新型コロナの死者が、累計で2万人を突破しました。
連日10万人近い感染者が出続けており、感染者数はついに世界のトップ20入りとなっています。
私がコロナの感染状況をみているサイトでは世界各国の感染状況も紹介されていて、累計感染者数の多い順で並べられています。パンデミックがはじまった当初は50番目から60番目ぐらいでしたが、2年ぐらいの間にじわじわと順位をあげて、とうとうトップ20にまで食い込んでしまいました。
おりしも今日は建国記念の日ということですが……
最近のニュースをみていると、いよいよこの国の社会が土から崩れつつあるように感じられます。
コロナに関していえば、検査が追いつかなくなり、“みなし陽性”なる概念が登場し、ますます実態の把握は困難になり、この問題に対応するべき当局者の上層部には本気で取り組む姿勢がみられないという……
直近の数日でいえば、新規感染者数は伸びが鈍化ないしは減少というふうにもみえ、ピークアウトの兆候と見るむきもありますが……しかしこれも、検査のキャパオーバーによってとらえきれなくなっているだけではないかという見方もあります。
そうだとすると、現状をピークアウトとみるのは“願望”と“予測”を混同する大日本帝国しぐさのようでもあります。
実態を客観的に観測、分析するのではなく、自分の見たいものを見たいように見るという……これは、最近よく聞く「歴史戦」という概念とつながるものでしょう。こうした動きをみていると、なにかこう、この国に施されていた戦後民主化のめっきがはがれて、大日本帝国の地金が露出しつつあるように感じられるのです。
もし大日本帝国が復活するとしたら、それはもう破滅のプレリュードであって……建国記念の日、そんなことにならないように願うばかりです。