カジュアル・アミーガ         本ブログの動画、写真及び文章の無断転載と使用を禁じます。

ある日カッパ姉ちゃんとカメラおじさんの家に一匹の子犬がやってきた。
日々のうつろいの発見と冒険を胸に生きていこう!

愛するココローEpilogueー

2008年02月29日 | 投稿連載
    愛するココロ  作者 大隅 充
           Epilogue
 その夏は、雨つづきで冷夏かと思われたが8月になると俄然太陽
が主役に踊り出て、アイスクリームやビールが飛ぶように売れた。
由比ガ浜の海水浴場は、よくこれだけ人がいるもんだと呆れる
ぐらい家族連れでごった返していた。
さっきから今年小学生になった娘が女房と砂の山をつくって遊んでいる。
真っ黒に日焼けして髪をアップに結わえて貰ってユニクロで買った
ビキニの子供用のピンクの水着がよく似合って、親ばかだが娘が
結婚すると言い出したら、タダじゃ置かないと村上実男はパラソル
の下でかき氷の溶けた温いジュースを飲みながら思っていた。
「刑事さん。」
白いレースの日傘を差した老人が通りかかって声をかけた。
村上は、久々の非番で家族サービスしているのに自分を知っている
者がこんなハレの場所でいたことに職業的に身構えた。
「村上刑事ー。村上さん。」
逆光なので右手で庇をつくって見上げると村上は、一瞬間があって
すぐに思い出した。
「ああ。社長さんー。」
社長さんは何才なのかさっぱりわからない。金色に染めた髪は、
坊主に近く耳にはピアスがしてあり、長袖のYシャツにジーンズ
姿がイタについている。
「今日は、やさしいパパですか。」
「いやあ、たまにはね。」
「何ですか。今日は。水着の可愛い子でもスカウトですか。」
「いや、ラジオのナマ中継でライブをやるんです。うちの新人
が出るんでね・・・」
「また美少年ですか。」
「いや、会社の歌部門じゃないよ。お笑い部門なんです。でも
なかなかスジはいいですよ」
「ほう。アイドル大手のプロダクションが」
「何でもやらないと生き残れないですから。よかったら見て
ってください。」
「いや、最近のお笑い、意味がわからなくてついていけないんです」
「今度の子は、正統派なんですょ。二ヶ月前まで家出坊主でオタク
の近くの四ツ谷署に保護されていたんですけどね・・」
「へえー。親は?」
「すぐに見つかりまして京都から出てきたばかりの母親と二人で
うちの寮に来てもらいました。面白いやつですよ。可笑しくて
笑い転げますよ。」
「でもやっぱり昔のエノケンぐらい面白くなくちゃね。」
「ほお、村上さん。エノケン知ってる?」
「お猿のおまわりとかね・・・」
「どうしてそれ、知ってるんですか。」
ピアスの老社長は、ピタっと視線が止まった。
「春に西のエノケンがロボットになって、マリーとかいう昔の
恋人と再会したって変な話にちょこっと関わってしまって・・
教えてもらったんですよ。お猿のおまわりの芸も。」
老社長は、ガクっと焼けつく砂浜に膝まづいて、村上の手を握った。
「本当ですか。それ。」
「九州のカトキチ先生から全部聞きました。そのエノケンにも
マリーさんにも会ってはいないんですがね。」
「よかったぁー。マリーさん。うまく逃げられたんだ。
よかったあ・・・」
「ご存知なんですか。社長。」
「いや、マリーさんをヤクザから逃がしてやったんです。わたし」
「・・・・社長、もしかして新宿マルヌ?」
「はい。画家の方は諦めて、芸能でビルまで建てしまいました。」
マルヌの握った手に村上の汗がしたたり落ちていた。
「パパー。パパー。」
娘が村上の手をマルヌの手から必死でもぎ取ろうと引っ張った。
大きなドラムの伴奏が浜辺に響いた。
「じゃ、ショーがはじまるので又後ほど。」
と背中のやや曲がった新宿マルヌが立ち上がって、特設ステージ
の方へ歩き出した。
 ステージでは、MCのマエフリの後、小学生の警官の扮装を
した少年がでてきた。
そして一言しゃべる度に猿の動きをして海水浴客の笑いの
ツカミをさらった。
最前列のオーディション・エントリーメンバーの控えの席に
トオルと由香がいた。
「ちぇっ。子供ってだけでレギュラーかよ。」
「でも面白いよ。」
「おまけにオレのネタとカブッてるし・・」
「ちょっと待って、あれ?そうじゃない?あの子、学くんよ。」
「マナブ?」
「あの京都で会った、野球少年。」
トオルは、目をこすった。
「本当だ。学だ。」
学は、見事にスキを見せずに機関銃のように次から次とシチュ
エーション・コメディーを繰り広げた。
笑いながら見ている水着姿の観客たちのどのココロの中にも
いま明るい太陽がカッとシアワセのしたたりとなって降り注いでいた。
もちろん、トオルと由香のココロにも。      
                
