泰則,2011.日本産蛾類標準図鑑Ⅱ.学研教育出版.東京.
堀繁久・櫻井 正俊,2015.昆虫図鑑 北海道の蝶と蛾.北海道新聞社.札幌.
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–自宅の蛾– モモシンクイガ

2020年05月03日 | その他蛾の仲間

モモシンクイガ(モモノヒメシンクイ) Carposina sasakii Matsumura, 1900 2019.8.29 札幌市自宅
リンゴ、モモ、ナシ、スモモ等の害虫。
世代が進むにしたがって発生量が多くなるらしいです。
自宅にはプラムの木がありますが、本種が付くかは分かりません。
近所にはバラ科の木が少なくなく、毎年自宅ライトに極普通に飛来しています。

虫に関心がない子供の頃、赤く熟したプラム(庭木のものではない)をかじったら中にクリーム色のイモムシが出てきてトラウマになり掛けました。本種だったのかは不明ですが、あと数センチ深く噛んでいたらイモムシをかみ殺すとこでした。
もしそうでもしたらトラウマで虫嫌いになって、今とは違う人生を歩んでいたかもしれない…

・写真記録(自宅以外も含みます)
2019.8.29 札幌市自宅(標本有り)
2016.7.11 札幌市自宅
2015.9.7 札幌市自宅
2015.8.22 札幌市自宅
2015.7.12 札幌市自宅
2015.7.9 札幌市自宅
2012.8.25 札幌市厚別区
2010.8.13 札幌市自宅
2010.7.23 札幌市自宅
2009.6.30 札幌市自宅

・参考文献
堀繁久・櫻井 正俊,2015.昆虫図鑑 北海道の蝶と蛾.北海道新聞社.札幌.
2004.北海道病害虫防除提要.北海道植物防疫協会.札幌.

自宅の蛾
北海道札幌市にある自宅でライトトラップを行い、蛾の種数を集計する一環で標本を作成しています。
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