ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

松濤館空手道セミナー開催

2013-10-28 00:00:00 | 日本語教室・日本文化
1ヶ月ぐらい前になりますが、9月末にムルマンスク市にて松濤館空手道セミナーがありました。

ムルマンスク市では松濤館と極真会館が人気を二部していまして、今回は日本空手協会(松濤館流。http://www.jskajp.org/)から阿部圭吾師範(写真左。http://en.wikipedia.org/wiki/Keigo_Abe)が来ムル、ロシア僻地の空手門下生に指導されました。今日10月28日が確か75歳のお誕生日。1年の半分を海外での指導に割いている、同協会の首席師範。
招聘したのは、ムルマンスク松濤館空手道連盟会長のスルコフ6段(写真右)。キャリア25年、つまりそろそろソ連邦崩壊寸前の1988年からこの道を歩いてきた、ということになります。

 

普通セミナーや試合に出場する場合、サンクトペテルブルクまで出向かなければなりません。でも今回遠路遥遥日本から首席師範がいらっしゃったので、生徒たちは感動と期待と畏怖いっぱいでセミナーに臨んでいました。子供から大人まで100名ぐらい道場に集まりました。
セミナー開催日27・28・29日は学校登校日で14・15時まで普通に授業があるのに、セミナーに併せて子供達が駆けつけたのにはビックリしましたが、セミナーや試合参加の場合、早退・欠席が許可されるそうです。
初日目(27日)は、合同セミナー後に昇段審査があり、スルコフ会長含む6名が審査に合格しました。
二日目(28日)は、合同セミナー後に昇級審査があり、20名くらいの門下生が審査に合格しました。
三日目(29日)は、表彰式とバーベキュー。首席師範から免状をもらうのは、格別だったでしょうね。

 

皆さんお疲れさまでした。

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オーロラ出現報告(2013年8月)

2013-10-15 00:00:00 | オーロラ
 2013年8月に、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子です。
 オーロラ観望の季節が南極圏から北極圏に移行しつつある8月末に、ムルマンスク州中部在住の写真家お二方が撮影に成功しましたので、ご紹介します。うち1枚は、宇宙天気ニュースで取り上げられました。



▲ 2013年8月31日 草原上空に現れたオーロラinキーロフスク市(V Dziganov)※宇宙天気ニュース(2013年9月1日付)掲載写真



▲ 2013年8月31日 山脈と雲の向こうに現れたオーロラinヒビノ山脈麓(S Malinin)


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グリーンピース ムルマンスクで拘留中

2013-10-14 00:00:00 | ムルマンスク市・街の表情
10月13日。ムルマンスク市に初雪が降りました。気温も零度。
平年より少し早い気がします。
この雪が根雪になるのか、それとも一時的なものなのかわかりません。
冬がゆっくりやって来ていますね。
  



ところで、
北極海油田開発に抗議をするため石油採掘基地に侵入したとして、
国際環境NGOグリーンピースの活動家ら30名と抗議船アークティック・サンライズ号が、
ロシア当局に拘束されました。
現在メンバー30名はムルマンスク州の拘置所に拘留され、
抗議船はムルマンスク船舶修理工場のドックに繋留されています。
容疑は海賊行為罪の他、麻薬所持罪など。


石油採掘基地に侵入したことですが、
グリーンピース見解(http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/dblog/blog/46705/)では
「石油プラットフォームによじ登ったりの抗議は行うが、決して他人に危害を加えたり、
 暴言を吐いたりなどの抵抗をしない。」

大義名分があるとはいえ相手のテリトリーに入ること自体、どこの国でも侵入罪です。
危害暴言がなければオーライというのはちょっと違うと思います。


抗議船内で発見されたと言う麻薬物質とは、
グリーンピース見解(http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/dblog/blog/46705/)では
「モルヒネなど、オランダ船籍の船が積載を義務付けられている医療用のものだろう」
ですが、ロシアの報道では
「モルヒネやケシの茎など」
とありました。・・・・ケシの茎?
ケシは品種によっては茎からも麻薬成分を抽出することもできますが、どのようなものなのでしょうね?
オランダ船籍の船なだけに、どうも色眼鏡で考えてしまいがちですが。


あとそれから、この抗議船アークテック・サンライズ号、燃料はガソリンです。


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祝☆ムルマンスク市97歳!

2013-10-04 00:00:00 | ムルマンスク市・街の表情
きょう10月4日は、ムルマンスク市の誕生日です。
97歳になりました。

100歳まで、あと3年。
これに伴い10月4~7日にかけて市中心街でお祭りがあります。

またタイミングよく10月4日に、市中心にWifiが無料でできる小公園が誕生しました。
周りにはアルクチカホテルや音楽堂があり、非常にわかりやすいです。
この公園はA・クトゥーゾフシ氏の寄贈によるもの。毎日稼動してくれることを期待します。
<アクセス>3・6番のトロリーバスか18番のアフトバスで「ピャーチウグローフ」停留所下車徒歩3分
 
▲Wifi小公園(左)、小公園までのアクセス(右)

またまたタイミングよくその10月4日に、セミョーノフスコエ湖畔にある遊園地脇に新名所が誕生しました。
その名はКот Семён(コト・セミョーン)。猫のセミョーンと言う意味。
なんでも、モスクワからムルマンスク市にある主の家まで2000km以上歩いて来たというから驚き。

実際の猫の種類はシャム猫で、上の像(120kg!)のようにずんぐりむっくりはしてないそうです。
休暇を終えたシニシン一家がムルマンスクへ戻る道中で愛猫セミョーンを失ってしまい、一家は諦めていました。
しかし6年かけて、ムルマンスクにある主の部屋まで辿り着いたそう。
忠犬ハチ公ならぬ、忠猫セミョーン公。
<アクセス>2・3・4番のトロリーバスか18番のアフトバスで「ガガーリナ」停留所下車徒歩5分
関連記事→http://ural.kp.ru/daily/26141.3/3030512/
 
▲忠猫セミョーン像(左)、像までのアクセス(右)


一方、奇しくも同日ノヴォシビルスク市で

自転車に乗ったネズミの像が登場しました。

ロシア人は動物大好き。
動物を大切にしましょう。


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