ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

歴史深い町・シデ

2010-09-30 00:00:00 | ムル⇔トルコ・アンタルヤ5000kmの旅
マナヴガトバスターミナルからシデ行きのバスに乗り南東へ30分。終着点のシデ(Side)に到着しました。
トルコ語でSideと書きますが、「サイド」とか英語読みしないように。シデはアナトリアの方言で「ざくろ」を意味します。

シデは歴史の町。半島の上に建設されました。かつてこの地には特有のシデ語なる言葉が存在していたんだそう。この地に定住し始めたのは7世紀ぐらいからのようですが、他国の往来により1~2世紀には既に歴史が始まっていました。


人が行く方向に歩いていきました。そうすると、傍から遺跡が次々に現れました。集合平屋住居跡(?)を思わせるような四角い区画が道路に沿っていっぱい並んでいました。

更に歩くと、大きなアンティークシアター跡の一部が見えてきました。

でもそこは塀に囲まれ管理されていて、
入場するときは入場料を取られる(10TL)ので、見学しませんでした。


更に奥に進むと海岸へ出ますが、その海岸手前に大きなショッピングモールがあります。シデ土産はここで。
  

ショッピングモール内には勿論レストラン・カフェあり。でも貧乏旅行者にとっては嵩むので、トルコ名物アイスクリームを食べることにしました。ここではバニラチョコかバニラストロベリーか選ぶことができましたので、バニラストロベリーを購入。

トルコのアイス売りは実にお調子者(?)です。コーンに盛られたアイスクリームを取ろうとするや否や、ひょいっと"おあずけ"されます。まだ長い柄の方にアイスがべったりついているものですから、そんなことをされたり、目前でくるくる回されたり・・・。

そうやっておじさんに遊ばれ、ようやくアイスにありつけます。アイスクリームは5TL。前出のパティスリー屋より高いですが、これは"アトラクション料金"と解釈しましょう。


モールを抜け海岸の方へ出ると、大きな宮殿のような跡地に遭遇しました。アポロン寺院跡地です(入場料無料)。

雲ひとつないドカンと青く澄み渡った空に、崩れながらもなんとか形を保っている重厚かつ白亜の寺院の柱。目の奥にキィーン響くコントラストで印象的でした。

崩れた寺院の一部は、ソコココに散乱していました。よく見るとその散乱した石片の表面には、人や動植物、波などの模様がびっしり彫刻されていました・・・
一ケタ台の時代でこのハイクオリティな彫刻。当時の美術&技術の高さがうかがえます。

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