むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

【祝・オバマ緒戦勝利】ヒラリーを絶対に勝たせてはならない!

2008-01-05 18:38:54 | 世界の政治・社会情勢
米国大統領選挙の予備選挙が始まり、緒戦のアイオワ州党員集会で、下馬評が高かったヒラリー・クリントンが3位に転落し、バラク・オバマが1位となった。是非このままの勢いでオバマが民主党の指名獲得し、大統領に当選してもらいたい。
もし民主党候補がヒラリーになるようなら、共和党のジュリアーニかマケインに勝ってもらいたい。とにかく、ヒラリー(+アイオワで1位に浮上した共和党のハッカビー)だけはなって欲しくない。
個人的には、オバマ(民)>クシニチ(民)>エドワーズ(民)=ジュリアーニ(共)=マケイン(共)>>その他>(越えられない壁)>ヒラリー>ハッカビー(共、福音派=狂信者)といったところ。
ハッカビーは論外としても、ヒラリーなんかになったら、米国は28年間二つの家族で大統領を独占することになって、政治後進国となるだけでなく、ヒラリーのイスラエル・中国べったり路線は、中東和平を阻害し、アジアに緊張をもたらす。
台湾についてだけをいえば、陳水扁がNYトランジットのときに面会したこともあるジュリアーニがベストだが、共和党はもうウンザリだし、こいつもブッシュみたいに後で裏切らないとも限らないし、アジア全体を考えれば、やはり人権派のオバマになるのがベストだろう。
どういうわけか、日本でもリベラル派やフェミニストの一部には、ヒラリー勝利を望む声があるようだが、米国で長年抑圧されてきたのは、女性ではなく(しかもヒラリーのような白人中産層女性ではなく)、少数民族だったことを考えるなら、アフリカ系移民の子供(白人とのハーフ)のオバマになるほうが良いに決まっている。

2004年についていえば、それでもブッシュのほうがケリーよりはマシだった。しかもこのとき、アラブ系の「アルハヤー」(英語訳サイト)に載った識者の評論を見ていたら、意外に「ブッシュのほうがまだマシ」という意見のほうが多かったことだ。それは、ケリーはイスラエルべったりで、しかも民主党右派はユダヤ金融資本と結びついているから、ブッシュのようにアラブ石油資本と結びついているほうがまだマシだという判断だったようだ。
中東についてマシであることは、実は極東アジア政策についても直結する。特にイラク戦争以降はそうであり、米国があまり中東に関与しないほうがアジアにとっても幸福である。
もちろん、米国政治家は大なり小なりイスラエル傾斜傾向がある。それでもヒラリーのイスラエルべったり=中国べったりは常軌を逸している。だから、ヒラリーだけは絶対にダメだ。

米国にいる台湾人などアジア系が結集してヒラリーの勝利を阻止すべきだろう。「台湾の声」でえらそうなことを書いている在米台湾人(米国との二重国籍)のアンディ・チャンなんかも、もはや生活の基盤のない台湾政治について首を突っ込むよりも、いかにしてヒラリー当選を阻止するかを考えるべきだろう。


最新の画像もっと見る