ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

北極海航路経由の交通連絡 一歩前進

2013-12-21 00:00:00 | ムルマンスク市・街の表情
むかーしむかし、北極海航路利用についてちらっと書きましたが・・・・

7月末に韓国領事館から領事が来ムルし、業務関係を構築するためムルマンスク州庁舎を訪れました。
ソース:http://www.b-port.com/news/item/110250.html

遅れをとってしまうか・・あああ・・・・・とおもいきや、
遠路遥遥日いづる国から要人ご一行が辺境の地へいらっしゃいました!
ようこそムルマンスクへお越しくださいました!

以下、州政府発表のニュースから。

北極海航路経由の交通連絡 チュカヴィン・アレクセイ第一副知事と日本代表団と会合の基本的な話題に

ソース:http://new.gov-murman.ru/press/?newsid=19972

 11月26日チュカヴィン・アレクセイ第一副知事が、日本の国土交通省の代表団と業務会合をした。同省海洋政策課副課長・藤原弘道氏がこの代表団を率いており、またこの会合には北海道庁代表と、日本の学術機関や企業からも参加した。代表団は最初モスクワへ寄り、その後に露日間の北極海航路の交通連絡や貨物運輸の可能性を探るためにムルマンスクへ向かった。藤原氏によると、政府を含む日本の諸機関は北極海航路に対し関心を示しているそうだ。

 チュカヴィン第一副知事は、ムルマンスク州はロシアから北極海へ抜ける玄関口であるべきだと強調している。ムルマンスクは北極調査のための拠点として機能しており、北極海航路交通を保障する原子力砕氷艦が繋留する北極圏主要拠点でもある。チュカヴィン第一副知事は日本側に対し、港湾インフラ構築の発達とムルマンスク港での貨物運搬量の将来的展望を話した。「ムルマンスク交通拠点の複合発展」プロジェクトについて、両者とも詳細に渡り話し合った。日本側代表団はこのプロジェクトに大きな興味を示した。また日本側は、サンクトペテルブルクやカルーガにある自動車工場から搬送するための港使用に関する問題点を検討することに興味を示している。

※名前や肩書きが違うかもしれません。そしたらごめんなさい。


ムルマンチャーネは日本に対して友好的です。
ムルマンスクが、より日本に近い存在になりますように。

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オーロラ出現報告(2013年10月)

2013-12-15 00:00:00 | オーロラ
 2013年10月に、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子です。
 10月中旬から末にかけて、太陽面に中~大規模フレアが続けて発生したため観望チャンスはありましたが、ムルマンスクでは平年より2週間早く根雪をもたらす大雪が降り始め、降雪シーズンに突入しました。この断続フレアは11月に入っても続いています。
 それにも拘らず、9月に引き続き10月も投稿が多かったです。特に14・17・31日に撮影できたオーロラは降雪シーズン中の正に「束の間」に出てきたもので、ラッキーショットでした。



▲ 2013年10月1日
 ヒビノ山脈上空のオーロラinアパチット市(V Dziganov)


    
  
▲ 2013年10月2日(上段左から)
 1番目:クエルポルの道標とオーロラinアパチット市(V Dziganov)
 2番目:クエルポル道標傍の滝からinアパチット市(V Dziganov)※山向こうの明かりは、モンチェゴルスク市のです。
 3番目:セルツェヴィドゥノエ湖上に現れたオーロラinアパチット市(V Dziganov)※山向こうの明かりは、キーロフスク市のです。
  2013年10月2日(下段左から)
 1番目:マールイ・ヴヂヤヴル湖面に映るオーロラinアパチット市(R Goryachii)
 2番目:マールイ・ヴヂヤヴル湖面に強く映るオーロラinアパチット市(R Goryachii)


  
▲ 2013年10月3日(上段左から)
 1番目:ヒビノ山脈&冬の星座&七色のオーロラinアパチット市(V Dziganov)
 2番目:マールイ・ヴヂヤヴル湖面に映るオーロラinアパチット市(R Goryachii)


