ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

オーロラ出現報告(2017年8月)

2017-09-30 00:00:00 | オーロラ
 2017年8月18~31日までに、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子をご紹介します。

 今月は21・24・31日にCクラスのフレアが発生しました。そして8月末に大きな黒点が現れました。8月の平均黒点相対数は でした。太陽風速度は8月18日頃到来し、600~750km/sの高速太陽風が5日間ぐらい続きました。そのあと9日に一旦速度が上がりました。これに伴い、南北磁場が活発になりました。

 ムルマンスク州でのオーロラ初観測は、8月18日にVahmistov氏とShubin氏によってもたらされました。今は暗い時間がどんどん長くなり、オーロラ観望チャンスがどんどん増えていきます。今期も素敵なオーロラにたくさん会えるといいですね。

 では、8月に撮影されたオーロラをお楽しみください。


 
▲ 2017年8月18日 
左:オーロラシーズン到来inキーロフスク市(B Vahmistov)
右:無題inムルマンスク市(K Shubin)



▲ 2017年8月29日 
シーズン解禁!inムルマンスク州(V Ivchenko)※宇宙天気ニュース(2017年9月15日付)に掲載されました


  
▲ 2017年8月31日
左:無題inアパチット市(A Krotov)※宇宙天気ニュース(2017年9月15日付)に掲載されました
中:無題inキーロフスク市(V Istomin)※宇宙天気ニュース(2017年9月15日付)に掲載されました
右:オーロラシーズンを俺が開けたぜ!inアパチット市(N Sobolev)※宇宙天気ニュース(2017年9月15日付)に掲載されました


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オーロラ観望スポット・遠場編

2017-09-15 00:46:54 | オーロラ
オーロラ観望にいらっしゃる方へ

この季節になると、観望ポイントに関するご質問をたくさん戴きます。
前回「オーロラ観望スポット・近場編」と題し、ムルマンスク市内で観望できる場所を当ブログでご紹介しました。
今回は、郊外へ脱出して観望する「オーロラ観望スポット・遠場編」についてご紹介します。

よく戴く質問に、「オーロラツアーを開催している旅行会社はないか」などがございます。
ご宿泊先のホテルの外でも観望できますが、「町明かりや悪天候なんてうんざり、ここまで来たんだから多少出費してでも観望したい!」という方のために、オーロラツアー専門会社を1つご紹介します。

ノルドツアーズ(Nord Tours)

ムルマンスク市にある、オーロラツアー専門会社です。
日本語版はまだ工事中ですが、「次回のオーロラ観望好期」の欄以外は正しいので、詳しいツアー内容は以下リンク先をクリックしてご覧ください。
http://www.nordtours.ru/jp/

-----リンク先引用ここから-----

ご参加料金

個人および少人数でご参加の場合:

1名様のみ — 18000ルーブル
2名様 — 9000ルーブル(お1人様当たり)
3名様 — 7500ルーブル(お1人様当たり)
4-9名様 — 7000ルーブル(お1人様当たり)

団体でご参加の場合:
10-14名様 — 6500ルーブル(お1人様当たり)
15-19名様 — 6000ルーブル(お1人様当たり)
20-24名様 — 5500ルーブル(お1人様当たり)
25-29名様 — 5000ルーブル(お1人様当たり)
30-39名様 — 4500ルーブル(お1人様当たり)
40-49名様 — 4000ルーブル(お1人様当たり)

グループでご参加の場合は、表示されている料金を各自お支払いください。例えば、4人グループでご参加の場合、お一人様7000ルーブルずつお支払いいただくことになります。★グループ参加がよりお得!


参加料金には以下のサービスが含まれています。
1)オーロラ出現予報日と観望ツアー最適日のお知らせ(オーロラは雲の上に現れるので、曇り度合い、大気団も考慮に入れてお知らせします。)
2)プロフェッショナルのガイド兼写真家の同行。移動中オーロラについて説明をし、本物のオーロラを背景に貴方の写真をプロの技術で撮影します。
 
3)ホテルから観望地までの往復トランスファー
4)移動中お茶、コーヒー、おつまみなどの提供
観望所要時間は6~8時間ぐらいです。これは1回の観望当たりの所要時間ですが、最適日をこちらで選定するため、約3日ご滞在することをお勧めします。

