カジュアル・アミーガ         本ブログの動画、写真及び文章の無断転載と使用を禁じます。

ある日カッパ姉ちゃんとカメラおじさんの家に一匹の子犬がやってきた。
日々のうつろいの発見と冒険を胸に生きていこう!

嵐の前の夜

2008年09月30日 | めんちゃん日記
9月が終わるよ。
今年は、台風が一度も日本上陸してないんだって。
来ない方がいいんだけど
でも、
何か地球がおかしくなってるってこと?
だって、
この数日で急に初冬みたいに
寒くなったよ。
時計の針がどんどん早く回っている。
年明けて、今年はあれをやろう、これをやろう、って
言っていたのがウソみたい。
もう10月になるんだ。
ぼくも4才まで2ヶ月になってしまったよ。
その時計、ちょっと休まない?
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ディズニー・シーへ

2008年09月29日 | 美術館・イベント
久々にディズニー・シーへ行きました。
どうしてみんなディズニーに行きたがるのでしょう。
体感型のテーマパークの本家。
そこには、原寸大の国がある。
そしてそれぞれのアトラクションは、多彩。
一日では廻りきれなくて、
リピーターが増える。

二子多摩川園、谷津遊園地・・・
次々につぶれていく中で東京ディズニー・ランドだけ
はひとり勝ち。世界中から人が来る。
さすがに大人向けのディズニー・シーしか行かないが
ブロードウェイのショーを見るだけでも
価値があり、小屋がひけてストリートへ出ると
アメリカがそこにもある。夢と希望の世界観。
停車場や建物、港のレンガ一つの汚れに到るまで
現実そっくりにつくって、その世界の夢にまるごと
浸るようになっている。
これが魅力のひとつでしょう。
昨日は、さすがに連休つづきの後で
若干空いていたように思った。
それでもビデオとデジカメとを首から提げた
お父さんの子供づれが目立ち、どのアトラクションも
一時間待ちの行列ができていた。
ここには、20世紀のアメリカがある。
子供たちは、これを見て育つ。
どこまでこのアメリカン・スピリットの神通力は
つづくのだろうか。


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Cardごのみ26~お絵描き&ペンギンのカルテット

2008年09月28日 | 食玩小物
夏ももう終わりに近づいていますね。
ウサギの子供たちは楽しかった夏の思い出を書き残そうと、
ヒマワリの絵に挑戦しています。
ウサギさん、なかなか絵がお上手です☆

 
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スポーツの秋、実りの秋。

2008年09月27日 | めんちゃん日記
スポーツの秋。
公園では、~ほにゃらら~大会とかで大賑わい。
いつも通るグランドではサッカーをやっていたよ・・・



でもぼくは、地面からムクムク出てきた花とか
の方が好きなんだ。
キレイだなと匂いをかいで
おしっこするのは、最高。

毎年思うんだけど
花やきのこはえらいよ。
枯れても
ちゃんと又その季節になると
やってくるんだもん。
春に亡くなったムックさんがきのこだったら
また横浜のおじいちゃんの庭にでてくるかなあー。
植物はえらいな・・・
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こちら、自由が丘ペット探偵局-29-

