ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

ムルマンスク発ノルウェー行き 陸路の旅(8)

2007-12-06 06:07:57 | ムル⇔キルケネス(ノルウェー) 218kmの旅
 その領事館が開くまでの間、街中にある図書館(写真左上)に寄って時間を潰していました。図書館は3階まであり、1階にはインターネットコーナー(写真右上)、3階はロシアの蔵書がありました。無料トイレも3階にありました。

 インターネットコーナーをまず利用。日本語フォントが利用できないので、日本語でメールを打つことは出来ませんが読むことは出来ますし、30分間限定&無料利用できるので、誠に便利でした。ムルパソメンバーなどにメールをローマ字打ちして送ったり、「ムルマンスク便り(略称:ムルだよ)」を閲覧したり。あっという間に30分過ぎました。

 2階に行ってみました。児童本から語学本、CDやDVDなど充実。驚いたことにコーヒー設備完備されていて(写真左下)、コーヒーを飲みながら閲覧ができるようでした。日本では都内の書店併設のカフェではこのようなスタイルがあるようですが、公共施設では皆無でしょう。その点、ススンでておしゃれですね。

 2階の蔵書検索コーナーでいろいろ弄って遊んでみました。日本に関する蔵書はやはり"世界の村上春樹"がダントツトップで検索されました。

 そしてエスペラント語の蔵書も検索してみました。なんでこの期に及んでエスペラント語なのか。それは、前日この図書館の近くにあるインフォメーションセンターで、地図やボールペンを無料配布してくれ対応も超親切なセンター員に「この街にエスペラント語をやっている人がいますか?」と聞いてみたところ、「図書館で聞いてみたら判るかもしれません」とアドバイスされたからです。まあ、すぐに図書館員の方に聞いたら、エスペランチストもエス会も無いという回答だったのですが・・・。でも蔵書ぐらいはあって欲しいな・・・と思って検索してみたのでした。

 結果は・・・ありました。たった1冊で、辞書のみでしたが(写真右下)。

 オスロにはエスペランチストがいっぱいいるのは知ってますが、キルケネスのどこかにエス語をやっている方がいらっしゃれば・・・。世界最北在住のエスペランチストの座を奪われてしまうけど、エス繋がりで①仲良くしてくれるかもしれない②無料で泊めてもらえるかもしれない③ご馳走もしてくれるかもしれない・・・連載で書き続けているように最近金額に大変敏感な私は、そんないやしん坊なことを考えてみたり・・・。
(つづく)