参加料金には滞在費や食費は含まれていません。宿泊先はお客様自身でご予約ください。


観望ツアーのご予約の際、以下のことを弊社にお伝えください。
1)ムルマンスクご到着日時
2)ムルマンスクご出発日時
3)ご宿泊ホテル
4)ご連絡先電話番号
これらは、弊社が観望日を計画し、お客様に観望当日スケジュールをお知らせするために重要です。

-----リンク先引用ここまで-----

近場vs遠場、あなたはどちらがいいですか・・・迷いますね。

ご予約ご希望の方は、必要な情報をお書きになった上で、以下の宛先までお送りください。
http://www.nordtours.ru/contacts-jp/


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オーロラ観望スポット・近場編

2017-09-15 00:42:34 | オーロラ
オーロラ観望にいらっしゃる方へ

この季節になると、観望ポイントに関するご質問をたくさん戴きます。
今回は特に多い質問「オーロラ観望スポット」についてお答えします。

よく戴く質問に、「ムルマンスク市内で見られますか」「郊外へ行かないと見えませんか」「どんなところが観望に適していますか」などなどがあります。
ご宿泊先のホテルの外でもできますが、車や団地の灯りなどで結構邪魔されます。でもあまり遠出したくない、倹約して観望したい方のために、近場3箇所をご紹介します。


アリョーシャ像

大祖国防衛戦争戦死者の慰霊像、町の皆からアリョーシャと呼ばれているこの像は、緑の岬と言われているところに建っています。岬の下にはムルマンスク港の明かりがありますが、工夫次第で隠して観られます。像の下には永遠の火が24時間燃えているので、冬季は暖取りにいいですね。ただ岬上で風がちょっと強いです。
【アクセス】
市中心から
  トロリーバス 2番、3番、4番
  アフトバス 5番、10番、18番
  マルシュルートカ 10番、18番、51番、53番、54番、55番
で最寄バス停「ガガーリナ(ул.Гагарина)※下の地図で緑の点」下車。目前にセミョーノフスコエ湖や遊園地が見えるので、その間の道を道なりに行きます。アレクサンドロワ通りという広い道路に出るので、左折して突き当たりまで進みます。そしてまた左折し直進。徒歩20分。像まで緩やかな上り坂です。28RUB。
タクシーだと市中心から15分。「ド・アリョーシ(До Алёши)」とご指定ください。150~200RUB。

https://www.google.ru/maps/place/%D0%90%D0%BB%D1%91%D1%88%D0%B0/@68.9919817,33.0768252,15.01z/data=!4m2!3m1!1s0x443411c8fef97425:0x9dfb0fd2de6f643b!6m1!1e1




スパス・ナ・ヴァダフ正教会

セミョーノフスコエ湖をはさんでアリョーシャ像の反対側の高台にあります。市中心からバスなどで上がってくると右手に見えてくる教会が、これ。近くには多角柱の灯台、大錨のオブジェクトがあります。教会近くにも灯りがありますが、オレンジ色の弱い光なので工夫して隠し、観望しましょう。
【アクセス】
市中心から
  トロリーバス 2番、3番、4番
  アフトバス 5番、10番、18番
  マルシュルートカ 10番、18番、51番、53番、54番、55番
で最寄バス停「セミョーノフスコエ・オーゼラ(Семёновское озеро)※下の地図で緑の点」下車。目前にセミョーノフスコエ湖が見えます。降車後右へ行くと二差路に差し掛かります。左側の道路を直進して行くと右手に協会が見えてきます。徒歩10分。28RUB。
タクシーだと市中心から15分。「ド・ツェルクヴィ・スパス・ナ・ヴァダフ(До церкви Спас на водах)」とご指定ください。150~200RUB。

https://www.google.ru/maps/place/%D0%A1%D0%BF%D0%B0%D1%81+%D0%BD%D0%B0+%D0%92%D0%BE%D0%B4%D0%B0%D1%85/@68.9888778,33.0852038,15z/data=!4m2!3m1!1s0x44341034f648c6c3:0xd23410e3865126a0