                        完。

※愚作ながら、長い間ご愛読ありがとうございました。
 皆さんの日々の暮らしに愛するココロが溢れることを望みます。
                 Jue Ohsumi
来週一周おいて新しい金曜連載がはじまります。
                  
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ゆきたろうとマシュマロマン~シーちゃんのおやつ手帖37

2008年02月29日 | 味わい探訪
「季節はずれのおやつ特集」第二弾。
気象予報士の話だと、
雪が例年だと9日だそうで、まだ3日ほど雪の降る
確率があるそうです。
 まずは、モンタボーのゆきたろう。
なかなか侮れないのが地元の強みでしょうか。


またダルシオラさんのマシュマロは、口の中でとろけます。
さあ。今日で二月が終わります。
早春は、ときどき昼間急に暖かくなったりして、
少しづつ春になります。花粉もマシュマロのようにとけるといいのでしょうが・・
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ロートレック展

2008年02月28日 | 美術館・イベント
南仏貴族の家系に生まれながら、ダンスホールや娼館など、
モンマルトルの歓楽街に入り浸り、そこに暮らす庶民の姿を
描き出した画家・ロートレック。
大胆で斬新な画面構成を特徴とする彼の作品世界は、
日本の浮世絵に強く影響を受けたと言われています。
今回の展覧会では、晩年の10年間を中心に油彩画、版画、ポスター、
デッサン、挿絵など約250点の作品を展示しています。

カフェや劇場の宣伝用に描かれたポスターは、明るい色彩と
単純化された線が洗練されていて素敵。今見ても充分にお洒落で、
部屋に飾りたくなります。
それに対して油彩画は、暗めの抑えた色調。社会の底辺を鋭い観察眼
で辛辣に描く姿勢が感じられます。
特に娼婦の日常を描いた「赤毛の女(身づくろい)」という油彩は、
リアルな美しさが印象的で心に残りました。

会場のサントリー美術館は東京ミッドタウン内にある為、
観光名所化しているのでしょうか…平日行ったにも関わらず、
かなり混雑していました。願わくばもっとゆったり世紀末パリ
の世界に浸りたかったです。
ロートレック展は、六本木・東京ミッドタウン内・
サントリー美術館にて3月9日まで開催中です。

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ワンちゃんビール、呑んだ。

2008年02月27日 | めんちゃん日記
ハッピー・ラガー。
ワンちゃん用ビールだって。
今日は、大人の仲間入りするか。
とカメラおじさんがぼくの肩を抱いて
ごきげん。
まあ、もうめんも立派な男だよな。
首輪なんか、クイって外して酔いたいよな。


とかなんとか言ってぼくが呑む前に
おじさん、呑んだよ。
まあ、確かにノンアルコールだけど
味ビミョウ!

バカだな。ラベルの裏に注意として赤字で
あくまで「ペット用」と書いているじゃないか。
ぼくは、うまかったな。
できたら可愛いチワワ子ちゃんと呑みたかったよ。
 
HAPPY LAGER:成分は、ビタミンC、E、カルシウム、
       オリゴ糖、グルコサミンなど腸や毛並み
       にいい成分が入っている。(株)ブリーズ九州
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一輪車王子に出会う

2008年02月26日 | めんちゃん日記
スイスイスイ~~
スイスイ~スーイスイ~スイスイ
背の高いやつが来たよ。
危ないっと避けたら、変な一輪車。
乗ってるのは、にんげんの子供だったよ。
ずっと先頭に自転車の父親コーチが見守っていたよ。
何なの? いったい。
何かの競技大会に出るための練習でもしているのかな?
真剣にのってる。
クラシック一輪車世界大会in世田谷とか?
もしかして世界王者だったりして。
子供部門の。一輪車王子・・・・
そんなわけはないよね。
でも上手に乗って行っちゃった。

