ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

ムルマンスク市 近況報告

2023-08-08 00:57:34 | ムルマンスク市・街の表情
先日作業中に在ロ日本大使館領事部のNさんから電話がありました。
Nさんには10年前に設置した渡辺大剛さん慰霊碑などの関連で大変お世話になったので、
「うわ~、懐かしいなあ」と思いながら応答。
6月下旬に領事部から「在留邦人実態調査へのご協力のお願い」のメールを受け、
変更無しだったので放置してましたら、再確認電話が・・・ということなのでしょう。

「いやぁ、もう大変なことになりましたよ~。」

と切り出され、私と子供の安否を確認してきました。
私も子供も無事であることを伝えました。

また帰国予定を聞かれ、
「帰国はしますが、またムルマンスクに戻ります。
と答えたら、一瞬天使が通ったような静寂な空気が流れた気がしました。
そして、
余程のことがない限り、永久帰国はしません。
と伝えたら、また一瞬天使が通った・・・ていうか、
「え?今ソノ『余程』の時じゃないんかーい!
と突っ込み入れられている気がした・・・いや気のせいか

そんな大変温度差がある回答を返したので、
「ムルマンスクは本当に大丈夫なんですか!?
と驚きを持ってNさんに訊かれる始末。

まあ、そりゃそっか
大使館があるモスクワではよくドローンが飛来し建造物を爆発損傷させたり、
テロリストらが徘徊していて、
連日安否確認に追われる日々。
最近あった露国防省近くのモスクワシティでのテロ事件ではその数百メートル先に、
日本からの留学生も通う国立バレエ学校がありますから。
戦争が始まってから、労働時間爆上がりでしょう

ムルマンスクは本当に、何事も無く本当に本当に本当に平穏なんですよね。
例年の如くこの季節は多くのムルマンチャーネがバカンスしに南下しています。
多くはウクライナ周辺を回避していますが、
割とそこから近いアナーパ(Анапа)という町で過ごす、
という強心臓の私の知り合いが1組います

それからムルマンスクは今年、+30度超えが1週間続く夏日が3回もあり、
ムルマンチャーネは遅くまで日光浴を楽しんでいます。

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ついでに残留組は何人いるのか、訊いてみました。
「ざっくり勘定で」という前置きで、
モスクワ 1300人→400人 に大減少
サンクト 既に100人切っている
と回答いただきました。
両都市共に千人を越える日本人がいたのに・・・。
残っているのは大使館関係、メディア関係、学校関係者、バレエ留学生ぐらいだとか・・・。

本当にウンザリしますね。

オレンジ色の街と雨上がりの虹

2023-06-10 17:58:41 | ムルマンスク市・街の表情
オレンジ色に染まった街に突如現れた、雨上がりの虹です。
素敵ですね、夕焼けに出てくる虹。
午後4~5時頃に撮影された・・・・とお思いでしょう。


実はこれ、現地時間6月10日午前0時に現れた虹です。
そう、真夜中です。
今ムルマンスクは白夜シーズン真っ最中で、夜でも太陽が地平線に隠れません。
更にこんな時間だから、人も車も往来がほぼ皆無。

何度見ても不思議な光景です。

写真: "Murmansk (vk)"

余談ですが、ソース元であるSNS「フコンタクテ」の紹介やリンクを上の付記に貼ろうと思ったのですが、
SNS「フコンタクテ」のURLを本文に挿入すると「本文に不正な書式が含まれています」と表示され、
アップロードができません。gooでは露のSNSは「ヤバいサイト」処理されるのかなwww?
なので上記のように超簡素に書きました。

