与那国島独立の記事で取り上げた「倭寇」、東シナ海ミクロコスモスの話と関連するが、台湾の緑系のプロダクションが現在、鄭芝龍の生涯を描いた連続ドラマと映画を同時に制作する計画を進めている。
構想は2年近く前からあったが、ここに来て、脚本執筆、キャスティング選定に入った模様だ。
ただ、今回の鄭芝龍は、中国が描いたり、台湾でも国民党が描いたドラマや映画とはまったく異なる視点と趣旨で制作することになるので、見ものである。
それは、鄭芝龍が中国人意識などなく、東シナ海を中心とした東アジア地域を縦横無尽に動き回る一人の国際商人として描くものだ。実際、このプロダクションの社長が面白いと思っているのは、鄭芝龍がマカオに行って、ポルトガル人神父から洗礼を受けてカトリック教徒になって、ラテン語も教わり、さらに田川マツとも結婚したり、徳川幕府とも交渉したりと、国際展開しているところだ。
ただ最後に北京に行って人質としてとらわれて死んだのは、失敗だったという。そして、鄭の行き方は、台湾人の現在の姿でもあり、北京が鬼門となったことは台湾人にとっての教訓にしたいということだ。
だからドラマ+映画の舞台と言語は多岐にわたる。舞台は台湾と福建各地はもちろん、平戸、長崎、その近くのかくれキリシタンの集落、京都、東京、北京に、言語は台湾語・ビン南語、ラテン語、ポルトガル語、スペイン語、オランダ語、北京官話、日本語(当時平戸から江戸までを日本語としてまとめられるかどうかは怪しいが)などに及ぶ。
鄭は平戸周辺で剣術も学んだが、その人は宮本武蔵の弟子だったことから宮本武蔵も、江戸に上るため徳川家康も登場する。それは日本の重量級俳優を、主人公となる芝龍とマツもそれぞれ台湾の有名タレントを使う予定だとか(いずれも私は誰にしたいか聞いているが、ここでは書かないことにする)。
構想は2年近く前からあったが、ここに来て、脚本執筆、キャスティング選定に入った模様だ。
ただ、今回の鄭芝龍は、中国が描いたり、台湾でも国民党が描いたドラマや映画とはまったく異なる視点と趣旨で制作することになるので、見ものである。
それは、鄭芝龍が中国人意識などなく、東シナ海を中心とした東アジア地域を縦横無尽に動き回る一人の国際商人として描くものだ。実際、このプロダクションの社長が面白いと思っているのは、鄭芝龍がマカオに行って、ポルトガル人神父から洗礼を受けてカトリック教徒になって、ラテン語も教わり、さらに田川マツとも結婚したり、徳川幕府とも交渉したりと、国際展開しているところだ。
ただ最後に北京に行って人質としてとらわれて死んだのは、失敗だったという。そして、鄭の行き方は、台湾人の現在の姿でもあり、北京が鬼門となったことは台湾人にとっての教訓にしたいということだ。
だからドラマ+映画の舞台と言語は多岐にわたる。舞台は台湾と福建各地はもちろん、平戸、長崎、その近くのかくれキリシタンの集落、京都、東京、北京に、言語は台湾語・ビン南語、ラテン語、ポルトガル語、スペイン語、オランダ語、北京官話、日本語(当時平戸から江戸までを日本語としてまとめられるかどうかは怪しいが)などに及ぶ。
鄭は平戸周辺で剣術も学んだが、その人は宮本武蔵の弟子だったことから宮本武蔵も、江戸に上るため徳川家康も登場する。それは日本の重量級俳優を、主人公となる芝龍とマツもそれぞれ台湾の有名タレントを使う予定だとか(いずれも私は誰にしたいか聞いているが、ここでは書かないことにする)。