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落書きめんちゃん

2008年02月25日 | めんちゃん日記
線路はつづくよ。
どこまでも・・・
白いチョークの線路が足元にのびているよ。
出発進行ー!
実は、鎌倉や清里に列車で行ったぼくは、
けっこう列車が好きかも。
この駅のホームから乗って
どこに行くかわからない旅。
途中下車は、雪国か、パラソル咲くビーチか、
わからないけれど、
海沿いを江ノ電みたいに走り、
山を急勾配でのぼる、
線路はえんえんとつづいているよ。
ぼくは、終着駅を考えず
ただ、ただ列車の窓から流れる風景を
眺めているよ。
高原の風が気持ち良さそうだなぁー。

ああ! ツトム君の描いた線路に犬がいるよ。
本当だ!
あいつ、おしっこするかもよ。
こら!! どけ!
わん公! シーシーシー・・

あーああ。せっかくいい夢見てたのに。
落書き小僧が来ちゃった・・・
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春一番~~風に飛ばされたのだ! の巻

2008年02月24日 | めんちゃん日記


  上のClipstartをクリックすると動画が始まります。

いけません。
前へ進めません。
目を開けてられません。
なんなの? この風。
昨日午前中暖かくて、ぽかぽかだぁって
喜んでいたら、午後からあの風。
散歩に出たはいいけど
ものすごい風で歩けないよ。
これって、春一番?



PS: 昨日の犬検定の答えは、Aうまみでした。

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犬検定1

2008年02月23日 | めんちゃん日記
問題
  犬の舌が感じることのできない味覚は次のどれ?
Aうまみ
B甘み
C苦み
      (BRUTUS'08/3/1号より)
  
  めんちゃんは、ドロップを美味しそうにペロっとなめます。
  お酒や薬なんかは、あっさり顔を背けます。
  臭覚は、人間の何千倍もあるのに、味覚は、人間の6分の1
  だそうです。
      解答のヒント→大瀧詠一のヒット曲「◎面で恋をして」