戦勝記念日パレード・白夜期間開始・卒業式

2023-05-25 14:04:05 | ムルマンスク市・街の表情
大変ご無沙汰してます

5月9日にはムルマンスク市でも戦勝記念日セレモニーが開催されました。

最初に伝説的戦車T-34が登場しました。
その後、Т-80 БВМ戦車、超長距離地対空ミサイルС-400 «Триумф»、地対艦ミサイル «Бал»と«Бастион»、 装甲兵員輸送車、極地用技術車両など、計30台くらい。
45分程度の短いセレモニーで人員も軍用車両も少なかったようです。
ウクライナ戦で大分出払った感は、否めません。
個人的には、種類は忘れましたが、北極仕様の白い軍用車両(こんなの↓)がありませんでした。

近所で走行している姿を見て記憶に新しかったので、意外というか。
あーやっぱりニュースで言われてた通りウクライナ戦で即爆したのかな。
最後に市民による「不滅の連隊」行進はありました。
開催前まではオンライン開催でしたが、結局路上決行となり、規模は小さめでした。

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5月22日からムルマンスク市は白夜期間に突入しました。

6月22日に夏至、その1ヵ月後の7月22日まで、
昼間は明るく、真夜中でも夕暮れのような時間が続きます。
何年も住んでいますが、見ていて美しく、不思議な気持ちがします。
でも勿論そんな時間に人や交通機関が往来することは滅多にありませんので、
街中はゴーストタウンのようですが。

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今日5月23日は、Последний звонок(ポスレードヌィ・ズヴォノク)、9年生と11年生の卒業式です。
9年生は日本の学校でいうところの、高校1年生。
11年生は、日本の高校3年生です。
総勢約2000人の卒業生達は方にタスキをかけ、セレモニーに参加します。

9年生はこの後全国試験に臨み、結果次第で大学進学コースに進めます。
11年生はこの後統一試験に臨み、結果次第で大学へ入学できます。

教育システムの詳細については、後日

戦勝記念日

2023-04-19 07:06:25 | ムルマンスク市・街の表情
気温もプラスの日々が続き、明るい時間も徐々に増えていき、春の到来を感じています。
路上には春の到来を告げるマチ・マチェハ(和名:フキタンポポ)と呼ばれる花が咲き始めました。
そして猫柳の白くてふわふわ柔らかい蕾も顔を出しています、

あと2週間で5月。早いものですね。
5月といえば、ロシアでは国旗発揚のための一大イベント「戦勝記念日パレード」が毎年開催されます。
ムルマンスク市では、3月30日から市中心に客席の設置を開始したので今年も順当に開催かと思いきや、

ロシア「戦勝記念日」恒例の行進を全土で中止へ 各地で軍事パレード中止の発表も相次ぐ ゼレンスキー大統領 東部ドネツク州を訪問|TBS NEWS DIG


んんんん。ムルマンスクではどうなのでしょうね・・・。
噂によると、Бессмертный полк(ベススメルトゥヌイ・ポルク。不滅の連隊、という意味)と言われる行進パレードがキャンセルされるとか。戦死した人々の顔写真プラカードを持ち、兵士達の行進パレードの後に開催される、市民による行進のことです。
「安全のため」とか「テロ防止のため」とか言われてますが、
現在の戦争で数十万人戦死したといわれる中で、その遺族関係者たちや反政府派による反乱を恐れているとか。

やるんだったらレポしますね・・・・じゃなかった、しません。
万一のことがあったら、日本大使館に迷惑かかってしまう。
地元ニュースを見て、そのママ伝えますね。

政府でも国内でも国外でも割れており、予断を許さない状態ではあります。

国民的ロックバンド・ズヴェーリ(Звери) 来ムル

2023-02-15 11:36:23 | ムルマンスク市・街の表情
新型コロナが猛威を振るい、収まりつつあるところにウクライナ侵攻。
この大ハプニングのためか、キャンセルになったコンサートが結構ありました。

先ず毎年開催されているムルマンスク市創設記念日。いつもは終盤は旬の有名アーティストのコンサートで盛り上がります。
でも昨年はそれがありませんでした。丁度その頃に退社して通りかかったんで見てみたら、まるでカラオケ大会(?)の様子で、盛り上がりイマイチでした。経費削減?!

