ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

ムルマンスク発ノルウェー行き 陸路の旅(10)

2007-12-08 05:37:05 | ムル⇔キルケネス(ノルウェー) 218kmの旅
 昼食は図書館近くにある「Cafe matprat」にしました(写真左)。ていうか、前日から決めてました。しかもしっかり最優先で予算計上♪

 前日にカフェ前を通り過ぎたとき、99クローネのハンバーガーチリソース掛けSETが妙に気になり、翌日の昼食にと思いついたのでした。100クローネでない99クローネというお値段マジックのせいでしょうか。それとも、美味しそうなチリソースとフライドポテトのせいでしょうか。

 中に入ると目の前に注文コーナーがあります。壁にはファーストフードの写真とプライスリストが掲示されています。この頃には、タドタドした英語を使うのに既に疲れました。そういえばこの街はロシア人が多い。なので強引にロシア語と僅かな英語で注文しちゃいました。バーガーの大きさが気になったので質問してみたところ、「小さいですよ、こんなもんです。」と店のお姉さんが手で示してくれました。なんとか通じ注文完了。あと追加でコーヒー(20クローネ)も注文。コーヒーは奥のマグカップを持ってきてセルフでコーヒーを入れます。コーヒーを持って好きな席に着席し、セットプレートが来るのを待つばかり。

 運ばれてきたプレートは・・・30センチくらいの平皿の上に、

 13cm四方のバンズに挟まれた高さ12cmの巨大ビーフバーガー
 平皿2分の1に堆く盛られたフライドポテト
 平皿2分の1に堆く盛られたミックスサラダ
 (写真右)


 ・・・私はレギュラーサイズを頼んだはずです。でも、これがレギュラーサイズだそうです。をゐをゐ・・・。
 小柄で食が細いということで知られている、一般的な日本女性が食すには 殺人的ボリューム にみえました。
 これをペロリと食し、おかわりまでしちゃう日本女性と言ったら、ギャル曽根ちゃん意外に思いつかない。
 温厚繊細なノルウェーの淑女たちは、このボリュームを微笑みながらペロリと食すのか。人は見かけによらないものです。

 でも一度注文してしまった以上食べないわけには行かず、また自身の中にあるもったいないお化け(戦時中に生きながらえた祖母・母の多大なる影響)と、幼少だった頃の大食いの武勇伝を作っていた記憶と、生まれついての負けず嫌いが変に手伝って・・・・・・完食してしまいました。くっくるしい。食べてる最中、胃がメリメリ言っているようでした。あの頃とはもう違うのだとつくづく思い知らされました。

 もうどこへも遠出できません。帰りの便が到着するまで店内で待機です。
(つづく)