ドリーナ・ウユータ

やや低く広がる大きな谷間。夏はキノコ&木の実狩り、冬季はウィンタースポーツで使われます。3月中は冬季スポーツの祭典「プラーズニク・セーヴェラ」が開催され、北極圏ならではトナカイレースも見られます。
【アクセス】
市中心から
  トロリーバス 2番、4番、6番
  アフトバス 5番、18番
  マルシュルートカ 18番、51番
で最寄バス停「ドリーナ・ウユータ(Долина уюта)※下の地図で緑の点」下車。目前の低木樹海(冬季は雪原)がドリーナ・ウユータです。下の地図では、ピンク色にハッチングしてある部分がドリーナ・ウユータといわれているところです。徒歩1分。28RUB。
タクシーだと市中心から10分。「ド・ドリーヌィ・ウユータ(До долины уюта)」とご指定ください。150~200RUB。

https://www.google.ru/maps/place/%D0%94%D0%BE%D0%BB%D0%B8%D0%BD%D0%B0+%D0%A3%D1%8E%D1%82%D0%B0/@68.9410658,33.1167143,15z/data=!4m2!3m1!1s0x44340ff059916581:0xe8b85e555fb236a4



 バスとマルシュルートカ利用ご希望の方 
・乗車時に運転手または車掌に料金をお支払いください。
・バスではお金と引き換えに小券をもらいます。降車時まで紛失なさらないように。
・トロリーバス、アフトバス、マルシュルートカは24時間営業ではありません。0時頃運行終了しますので、ご注意。


 タクシー利用ご希望の方 
・ここには白タクはいませんが、乗車前に運転手に聞いて、料金をご確認ください
・0時以降も踏ん張りたい方は、治安は大丈夫ですが、帰路はタクシーが無難です。但し深夜利用は、紹介料金より若干割高になりますので、予めご承知置きください。
・大通りまで出れば、タクシーを見かけます。特にバス停留所あたりに待機していますので、お探しください。
・電話予約も可能です。ムルマンスクのタクシー会社と電話番号をご紹介します。オペレータに繋がったら、現在地目的地をお伝えください。タクシーが来たら確認のため、運転手にも目的地をお伝えください。料金は後払いです。
  ナロードヌィエ・タクシー(Народное такси)   700-000
  ムスタング(Мустанг)Такси Мустанг   750-750, 400-016, 212-212
  スト・ピヂシャート・アジーン(Такси151)   151, 150, 43-06-06, 43-07-07, 994-151, 994-150
  ヴェジョート(Такси Ведет)   999-888 ※携帯電話予約すると、数分後に車種を伝えるSMSが来ます。
  シェスヂシャート・デェーヴャチ(Такси 69)   69-69-69
  プーマ(Такси Пума)   008, 26-26-25
  エコノム(Такси Эконом)   145, 27-72-77
  メガ(Такси Мега)   210-210
  ミクス(Такси Микс)   26-26-26
  ゴーラト(Такси Город)   21-21-21, 63-63-63, 62-70-00, 001
  ヴォヤーシュ(Такси Вояж)   22-22-22
  セーヴェル(Такси Север)   116, 130, 44-08-08, 333-444


近場じゃなくていいから、もっとすごーいオーロラが観たい!という方に・・・次回ブログを乞うご期待。



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オーロラ出現報告(2017年4月)

2017-09-13 00:00:00 | オーロラ
 2017年4月1~12日までに、ムルマンスク州各地に出現したオーロラの様子をご紹介します。

 今月は最初の4日間にM・Cクラスのフレアが賑やかに多発しました。NICTによると、8日から10日間程無黒点の状態が続き、4月の平均黒点相対数は19.6と増加しました(月末までの計算)。太陽風速度は月初め1週間程高かったです。そのあと9日に一旦速度が上がりました。太陽風速度が高速度の時に、南北磁場が活発になりました。

 ムルマンスク州ではどんどん白夜へ向かっていく月。明るい時間が長くなり、州で見られるのは4月中旬までなので残念。それから今期は春の訪れが遅いです。雪がコンコンと降っていました。

 では、4月に撮影されたオーロラをお楽しみください。


  
▲ 2017年4月1日 
左:幸福の鳥inムルマンスク州(A Stepanenko)
中:無題inムルマンスク州(V Valeriyb)
右:無題inムルマンスク州(V Pupkin)


 
▲ 2017年4月2日 
左:無題inムルマンスク州(A Stepanenko)
右:鉄橋とオーロラinアパチット市(V Dziganov)



▲ 2017年4月7日
無題inムルマンスク州(V Ivchenko)



▲ 2017年4月9日
妖精の舞inムルマンスク州(A Stepanenko)



▲ 2017年4月12日
極彩色のオーロラinアパチット市(V Dziganov)


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