その大ハプニング期間、4組の有名アーティストのコンサートがキャンセルされました。
皆さんご存知か分かりませんが列挙しますと、
ズィヴェルト(Zivert)・・・ハスキーヴォイスが魅力、2017年デビューのダンスポップアーティスト。
エゴール・クリード(Егор Крид)・・・HIPHOPで有名なブラックスター社からデビューした甘いマスクのアーティスト。
バスタ(Баста)・・・実業家でもあるラッパー。
ルーキ・ヴェルフ!(Руки вверх!)・・・2000年代前半にスーパーヒットを飛ばした2人組ユニット。


ズィヴェルトは2度キャンセル。1度目は新型コロナで興行制限を受けたためで、2度目は自身が罹ったため。ファンは2020年から彼女のコンサートを心待ちにしていました。
ルーキ・ヴェルフ!は、昨年3月18日に一度予定されてましたが、5月13日に延期、そしてキャンセル。
バスタは、2020年3月に一度予定されてましたが、10月に延期、そしてキャンセル。
エゴール・クリードにいたっては、2016年から予定していましたが、何度も何度も延期を繰り返し、最近は「私と私のチームの手に負えない理由」により、2022 年 11 月 6 日に予定されていたコンサートはキャンセルされました。

更にタチが悪いことに、この一連のコンサートドタキャンで会場側は、チケットの返金を断固として拒否しているのです。購入したファンの皆さん泣き寝入り。SNSにはドタキャンアーティストへの罵詈雑言と嗚咽メッセの嵐

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なので・・・・今回も非常に心配されてはいました。
でも2月12日当日、ちゃんと来てくれました!
国民的ロックグループ・ズヴェーリ(Звери)は2000年から音楽活動しています。
今回は20周年記念ツアー。新型コロナなどで邪魔されたので、今年の開催となったようです。
親子2世代でファンという家庭も多いらしいです。
「До скорой встречи(また近いうちに)」「Всё, что касается(僕らに関わること全て)」「Я с тобой(君と一緒。※ロシア語研究で知られる沼野恭子先生が担当された番組「NHKロシア語会話」のエンディングだったかオープニングだったかで使用されたこともあります)」などが代表曲。
MVで繰り広げられるラブコミカルストーリーと共に世の女性たちのハートを掴んだばかりか、同性にも共感されています。
更にVoのローマは当日ムルマンスク市公認オリジナルTシャツを着て登場。ムルマンチャーネの心をしっかり掴みました

▼コンサートの模様。全曲お馴染みだったため、リスナーはずっと一緒に口ずさんでたとか。


▼MV「Я с тобой(君と一緒)」


▼MV「До скорой встречи(また近いうちに)」



国際女性デーである3月8日には、ポリーナ・ガガーリナが(Полина Гагарина)来ムルするそうで、いま街中やSNSでよく広告を見かけます。
ポリーナ・ガガーリナはユーロヴィジョンで準優勝を獲得した経験を持つ、実力派アーティスト。

彼女はドタキャンせず、ムルマンチャーネの期待に応えてくれるでしょうか?!

ムルマンスク空港 2025年にリニューアルオープン

2023-02-07 12:00:00 | ムルマンスク市・街の表情
ソビエト時代を髣髴とさせるその外観と内装。
当地へ一度は足をお運びになったことがある方、またソ連懐古趣味がおありの方には、ジワリ来ることでしょう。
現在のムルマンスク空港です。




その我らがムルマンスク空港が、2025年にリニューアルオープンするそうです
そのイメージ図がニュースに出たのでご紹介」。

▼空港ビル外観。イカスじゃないですか・・・・ロストフやアドレルの空港を思い出します。


▼空港ビル前の駐車エリア。広々整然としています。素晴らしいじゃないですか・・・。大雪と違法駐車でカオスにならないのでしょうか・・・。


▼空港ビル内の様子。マジですか?!もうモスクワの空港思い出しちゃいます。一気に都会感・・・。


▼空港ターミナルの様子。これはもう、南の大都会の空港ターミナルそのもの!