2008年09月26日 | 投稿連載
 こちら、自由が丘ペット探偵局 作者古海めぐみ
            29
「おーい。いいかげん腹減ったよぉ。」
息がすうすう抜ける擦れた男の怒鳴り声が扉の奥の廊下
の向こうからした。
はい。はい。うるせいなあ、と女が怒鳴り返して、焼け
た真っ赤な鉄のような視線で若い男を睨み付けて、
「本当にバカだよ。まったく。」
そうニガニガしく呟くと生え際の白髪染めが剥げかかっ
て白土の切り通しのようになった頭の中年女がドアを
バタンと大きな音をたてて閉めると隣の部屋に消えて
いった。
元八畳の犬小屋と化した和室は、切れかかった蛍光灯
のちらつく暗い灯りだけになってケージの犬たちが
一斉に吠え立てた。
若い男は、床に蹲った犬飼健太の首に犬の首輪をかける
とその鎖を元床の間の柱に絡ませて鍵をした。健太は、
死んだように為すがままに動かず目をつむっていた。
そして男は、蛍光灯のスウィッチを切って部屋を出て
行った。
真っ暗になった『犬小屋』で健太は、静かに目を開けて
ゆっくりと息をした。犬たちが吠えるリズムに合わせて
ゴロゴロと転がって起きようとしたがハエ叩きで打ち付
けられたイエ蝿のように立ち上がるどころか身動きでき
なかった。
潮が引くみたいに犬たちが大人しくなると、糞尿臭い
『犬小屋』の闇がますます深くなっていった。
すると廊下の向こうの部屋で怒鳴りあう声が聞こえて
きた。
 一階の廊下の突き当たりは、ダイニングキッチンにな
っていた。今遅い安田家の夕飯が始っていたところだった。
「面倒なことになった。いったいどうすんだよ。」
安田次郎が禿げ頭をポリポリ掻きながらビールを飲むと、
息子の真一に言った。
「これ、見てみろ。」
背の高く青白い顔の安田真一は、小さな錠前の鍵をエビ
フライの皿の脇に置いて健太のデジカメの液晶画面を
見せた。
「なんだ。お前の車じゃねえか。」
「これ、あいつが撮ったんだ。ナンバープレートも読める」
「だから・・・」
入れ歯の具合がわるいのか息がすうすう抜ける声で次郎
が押し返した。
「だっけ、何回言えばわかんだよ。あの男にオレの車と
アパートとここの家と犬たちとが調べられてんだよ。」
「別に警察じゃないんだろ。」
と揚げたてのエビフライを盛った皿を次郎の前に置きな
がら白髪の目立つ安田美貴が真一に聞いた。
「探偵らしい。しかもこのオレの車の写真は奥多摩湖で
撮られてる。」
「探偵?」
美貴と次郎が夫婦で合唱した。
「ポケットにペット探偵の名刺があった。」
「ペット探偵ー!」
「だっけ、さっきから言ってるだろ。あいつは俺たちの
正体を嗅ぎつけたんだよ。」
「でも死んだ犬を奥多摩湖に捨てたぐらいじゃ見つかっ
ても廃棄物処理法違反ぐらいで済むでしょ・・」
ビールを息子にも注ぎながら美貴が落ち着いて言った。
真一はビールを一気に飲んで白目をぐるぐる廻すと汗
を噴出してデジカメのメモリー画像を繰っていった。
「ほら、これ。この女、ネットでチワワ買って文句言
ってきた奴。こっちは、オレが拾ったカワカミ犬を買
った奴・・これ。うちのケージで死んでるシバ・・・
全部母ちゃんたちのショウバイの裏を取ってる。」
「いつの間に・・・」
エビフライをかじるのをやめて次郎は、デジカメを奪
い取って画面をどんどん繰っていった。
「犬の遺棄ぐらいじゃなくうちのショウバイを立件し
ようってわけじゃん。」
「それにしてもどうすんの。その探偵。」
やっと美貴はテーブルの椅子に座った。
「そうだよ。お前。あんな男監禁して・・見つかった
らもっと重い罪になるだろ。」
その次郎の発言に美貴が畳み掛けた。
「そうよ。抹殺してしまうわけにもいかないんだから。
殺人犯になるのだけはやめてよ。」
「だっけ、世間に出なければいいんだろ。」
「でないって・・・」
「だっけ、うちの犬と同じだよ。檻にいれて飼えば
いいんだ。あんだけ犬に毎日エサやるのに人間が一匹
増えたぐらい大したことないじゃん。」
「バカ!だからお前は二浪も三浪もするんだよ。そん
な面倒なことー」
そういう母親からビールびんをもぎ取ると真一は、
エビフライの皿を床に叩き付けた。
「うるさいよ。オレのこと言うなよ。てめいらが
やばいショウバイするのが悪いんだろ。ざけんなよ!」
テーブルの上の夕食を全部払い落す息子の狂気に次郎
も美貴も止められない。
「シンちゃん。わかったから。、今日はもうアパート
に帰りなって。」
母親がなだめた。
白目をぐるぐる発作のように廻した大きな息子は、母親
に向かってビールグラスを投げつけた。
悲鳴と父親が飛び掛って止めに入る椅子や食器が落下
する音が外の畑まで響いた。
真っ暗な『犬小屋』で聞き耳を立てていた健太は思わ
ず目をつむった。
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タビの雑貨屋 (寺田順三作)