      
      

▲ 2013年10月9日(上段左から)
 1~4番目:ヒビノ山脈上空全体に広がるオーロラinアパチット市(V Dziganov)
  2013年10月9日(中段左から)
 1~4番目:強い緑色のオーロラinカンダラクシャ市(A Andreev)
  2013年10月9日(下段左から)
 1番目:大草原上のオーロラinカンダラクシャ市(I Prozorov)


    
▲ 2013年10月11日(上段左から)
 1~3番目:名知らずの湖上のオーロラinセヴェロモルスク市(V Valeriib)



▲ 2013年10月14日
 1番目:湖上に映えるオーロラinロデイノエ町(L Trifonova)



▲ 2013年10月17日
 1番目:ソポロヒホテル上空に現れたオーロラinカンダラクシャ市(P Deresov)



▲ 2013年10月31日
 1番目:果てしなく広がる雪原とオーロラinロデイノエ町(L Trifonova)

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凶運を語る女-ムルマンスク、2017年

2013-12-09 00:00:00 | 様々な話題
ネットサーフィンをしていたら、上のようなタダゴトではない題字のミステリー小説とお会いしました。

「凶運を語る女(上)-ムルマンスク、2017年」・・・・あれ、4年後じゃん!!!

ドナルド・ジェイムス 著
棚橋志行 訳
扶桑社ミステリー社 出版

文芸評論家北上次郎氏の年間ベスト1
『モスクワ、2015年』につづく注目作!

2015年に激しい内戦が終結し、新たな政治体制が確立したロシア…その裏で重要な役割を演じたコンスタンチン・ヴァジムは、医師でもある妻ナターリヤとともに故郷のムルマンスクに帰っていた。警官として、少年たちの悲惨な姿を見ながら暮らす日々。あるときヴァジムは、占いの老婆に運命を問う。だがその答えは、妻に不幸をもたらす男が存在しているというものだった―蠍という男が。不安に駆られるヴァジムを、おそれていた事態が襲う。夜間、病院に向かったまま、ナターリヤが失踪したのだ。事件は国際的な規模に発展し、その背景にはロシアの歴史の大きな悲劇が関係していた・・・。
政治暴力渦巻く警察捜査ミステリー。


ご興味ある方は、読んでみてくださいね。

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極夜シーズン開始

2013-12-03 00:00:00 | ムルマンスク市・街の表情
上の絵は、ムルマンスクの極夜を表しています。
左側には、「朝、仕事に行って来る。」と書かれています。
右側には、「仕事から家に帰って来る」と書かれています。


12月2日から、ムルマンスク州は極夜シーズンに突入しました。
つまり1日中太陽が地平線から顔を出さない、と言うことです。
朝も夜も同じように辺りが暗く、正午になっても薄明ぐらいの明るさにしかなりません。
太陽と対面するのは、翌年1月12日頃になります。

「極夜」と聞くと、とにかく体に悪いだのよく心配されますが、
いいこともあります。

太陽がない=紫外線が来ないので、しみやそばかすができません。
ですので、夏にできてしまったコイツらを、
この期間「集中美白期間」としてビタミンCをよく摂取したり、
美白基礎化粧品でマメにお手入れすると、
1ヵ月後にはコイツらがうっすーーーーくなります。
お試しあれ。
どこかの化粧品会社が、「オーロラに抱かれて集中美白ツアー」とか企画やりませんかね?

それから、学校に通うちびっ子達にも朗報(?)です。
12月1日~3月末まで、特別時間割に従います。
例えば・・・・
1)始業は通常より30分遅れ・・・・9時か9時半スタート。
2)授業は1科目5分短縮・・・・1コマ45分が40分に。
3)宿題地獄から解放・・・・1~7年生まで宿題ゼロ。8~11年生は宿題軽減。
その分空けたら、授業地獄だったりして。

そうそう降雪シーズンは終わったようです。
オーロラもよく見え始めています。

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