今夏、ターミナル建設の請負業者を選定し、建設に 40 億ルーブル以上が割り当てられたそう。
空港再建により、空港受入能力が向上し、最新レベルのセキュリティが提供され、乗客サービスの質と手荷物処理の速度が向上するそうです
期待してまっす。

でも・・・えっ?・・・あれ?
ムルマンスク市内のバス停の暖房の件は・・・・?まだ肌寒いんだけど
どうして極寒の地なのに、暖房が利かなくて、ドアが無くて、脚部から暖房の風が外に抜ける構造の待合室を購入した?
実際は・・・なんか一応働いているみたいなんだけど、ニット帽を取れば上部から弱~~~い放射熱を感じるような、感じないような。
頼んますよ~、暖房強くしてくださいな~

神の洗礼の日

2023-02-01 00:10:30 | ムルマンスク市・街の表情
毎年の伝統行事「クレシェーニエ・ゴスポドゥネ(Крещение Господне)」が、1月18~19日にムルマンスク市北部にあるセミョーノフスコエ湖で開催されました。
神の洗礼の日、とでも訳しましょうか。
以前弊ブログでも何度か取り上げてきました。
分厚く凍てついた湖の氷を切ってスペースを作り、そこで行水()するのです。

どうしてそこで行水することが神の洗礼に関係するのかというと、ゲローエフ・セヴェロモルツェフ幹線道路を挟みこの湖の反対側にドーン

スパス・ナ・ヴァダフ聖堂(Церковь Спас на Водах)が鎮座しているからだとか。
現在は、この聖堂の隣に別の聖堂を建設中。この乱世、もうトニカクホントに ネ申 束頁 み・・・といったところでしょうか。

先ずは司祭による洗礼式。そして参加者は、女性は湖畔にある木造小屋(セイウチの家、という名前らしい)で、男性は近くの仮設テントで水着に着替えます。その後、このクソ寒い中、軽く泳いだり行水したり、そして十字を切ってキリストに祈りを捧げます。毎回驚きますが、参加者の皆さん、水温がプラス数度程度の温度なんだけど、躊躇なく入れるんですよね。行水後は各着替え室に戻り、暖を取りながら着替えます。
ビデオ中、最後に行水している男性はムルマンスク州知事、アンドレイ・チビス氏です。


姉妹都市・パートナー関係にある国際都市に異変

2023-01-30 00:00:00 | ムルマンスク市・街の表情
バスに乗って職場へ向かうとき、いろいろなイベントカーに会います。
昨今ならVだのZだのあしらったバスが多いですが、たまに姉妹都市関係アピールカーに搭乗することもあります。
そのバスにたまたま乗って内装を見回し、その都市の市旗を見ていました。
確か11だったか12だったかあった筈が、白いシールで覆われた旗がありました。
うちに帰ってwikipediaを見たところ、

ムルマンスク市と姉妹都市関係にある国際都市
1) ルレオ(スウェーデン)   1972年3月26日~
2) トロムソ(ノルウェー)   1972年7月10日~
3) ヴァドソー(ノルウェー)   1973年4月30日~
4) ジャクソンビル(米国)   1975年7月14日~
5) フローニンゲン(オランダ)   1989年6月20日~
6) アークレイリー(アイスランド)   1994年10月14日~
7) アランヤ(トルコ)   2014年2月17日~
8) ミンスク(ベラルーシ)   2014年8月21日~※1995年6月30日まではパートナー都市関係だった。
9) ハルビン(中国)   2015年10月16日~