2008年09月26日 | Bookっり箱
小さな街の雑貨屋に住みついているネズミのタビ君。
お店が閉まった後、店内を掃除したり、商品が売れるようきれいに
並べ直したりするのが彼の仕事です。
タビ君の努力もあって商品はどんどん売れていきますが、何故かイヌ
のぬいぐるみだけが売れ残ってしまいます。
 
なんとか工夫して、そのぬいぐるみが売れるようにと頑張っていたタビ君でしたが、
いつしかそのイヌへの友情が芽生え、売れずにずっと一緒に居て欲しい…
と願うようになります。そんな矢先、イヌのぬいぐるみが店から姿を消します。
ついに売れたみたい…再会を祈って街中を探し回るタビ君は、思わぬ所で
イヌさんを見つけるのでした☆
イラストレーターとして活躍する寺田順三さんのレトロな絵がとにかく可愛い。
シンプルなストーリーに心が暖かくなる絵本です☆
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白熊クヌートの飼育員さん死去

2008年09月25日 | めんちゃん日記
シロクマのクヌートの飼育員死去す
ぽっぽっぽっぽ、ぽぽぽぽぽ
なんだか鼠先輩みたいな声がしたら
ぽっぽ通信のハト爺さんがやって
ドイツじゃ、かなしいことが起きたよ。って。

ドイツの動物園で母親が育児を放棄したので
飼育員のトーマス・デルフラインさんが母親代わりに
育てているニュースが今年の頭に駆けめぐったが
そのトーマスさんが22日自宅のアパートで倒れていたんだってさ。
心臓病だったそうじゃ。
まだ44才で若かったのにな。


ふーん。じゃクヌートちゃん、かわいそうだね。
落ち込まずに元気に大きくなってほしいよ。
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栗をたべる犬 in Kamakura

2008年09月24日 | めんちゃん日記
鎌倉まで
お墓参り。
何度も行ってるので
馴れてはいるけど
何かいいこと=ごほうびがほしいなぁ。
何でもいいからちょうだい。
電車の長旅に付き合うんだからー。
ちょうだいっ!

で、
北鎌倉のドッグカフェでもらったのが
クリと柿。
ワンちゃん用です、ってお店の人が言ったよ。

で、
食べたらクリがうまいの、なんの、ペロリと食べたよ。
こんなはじめて食べた。


こんなうまいのあるんなら、早く言ってよ。
ぼく又鎌倉行きたい。


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あるオランダ人が見た昭和の日々(写真展)

2008年09月23日 | 美術館・イベント
昭和20年代、銀行員として来日した2人のオランダ人、ハンス・ブリンクマン
とエイスブラント・ロッヘが活写した日本の風景。

銀座・日劇前の賑わい、大阪万博・太陽の塔、京都・清水坂の修学旅行生、
下呂温泉・団体客の宴会、伊豆下田・港の漁師…他に街角の紙芝居、
下町の銭湯などなど…昭和20~30年代の庶民の生活が、異邦人の目
を通して生き生きと写し出されています。

今ではもう見られない風景を切り取った写真の数々は、貴重な歴史の記録
と言えます。
作品数は決して多くありませんが、入場無料なので気軽に足を運ばれて
は如何でしょうか。
9月30日まで六本木・東京ミッドタウン内の富士フィルム・スクエア
にて開催中です。
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秋の収穫

