むじな@金沢よろず批評ブログ

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中国の目論見はすべて裏目に レアアース対日禁輸で「脱中国」、劉暁波ノーベル平和賞…

2010-10-11 17:38:45 | 中国
それにしても、最近の中国外交の劣化は目に余るものがあるな。すべてやっていることが裏目に出ているw。

尖閣問題で日本を挑発、形式的には日本を屈服させたかに見えたものの、国際世論的には「GDP2位になったと思って、思い上がって、横暴な砲艦外交を進める好戦国家」という悪いイメージが植えつけられ、イメージ戦略としては完敗となった。
また尖閣問題で報復措置としてレアアースの対日輸出禁止措置をとったところが、日本はモンゴルから輸入する契約を結んだり、レアアース不要のモーターを開発したり、同友会が「対中依存は問題」という認識を発表したり、「脱中国」の流れを一挙に加速させてしまった。
民主化活動家劉暁波氏へのノーベル平和賞授賞にしても、中国政府が事前にノルウェー政府に圧力をかけたことが、逆に授賞の動きを促進してしまったようなものだ。

なんか、中国って頭悪いといわざるを得ない。
これは、尖閣についての各国メディアが指摘したように、「GDP2位になって、思い上がって、舞い上がっている」からだろうが、もっと底流にはそれとは裏腹に上海万博以降顕在化する経済崩壊を認識して、余裕がなくなっているためかも知れない。

中国は戦時中の日中戦争、戦後の周恩来の活躍などに見られるように、民度に反して、外交戦術は巧みだというイメージがあった。しかし、江沢民以降急速に外交手腕が劣化しているようにみえる。
いずれにしても、ここまで国際イメージ悪化を考えない、なりふりかまわない砲艦外交を展開していると、中国自身が恐れている経済崩壊に、誰も手を差し伸べなくなる恐れがあるんだが、そういう中長期的な損得計算すらできなくなっているのだろうか?

だとしたら中国は末期症状にあるといえる。

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