ムルマンスク市とパートナー都市関係にある国際都市
1) クックスハーフェン(ドイツ)   2004年8月14日~
2) ドゥアルヌネー(フランス)   2006年6月8日~
3) ゴメリ(ベラルーシ)   2009年8月5日~

やっぱり減っていました。そしてこのようなことが書かれていました。
「ポーランドのシュチェチン市は、1993年から2022年2月28日まで姉妹都市関係だった。」
「フィンランドのロバニエミ市は、1962年4月23日から2022年3月まで姉妹都市関係だった。」
2022年2月24日に露によるウクライナ侵攻のため関係を打ち切ったそうです。

ムルマンスク市は州内唯一、ポーランドの都市と関係締結していた都市でした。
ムルマンスク州内の他都市と姉妹都市関係を締結している欧州の都市は変更がないため、静観と言ったところでしょうか。

*****

またムルマンスク市にはノルウェー領事館分室とスウェーデン領事館分室もありましたが、2022年2月24日に露によるウクライナ侵攻のため、閉鎖したようです。

悲しい事態ですね。

クリスマスツリー 転倒アクシデント

2023-01-27 07:32:11 | ムルマンスク市・街の表情
ちょっと有り得ないアクシデントが起こりました
正月休み明けの1月9日。
ムルマンスク鉄道駅に飾ってあったクリスマスツリーが強風に煽られ、しかもあらぬ方向に回転して倒れ、下から階段で上がって来た通行人2人に直撃。怪我を負わせました。ビデオをご覧下さい。

暖房機付のバス待合室が登場・・・?

2023-01-24 00:00:00 | ムルマンスク市・街の表情
冬にはすっかりキーンと冷える北極圏最大都市ムルマンスク市に、こんな建物が登場しました。
政府が大奮発して市中心地区のバス停に配置した、暖房機つきの待合室です。
中に入ると天井に設置されている熱放射装置のお蔭で、室内が暖まる仕組みです。
極寒の地にようやく登場と、ムルマンチャーネが大喜び。

ところがこれがちょっとプロブレムな話題になっています

プロブレムその1。12月中に登場したのですが、暖房が運転されません。
一度「12月29日から運転開始」という知らせを受けましたが、全く運転の気配がありません。
そのあと「1月25日から運転開始」という知らせが。本当なんだかどうだか
バスに入ったときにフワッと感じる嬉しい温かさ、早く来て欲しいです

プロブレムその2。一戸440万ルーブル
これは市中心地のマンションで、そこそこいい部屋が1室買える値段に相当します。
詳細が開示されていないようで、現在検察と調査委員会がこの内訳を調べているとか。
私が見かけただけでも、上下線合計12戸は確認できました。
政府ったらこの時期になかなかの太っ腹ですね。さあ、計算してみましょ~う

プロブレムその3。そしてバス料金が2月1日から施行され、35→40ルーブルと値上がりします・・・

SNSでは
「も少し安くて手頃なモデルは他にあるのに見え張って一番高いの選んでおいて、暖房費賄えなくなったから、バス代値上げしてそれに充てるんかーい。」
「少なくとも夏までに稼動して欲しい。今年もまた暑い夏になりそうだから。」
など、怒りの声が溢れています。

●上の写真は市中心にある「ピャーチウグロフ」バス停。暖房が利かないバス待合室が建っています。設置工事の段階から見てたんですが、古い建造物を除去し、電気系統を敷設するためなどで地面を堀って、配筋してセメント流して基礎工事したあと、またそこ掘り返してたんですよね。何やってんだか・・・。それから写真手前は、数年前にロシアで流行ったマスコット「ジュドゥン(Ждун)」、欧州のデザイナーが考案したもの。長い行列で待つ羽目になっても、世の中の不条理に遭っても只々待ち続ける、恰幅の良さと肌のたるみが目立つロシアのおばあちゃんをゾウアザラシに見立てたらしい。現在ムルマンチャーネは老若男女皆、ジュドゥンのように暖房を待っています。