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愛するココロ-49-

2008年02月22日 | 投稿連載
2007年3月25日に始まった「愛するココロ」もいよいよ大詰めです。

        愛するココロ 作者 大隅 充
             49
東京行きの新幹線は、動き出した。
トオルは東京に戻ることになり、由香はカトキチの研究室の仕事が一
段落ついて、再び東京で新しい仕事を探すという名目で一緒に上京す
ることになった。
 窓側の座席に座ったトオルは、まさかこんなに長く東京のアパート
を離れるとは思ってもみなかったので借りていたドリフターズの
DVDをTUTAYAに返すのを忘れて延滞金が嵩んでいることを
急に思い出した。
ヤベエー!
その瞬間列車は、関門トンネルに入った。
泣き面の顔が暗い窓ガラスに映った。
「まだエノケン一号のことがそんなに悲しいの?」
トオルが映った窓ガラスの中に由香の笑い顔がにゅうと入り込んできた。
「違うよ。DVDのレンタル返すの忘れてたのを思い出したんだよ」
「なーんだ。」
と隣に座っていた由香が鞄からペットボトルのお茶を取り出して、
フロントテーブルの固定穴に差し込んで置いた。
「ああ。そうだ。パン屋の明子おばちゃんからいっぱいパンを
持たされたんだ。」
トオルは、足元から紙袋に入ったメロンパンやサンドウィッチを山の
ように取り出した。
「車内弁当買わなくてもよさそうね。」
「でもポッキーとビールは買ってほしいな。」
「買って?」
「だってエノケンのミッションが終わった祝いでしょ。」
「うーん。どこまでもちゃかりしてる。」
「いいじゃん。」
「しょうがないか。これは私の個人的な奢りってことで・・・」
「すいっまっせーん!」
パクパクとサンドウィッチを頬張って食べ出したがあまりにいっぺん
にガッついたのでトオルはすぐに喉につっかえた。
慌てて由香のテーブルのペットボトルをワシ掴みにすると
ゴクゴクと飲み干した。
「もお。なんで全部飲むの。買ったばかりなのに。」
「悪りぃー。」
「いつもトオル君ってそうだから。直さないと・・・
今度こそ言いつけるよ。」
「前のことも?・・・」
「黙って人のもの使ったり盗んだりってよくない・・・」
「わかった。わかったから、あのことは、親には絶対云わないで」
「あのこと?」
「エノケン一号の入力アルバイトやらなきゃばらすって
云っていたことよ。」
「ああ。あれ。」
トオルは、生唾をゴクンと飲んだ。
「去年東京からカトキチの研究室に行く前、最後に恵比寿で飲んで
トオル君と長い駅中の通路で別れたときの、こと。」
「えええ。恵比寿?何だろう?」
「深夜で駅にいく長い動く通路で酔ったトオル君がいきなり
抱きついてきて」
「抱きついた?」
「ブチュッと・・・」
「オレが・・・・・」
「はげしくて抵抗できずに・・・」
「キスした・・・・」
「唇を奪った!」
由香はトラフグみたいに唇が尖がらせている。
「なーんだ。それか。オレ、また夏に由香の部屋に遊び行った
ときに乳パットを灰皿代わりに使ったことかと思った。」
「何?それ。」
「いや、あの、その、去年の夏。はじめて由香の部屋入ってお茶
をご馳走になったとき。ひとりで待ってて、ついタバコを吸ってて
ベッドの脇にあったので・・・はい。すいまっせーん。」
「知らなかった・・・どうりで片っ方無くなったと思ったら・・」
「ごめん・・・ちゃ。」
「もーうおー。」
とトオルの耳をつねったところにピョロロロンとトオルの
ケイタイメールが鳴った。
誰だろう、と受信箱を開くとマンザイ・コンビでトオルと
喧嘩別れしたミツルからだった。
《俺はもうお笑いやらないけど、今度ピン芸人のオーディション
新宿ルミネでやるみたいだ。ネタがあったら、
以下連絡3○○○ー○○○○。》
「へえ。ミツルだ。」
「二度と口きかないと云って喧嘩した人ー」
「ああ。今でもな。まあ、メールはセーフ。」
「変なの。」
由香は、ケラケラと笑った。
その由香の反応には関与せず、トオルは黙ってメールの返信をした。
《わかった。ピンでもやる。ネタは『お猿のおまわり』って
いうんだ。》
送信ー。
新幹線が長い海底トンネルを抜けて、春の日差しのぽかぽかの
地上へ出てきた。
 由香は眩しくて目を細めて窓外に流れていく本州下関の海岸線
を乗り出して覗き込んだ。
「海峡渡った。エノケンさん、さようなら!」
「こんにちは。エノケン!」
と由香の言葉に返して、身を乗り出していた由香の頬にキスをした。
由香は、ぷうっと頬を膨らまして怒ってみせるとすぐにお返しの
キスをトオルの口にした。
眼をパチクリして驚いているトオルに由香は、ニヤリと笑って、
ストンと席に戻った。
「もう怖くないもん。」
「・・・・・・」
「こんにちは。私のエノケンさん!」
由香のココロに満ちてきた暖かいものが新しい感覚として自分を
一回り大きくしてくれるように由香は思った。
それは、確かなしあわせの感覚だった。
そしてトオルもココロの中に今由香が感じているものを
同じく感じていた。
二人とも共通して愛するココロを実感しているのだ。
 この暖かいココロがどこから来くるのかわからないが、いままで
のように何かあるとすぐにカサカサしていたココロネとは、全く
違うものでこれから先これがたぶん大事な、大切なものになること
だけは二人には、はっきりとわかった。
ピョロロロンー。
トオルのケイタイに再びメールがきた。
《お猿のおまわりってワッケわかんねえよ。相変わらずバカか?
てめい。ミツル》

                     
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ジンジャーマンと庄之助~シーちゃんのおやつ手帖36

2008年02月22日 | 味わい探訪
春が近づき、冬物一掃セールのシーズン。
題して「季節外れのおやつ特集」。
書きながら食べたんだけど、発表のタイミングのなかったもの
ですが、たぶん今年のクリスマスには、この同じお菓子が出る
かどうかわかりません。
だから過ぎ去ったジンジャーマンと庄之助さんは、ここで見る
のが最後かもしれません。

江東区白河という土地柄、大相撲の行司・木村庄之助にちなんだ
店名だそうです。
Xmasの生菓子ですが、中はあんこという和の世界です。
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日だまり猫

