ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

ムルマンスク発ノルウェー行き 陸路の旅(4)

2007-12-02 02:56:53 | ムル⇔キルケネス(ノルウェー) 218kmの旅
 こぢんまりとした街・キルケネス。そこに建っているロシア領事館へ行きました。黄色い大きな建屋が2つありますが、領事館は奥の方、つまり教会とは反対側に建っている方です。

 中を入るとこれまたとても綺麗。窓口は1つしかないものの、木調の作りでなぜか落ち着きます。
 その1つしかない窓口に行くと、糊の効いたブラックシャツにネクタイをカッチリ締め、髭を若干蓄えた、ちょっとブラピ似の端正な顔立ちをしたお兄さんが、ロシアのお役人にしては珍しく丁寧に対応してくれてます。申請中にも電話がひっきりなしにかかってきます。ノルウェー人からの照会、ロシア人からの照会、英語を話す人からの照会・・・これに対してもお兄さんが一人で取り次ぎます。ノルウェー語、ロシア語、英語を実に流暢に使いこなします。見た目もさることながら、その仕事ぶり&対応ぶり。おにーさんなかなかカッコイイぢゃないですかー!!!

 ビザ更新申請料金を支払う。ムルパソチームから金額は知らされてはいましたが、そのカッコイイ領事のお兄さんから「1,600クローネ(約32,000円)です。」と聞かされ・・・金額が倍近く違うぞー!恐らく申請カテゴリーが異なるせいだろうけど。ノルウェーに来たら腰を据えて落ち着こうと思ってたら、落ち着くどころか、お尻に火がついた状態で翌日の帰路までオロオロしたままでした。

 領事のお兄さんから振込書をもらい、近くの銀行で振り込みます。カッサに行きユーロで支払いました。クローネでなくとも出来るようです。ただドルは受け付けませんでした。ムルパソチームから聞かされていましたが、両替すると手数料をかなり取られるそうです。試しに換金をしてみたところ、ユーロの単位をクローネに書き換えた分が手数料のようでした。つまり、

 250ユーロを両替 → 250クローネ(5,000円!)が手数料
  50ユーロを両替 →  50クローネ(1,000円!)が手数料

・・・ゲロ高いお尻に火がついた上にお尻にマスタードを塗りたくられたようでした。

 振込みも終わり、翌日受領するだけに。街ブラしたあとで宿泊施設へ行きました。
(つづく)