ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

極夜です。

2007-12-05 10:00:00 | ムルマンスク市・街の表情
おはようございます。12月5日午前10時のニュースです。
今日から極夜期間が開始されました。
ただいま本日午前10時の空の様子をご覧戴いています。辺り一面真っ暗です。
極夜期間とは、一日中太陽が水平線から上がってこない期間を言います。
この期間は1月半ばまで続きます。
初日の出を拝めるのは、来年1月12,13日頃です。
以上、ロシア連邦ムルマンスク市から空の様子をお伝えしました。

ムルマンスク発ノルウェー行き 陸路の旅(7)

2007-12-05 06:33:49 | ムル⇔キルケネス(ノルウェー) 218kmの旅
 領事館に11時半過ぎに到着しました。

 中に入ると、領事のお兄さんは他の訪問者の対応中でしたが、私をちらりとみるなり、窓口からパスポをすぐに差し出してくれました。すぐに中身チェック。氏名のロシア文字表記・・・ok。職業、教師・・・ok。2回エントリービザ・・・ok。招聘機関は語学学校・・・ok。有効期間は11月28日~2月8日・・・ok、と。記入ミス&漏れは無し。

 しかし、前日から何か物足りないものを感じていました。物足りないものが何か・・・それは、ロシア語翻訳書つきパスポートの写しでした。無くても通用する時はありますが、医療機関での申請時にこれがないと対応してくれないこともありました。また作り直すこともできますが、翻訳会社とか公証役場に作成依頼をせねばならず、その費用が500ルーブル(2,000円)くらいはかかります。それに気づいたのは12時過ぎ。つまり領事館が閉館してしまったときでした。

 どっひゃー。
 連載シリーズでお伝えしているように、最近の私は金額にとても敏感です。

 慌てて領事館へ駆け込みました。既に扉は施錠されていて、呼び出しベルを鳴らしました。守衛さんが応対しましたが、昼休み中とのことで断られました。しかしなおも食い下がって、12時閉館なのは分かっている、でもこれがないと現地での生活が困難だし再作成費用がとても高いから返却してもらいたい、と懇願しました。すると、14時に再び始業するからその時また来てみてください、と言われました。

 14時きっかりに領事館に寄りました。守衛さんは私の懇願を覚えていて、開けてくれました。すると領事のお兄さんが薄暗い待合室の中、「なんでしょう?」と出てきたので先の事情を説明すると、窓口に戻り探してくれました。「これかい?」と差し出されたので、ホッとしました。何度もお礼を言い領事館を離れました。
 領事のお兄様~。何とお優しいこと。スパシーバ
(つづく)