2008年02月21日 | めんちゃん日記
日体大の寮には、
今年生まれた猫の姉妹がいるよ。
寄り添いちゃんでかわいいって評判のアイドル。
ただ、
ぼくが通るとニャーニャーイニャーと泣くんだ。
あんた、そこを通るなって。
もっと道の向こうを通ってって。
にゃんで? と聞いたら
せっかくの日だまりで
ぼくが通ると影が出来ちゃうんだって。
影が出来ると寒いぞだって。
食堂のおばちゃんから餌をもらい、
キン肉マンの学生から可愛がられ
わがままなねこ姉妹。
なんたって午後は夕日になるまで壁の前で
番をしてるんだもの。
仕方なくぼく、遠回りして帰ったよ。

可愛いってだけでは、生きていけない。
可愛いってだけで満足しちゃダメ・・・夕日の長い影が言っていたよ。


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拝啓。水木しげる先生様。

2008年02月20日 | めんちゃん日記
拝啓。水木しげる先生さま。
春に向かっているとはいえ、
寒さ厳しい今日この頃です。
いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
そちらは、日本海からの寒波で
何回となく大雪に見舞われたそうで
さぞ境港の妖怪たちも雪帽子をかぶって
寒い思いをしたことでしょう。
こちらでも自由が丘というところで
あやしい妖怪を発見しましたので
その一葉をお送りします。
どう見てもドラえもんに見えません。
境港へ引き取っていただけたらと思います。
また春になって、寒さが溶解しましたら
美しい伯耆富士とともに桜の便りを心待ちにしています。
どうかそれまでお体にお気をつけになってください。
かしこ
 
追伸:水木ロードの人気者妖怪に当方の一押しのニューフェース
   を是非くわえていただきたいと思います。
   それは、この「したたりめんちゃん」です。
   どうかよろしくお願いします。 


水木ロードの人気者ランキング!
目玉おやじが1位というのは納得なんですが
   6位にカッパさんが入っているのには、驚きです。
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ぽかぽか

2008年02月19日 | めんちゃん日記
少し暖かだったよ。
公園の梅もパッと咲いたよ。
そりゃ地球は回ってるんだもん、と
カメラおじさんは、そう言ってぼくを置いて
つくばエクスプレスに乗っていっちゃった。
中学の恩師さんが亡くなったって
慌てていたぞ。
カッパ姉ちゃんがぼくを抱いて梅の林を
歩いたよ。
赤花が咲いて、白花が咲いてる。
お風呂に入ったばかりの毛がきらきら輝いて
きれいだねって撫でてくれた。

花が咲き、花が散る・・・
ぼくは、ほめられて空を見上げたよ。
青いぽかぽかのお空に白い雲が流れている。
地球は回っている、かあ。
ぼくは、ぽかぽか陽気の花の中で
眠くなってきたよ。
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モデル体型

2008年02月18日 | めんちゃん日記
久々に駒沢公園のドッグランまで散歩。
途中広場の塔のところに
カメラやメーク道具をもった人たちがいて
一際格好いいにんげんがポーズをとっていたよ。
雑誌のモデル撮影。
うーん。やっぱり骨格が違うね。
生まれつきだもん。
そしてドッグランの帰り。

今度はまるでオオカミ。
でっかくて颯爽と歩いているワンちゃん発見。
まるでモデル犬。
やっぱり骨格が違うよ。
生まれつきだもん。
ぼく、はじめっから勝負しようなんて思ってないよお。
**********
さあ、明日からぼくは、ぼくでアイキョウ道をみがこう! っと。

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世田谷文学館の鯉に吠える犬

2008年02月17日 | 美術館・イベント
世田谷文学館で「砂の器」「羅生門」の
シナリオ作家・橋本忍展が開かれていて、
昨日から永井荷風のシングル・シンプルライフと名付けた
回顧展もはじまり、生の原稿を見るのは、
なかなか貴重な体験です。

 さて夕方。
千歳烏山の文学館を出ると、
わんわんわんと玄関スロープの池に向かって
2匹の犬が吠えていて
どうしたのかな? と
近寄ると、
どうも池の錦鯉が気になって
仕方ないみたいで
いつまでもわんわんわんと啼いていた。

大きな鯉と遊びたいのか、
それとも水に映った自分たちの顔が気になって
吠えていて咥えていた肉を落として
鯉に食べられたのか、
とにかくその一生懸命さに思わずニンマリと
笑ってしまいました。

永井荷風のシングル・シンプルライフin 世田谷文学館

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