ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

赤い要塞の町・アランヤ

2010-07-29 00:00:00 | ムル⇔トルコ・アンタルヤ5000kmの旅
筆者が滞在していたホテルからバスで東方向へ40分ぐらい行ったところに、アランヤ市(Alanya)があります。中・小規模程度の町です。

町の中心にバスターミナルがあり、それを取り囲むように物販店や飲食店、ネットカフェがあるので、観光に便利です。

街中を歩くと、レストランやカフェが多いこと多いこと。どこの飲食店でもトルコ名物ケバブ料理でお客さんを呼び込んでいました。ユーロで提供しているところが多く、料理のお値段は30ユーロくらいと高め。

  

少し(10分くらい)歩くと憩いの噴水があります。歩き疲れたらココで休むといいですね。

でももう少し(10分くらい)頑張って歩くと海辺へ出ます。たくさんの豪華なクルーズ船が停泊し、やはりここでも観光客を呼び込んでいます。

海辺を見ていくと、円筒形の赤い建造物が見えます。これはクズルクレ(Kızıl Kule)と呼ばれる塔です。
塔の奥の小高い丘の上にはアランヤ城(Alanya Kalesi)があり城壁で囲まれています。城の大半は13世紀に建てられました。

海辺に面した高台へ上がるとやはりここもカフェが並んでいます。カメラ目線でポーズとる黒猫がいたので記念に撮影しました。

   

町をぐるりとめぐり、一旦バスターミナルへ戻り、そこから奥へ進むと、市場に到着します。新鮮な野菜果物、乳製品や香辛料。お土産も売っています。

お土産屋では値札は貼ってません。値段交渉が基本です。少しでも安く買えるように、頑張ってみましょう。

オクラっぽい野菜にめぐり合ったので記念に撮影。

茹でもろこしは1リラ(≒60円)で食べられます。



トルコ共和国建国の父アタチュルク像の近くには、藤棚に囲まれた憩いの水場があります。人口池ではありますがよく清掃管理されています。暑い日にココでのんびりできたので、落ち着きました。
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アンタルヤの偽エスペラントカフェ

2010-07-26 12:00:00 | ムル⇔トルコ・アンタルヤ5000kmの旅
旅行の際には当地のエスペラント事情について、たくさんのエスペランチストさんに予め聞いて情報収集に努めます。これまでの旅行先では必ずエスペラントクラブが存在していて、お邪魔して交流するのがパターンでした。

しかしトルコは情報収集が困難でした。というより、トルコではエスペラント活動は活発でなく、エスペランチストも全国で数名いるだけ。しかも今回の旅行地アンタルヤからとても遠いイスタンブールやブルサなどに在住される方が殆どでした。lernu.netというインターネットサイトでも探してみました。アンタルヤ在住の若者が40名ほど登録していましたが、エスペラントレベルゼロ&サイトlernu.net使用頻度ほぼゼロ。つまり、アカウント作るだけ作っておいてそのままにしている人ばかりでした。
これにはガッカリ。

それでもなんとか一筋の光を見出せないかと、方々手を尽くしました・・・。

とある日、私たちが宿泊しているホテルからバスに乗り、揺られながらぼんやりとしていると、国道400号線沿いになんと、エスペラントカフェなるお店があるではないか!


場所は、バスでホテルペマル(Pemar)下車、このホテルの反対側へ横断し、国道400号に沿ってアンタルヤ中心街方向へ徒歩100mぐらいしたところでした。

ひょっとして、ひょっとして・・・という一縷の望みを抱き、潜入。
ザメンホフの肖像画が掲げてあり、緑色旗が翻っているのか。
オープンスペースになっていて、店の天井にはミラーボールが。エスペランチストがナイトフィーバーするのか・・・?妄想がとまりません。

でも・・・・・・店内は閑散としていました。

隅でオーナーが新聞広げてのんびりしているので、近づいて聞いてみました。
オーナーはドイツ語とトルコ語しか解せませんでした。オーナー曰く、「エスペラントという言葉の響きが気に入ったんで店の名前にしたんだ。別にエスペラント活動とは関係ないよ。」

そうだよな。
もし本物だったら、強固なエスペラント情報網で既に広まっているはずだもんな。
・・・・・・・・・・・・・大ガッカリ。

Thanks for Hamarondo and REU. m(_ _)m
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トルコ料理その2

2010-07-18 00:00:00 | ムル⇔トルコ・アンタルヤ5000kmの旅
おまたせ、トルコ料理その2。
上の写真は、アランヤ(Alanya)にある菓子専門店「シュトゥジュ・イマム(Sütcü Imam)」。常に賑わっていました。
トルコ料理と聞いて、忘れちゃいけないデザートがありましね。

