ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

ムルマンスク発ノルウェー行き 陸路の旅(11)

2007-12-09 00:00:00 | ムル⇔キルケネス(ノルウェー) 218kmの旅
 前出の「Cafe matprat」で食べ過ぎによりう~んう~んとうなされてながら、帰りの便を待っていました。出発10分前頃にホームセンター「エヴロプリーズ」駐車場前まで行くと、既にマルシュルートカが待機していました。

 私達のバスは定刻どおりに出発しました。今回はお金に振り回されていた旅行だったけど良い街だったなあ、と振り返りながらノルウェーの景色を眺めていました。

 20~30分位でノルウェー国境検問所に到着しました。ここで出国手続です。

 クッキーを3箱も購入したので関税を払わなくてはならないかな?と心配していましたが、税関からは何も言われませんでした。その後パスポート審査でしたが、ノルウェーの旅券審査カウンターはめちゃ高いところにありますね。顔に当たるところにツイタテがされていて、低身長の私が背伸びしてもツイタテから顔が出ませんでした。なので、審査官も身を乗り出して私の顔を確認していました。やはり英語で質問され、慣れない英語で返答。

 出国審査が無事終了し、再びバスはロシアへ。

 ノルウェー国境検問所を過ぎてすぐ、5分もしないところにロシア国境検問所があります。今度はここで入国手続です。荷物検査、入国審査へと進みます。私以外全てロシア人なので彼らは入国はスムーズ、私はイミグレーションカードを書かねばならず、あまり時間をかけたくないので走り書き。往路のときよりも時間をかけずに済みました。

 入国審査も無事終了し、バスは一路ムルマンスクへ。

 運転手さん、ぶっ飛ばすぶっ飛ばす。辺りは真っ暗な上、途中濃霧が立ち込め、路面も凍結してゴツゴツしていましたが、気にもせずGOGO飛ばします。乗っている私はちと怖くなりました。サリミヤルヴィ市入口とチトーフカ市入口の2箇所に検問所があり、往路のときと同じくパスポを見せて通過します。2つ目の検問所を過ぎた辺りから携帯電話が受発信できるようになるそうです。ムルマンスクには現在MEGAFON、MTS、BE-LINE、TELE2などの携帯電話会社がありますが、チトーフカを過ぎてすぐのところではMEGAFONしか通じないようです。

 ムルマンスク市内に入ったのは21時過ぎ。ムルの方が2時間時間が早いので、奇妙な感じです。運転手さん、乗客のリクエストに応じ、最寄の停留所で次々に降ろしてくれました。途中乗客の意向で彼方此方寄りましたが、集合場所だったグリベルス前に21時半頃無事到着。

 さらにトロリーに乗り換え、家前の外扉に着いたのは22時頃。さ~てダマフォンの鍵、鍵っと・・・とコートのポケットの中を探していると、触りなれないタグ付の鍵があることに気づきました。「え・・・まさか・・・」中から取り出してみると、紛れもなく宿泊施設「Pedersens Overnatting」の部屋の鍵だったのでしたxxxxx。
(ムルマンスク発ノルウェー行き 陸路の旅 おわり)

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