トルコのアイスクリーム、ドンドゥルマ(Dondurma、ドンドルマとも)です。

あの、長い穴の底にあるアイスクリームを、長い棒で突っついて、 ネバーッ とさせる有名な氷菓です。砂糖、羊乳とサーレップ(salep)というラン科の植物の根などを加え作るそう。あの ネバーッ は、この植物の根の成分によります。食べてみましたが、軟らかいキャラメルのような食感で、従来のアイスクリームよりずっと滑らかでした。
写真左はドンドゥルマ・カラメーリ(キャラメル風味のアイス)。写真右はイチゴフレーバーです。美味美味。

フリンダ・ストラッチ(Firinda Sütlaç)も。

焼きライスプディング。こちらも見た目食感がフ○ーチェのよう。そして卵のコクがあってウマウマ。
ちなみに、前記事「トルコ料理その1」の写真にあるピンク色のデザートも、ライスプディング。ムースみたいで毎回パクパク食べました。
詳しくはこちらの記事をご参考ください↓。
http://allabout.co.jp/gourmet/ethnicfood/closeup/CU20030123/index.htm

これはロクム(Lokum)

彼方此方の土産屋で販売されている、求肥のような、ゆべしのような菓子です。色も豊富。英語では「Turkish Delight」として紹介されています。モチモチして美味しいですよ~。

ヘルヴァ(Helva)です。

南アジア・中東アジアの広い範囲に共通してある、日本の落雁に似たお菓子。これも各国で違う様々な秘伝スパイスが入っているお菓子らしい。故米原麻里さん作の愉快痛快図書「旅行者の朝食 (文春文庫)」でも紹介されている、魅惑のお菓子です。

他にも、甘~いシロップに浸かった焼き菓子バクラヴァ(Baklava)などがあります。こちらは筆者にとって甘すぎるため、チャレンジしませんでしたが。

トルコ人ったら、甘~いの大好きなんですね~。

(続く)

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トルコ料理その1

2010-07-14 00:00:00 | ムル⇔トルコ・アンタルヤ5000kmの旅
おまたせ、トルコ料理。
トルコ料理と聞いて、まず思い出すのはケバブでしょうかね。

上の写真はトルコ名物、シャウルマ。日本やロシアでファーストフードとして食べられるところが増えてきました。トルコではドーネルケバブ(Döner Kebabı)とか呼ばれてたりします。牛肉・羊肉・鶏肉版があります。
トルコのごまパン、スィミット(Simit)。香ばしくて美味しいですよ。
トルコ料理inWikipedexiaをご一読ください。

ホテルではバイキング式で、3食無料でした。これは食いしん坊の筆者にとって、大朗報。朝から晩まで山盛りよそってました。


朝食です。
朝食にはトルコ名産のオリーブがでます。
塩味の黒オリーブ、スパイス味の黒オリーブ、酢味の緑オリーブの3つが常に用意されていました。風味が梅干に似ている、緑オリーブをよく好んで選んでいました。日本やロシアじゃこんなにたくさん&無料でオリーブ食べられませんね。トルコが天国に思えました。
他にゆで卵や卵料理、前菜、シリアル、珈琲や紅茶などが摂れます。



昼食です。
時々魚料理が出ました。骨の多い魚ですが、噛み切れ食べられます。
またサラダに新鮮野菜が出てきます。筆者は緑色の葉野菜を好んでチョイスしていました。食べたとき最初はごま風味を感じ、「ハーブのロケットかな?」と思いましたが、噛んでいくと徐々にやわらかい辛味が広がります。
付け合せはマカロニ(写真左)だったり、ご飯だったり。そば飯みたいなご飯の炒め物(写真右)は、特に美味しかったです。

昼食にはスープ(トルコ語でチョルバシÇorbası)がでてきます。とろ~りとしたコクのあるスープで知られています。
トマトベースで甘味と酸味が程よいドマテス・チョルバシ(Domates Çorbası)(写真左)。トッピングのチーズがいいアクセントです。
白くてとろとろしたミント入りヨーグルトスープ、ヤイラ・チョルバシ(Yayla Çorbası)(写真右)。
他にもいっぱい。

スープについては、以下のリンクが詳しいのでご覧ください。
http://www.ab-road.net/europe/turkey/istanbul/guide/01326.html
http://www.geocities.jp/eline_saglik/mid/tur/tur_000.html



夕食です。
トルコは回教国なので、豚肉はご法度(でもお酒はOK。なんてフレキシブルな国)。このため、鶏肉と挽肉(牛?羊?大豆?)がよく登場しました。トルコで有名なケバブもモチロン登場。串焼きを連想される方多いと思いますが、ドーネルケバブ(Döner Kebabı)はご存知ですか。写真左の、フライドポテト脇にあるスライス肉です。調理法はご存知でしょう。これです↓。

この鶏肉版をよく食べました。鶏肉のチーズ焼きなどもでましたね。あとは煮込みハンバーグみたいな料理キョフテ(köfte)とかも食べました。

さすが、フランス料理、中華料理と並んで、世界三大料理の1つに挙げられているだけありますね、トルコ料理は。どれも旨い旨い。

(続く)

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地中海ビーチ

2010-07-12 00:00:00 | ムル⇔トルコ・アンタルヤ5000kmの旅
おまたせ、ビーチ情報。

ご覧戴いているのは、ホテル附属のビーチです。
地中海沿岸は小石や砂利が多いようですが、歩きやすいように砂を敷いているところが多いようです。
既にパラソルは設置されています。ベンチシートもあり。
日差しが穏やかな午前中は、さすが込みますね。
10時~12時半(昼食開始)までよく寝転がっていました。

海はクリアなコバルトブルー。
味は、黒海より塩味がキツイです。黒海では波打ち際まで小魚やクラゲ(無害ですご安心)が元気良く泳いでいましたが、地中海の波打ち際ではめぐり合えませんでした。ですが遠浅なの海岸なので、水泳が苦手な人や子連れ家庭には適しています。

2時間ほど甲羅干しした後は、附属のビーチカフェに。
そこではセルフサービスでドリンクを飲むことができます(無料)。
海がよく見え、潮風が気持ちいいテーブル席に座り、カフェラテを飲みながら読書。

優雅なひとときです。

(続く)

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宿泊先は☆☆☆のAnnabella Garden Hotel

2010-07-07 00:00:00 | ムル⇔トルコ・アンタルヤ5000kmの旅
ムルマンスクとトルコ・アンタルヤの時差は1時間。ムル⇔日本とは違い、楽勝でした。

アンタルヤ(英Antalya、露Анталья)はトルコ南部にある東西に長い県。姿はまるで静岡県とか高知県。地中海に面しており、「トルコのリビエラ」と称されるほどの美しくゆったりした風景が広がっています。

昔からドイツ人の保養地として栄えていて、後に欧州人が続々と訪れるようになりました。ドイツ人のためのカフェなどが点在しています。ロシア人は90年代に入ってから訪れるようになったとか。ロシア人の方が多く滞在しているのじゃないかと思うくらい、あちこちでロシア語を聞きました。

筆者が甲羅干しに滞在したホテルは、三ツ星ホテルのAnnabella Garden Hotel。国道400号線沿いにあり山側に建っています。その国道を挟んで反対側に姉妹ホテルのAnnabella Beach Hotelがあります。海水浴や食事するときは国道下を横切る地下道をくぐり、更にこのBeach Hotelを通過して行きます。それほど遠くありません。

今、ロシアの旅行社がトルコにツアー客を招致するのに力を入れているので、パック料金がかなり安くなっています。
ツイン料金(20日間滞在、3食&往復航空機込)でお一人様33,000ルーブル。日本円に換算すると、約100,000円です。下手すりゃ、ソチ旅行よりも安く、より長く滞在できます。価格の内訳がどうなっているんだかわかりませんが、嬉しいことです。

ただ、少々ムッとすることがありました。
それはツアーを申し込む際、筆者が日本人であることを告げると、「旅行会社の規定(トルコの地元旅行会社coral)で日本人は通常の 3倍 の料金を戴くことになります」と言われました。
筆者はサービスの無い国として世界的に知られているロシアに永住資格があり、理不尽なロシアの労働条件で働き、雀の涙ほどの給料を得て暮らしている。殆どロシア人と同じように生きているんだ、と抗議したところ、ロシア人料金で旅行できるようになりました。

日本は早朝から夜遅くまで自殺するかもしれないスレスレで働いてるから、豊かになったのだ。今日どれだけ犠牲になってることか。
日本は、ロシアのように50数日間の休暇なんて、ありえない。
サービス残業は普通。
日本と友好国のトルコならもっと安くて然りである。
高額な日本人料金を設定するなんて全くけしからん話である。
金づる扱いしてもらいたくない。
・・・・・・どれだけ心中で爆発したことか。

(続く)

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ムル⇔トルコ・アンタルヤ5000kmの旅

2010-07-05 00:00:00 | ムル⇔トルコ・アンタルヤ5000kmの旅
6月10日~7月1日まで、トルコ共和国はアンタルヤ県へ甲羅干しに行ってまいりました。

ムルマンスクからできる国内外旅行を毎夏にブログで紹介していますが、今回はトルコ共和国をご紹介したいと思います。

全何回になるか不明ですが、当地で経験したことを書き綴っていきます。応援よろしくお願いしま~す。

==========

6月10日(木)。08:30発のアエロフロートノルド航空機で出発しました。勿論、ムル⇔アンタルヤには定期便はありません。旅行会社がツアーを企画して利用者を募り、チャーターした便です。
今までムルマンスク空港の国内線ロビーしか利用していませんでしたから、国際線ロビーに移動するときは、いつもと勝手が違うので、少々戸惑いました。

移動距離は飛行機で5時間かかりましたから約5000km。

トルコのアンタルヤに着いたときは、なんだか感覚が違って新鮮でした。

(続く)