2008年09月22日 | めんちゃん日記
横浜のおじいちゃんが畑で採れた野菜を
どっかと持ってきてくれたよ。
ぼくは、野菜よりも
おじいちゃんに会えるのが幸せだったよ。
飛びついて、いつまでも離れないので
みんなから笑われたよ。

ぼくが小さくてまだガルガル噛んでカッパ姉ちゃんに
なつかない頃、ぼくをやさしく抱いてくれた、
のがおじいちゃんだったんだ。
だから一番好きなのがおじいちゃんだよ。
そのやさしいおじいちゃんの野菜は、産直だ。
中国産じゃなく農薬も入ってなくて安心だよー。
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cardごのみ25~Dogs&Cats

2008年09月21日 | 食玩小物
グロスマンの新商品「Pouf!」というシールを使ってカードを作りました。
このシールの用途、本当は裏の粘着面でペットの毛などを除去する為の物なのですが、
表の絵柄がとても可愛いくてもったいないので、私はカードに貼ったりしてステッカー
アートを楽しんでいます☆
縦9×横11.5センチと大判サイズで存在感のあるこのシールに、いつもの小さなシール
をプラスすると、更に可愛いく豪華なカードになりますよ♪

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なんで泣いてるの?

2008年09月20日 | めんちゃん日記
台風が通りすぎたよ。
ぼくは、なやまずすっかり眠ったけれど
どうも変な夢を見たようで
涙がこぼれたよ。
何が悲しかったのか、
うーん。思い出せない。
思春期ー。
カッパ姉ちゃんたちがのぞき込んで
クスクス笑いながらそう言ったよ。

理由もなく涙があふれる季節のこと、だって。


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こちら、自由が丘ペット探偵局-28-

2008年09月19日 | 投稿連載
こちら、自由が丘ペット探偵局 作者古海めぐみ
     28
 春は、青梅からの帰り、午後の閑散とした電車の中
でハルさんがどうして半次郎お祖父ちゃんのことを
そんなに親しく知っているのだろうとシートに座って
ぼんやり考えていた。
息子さんが言う通り全くの虚言だったら、かつて美術
雑誌などでコラムをお祖父ちゃんが書いていたりした
ので自由が丘ネコタ画材店の存在を雑誌広告やコラム
でハルおばちゃまが知って、それが若い頃デートした
という華々しい妄想に発展したままボケちゃったとい
うことになる。
半次郎さんっと唇を尖らせて初めて写真館に来たとき
の嬉しそうに言うハルおばちゃまの姿を思い出すと、
春は霧が晴れた中央線の窓の流れを眺めながら悲しい
気持ちになった。そしてこの日を最後にハルさんが退院
するまで見舞いには行かなかった。

 春が午後自由が丘に戻ってスタジオHALの店を開
けた頃、自由が丘デパートの屋上のペントハウスで
犬飼自由が丘ペット探偵局の電話が鳴り続けていた。
普通だったら健太のケイタイに転送になるハズがこの日
は設定の切り替えを忘れていたのか、ただ虚しく電話
のベル音が長々と鳴り響いていた。
「あのう。上のペット探偵事務所に行ったんですが、
犬飼さんがいなくて・・・」
春が焼き廻し機で注文のあった写真のプリントをし
ようとスウィッチを入れた時、頬のこけた縁談の破局
した田村良弘が立っていた。
「ああ。健太さん?」
「はい。電話かけてもつながらなくて・・」
「あなた、確かナナちゃん捜索していた?」
「田村です。」
「どうしてナナちゃんのこと見捨てるんですか。」
春は、すっかりムラムラと怒りの声色になって噛み
付いた。
「犬だって生きてるのよ。いくら別れた女の人の
ものでも一旦飼い主になったんでしょ。それを知ら
ない、関係ないって、ちょっとないんじゃないの。」
「はいー。」
「どうしてナナちゃんを救ってやらないの。彼女に
京浜島の動物愛護センターにいるって教えてやら
ないのよぉ。」
「はいー、」
「勝手すぎるわ。」
「はい。ぼく、やっぱりナナがかわいそうになって・
・・それで彼女に謝って・・とにかく僕たちの争いは、
一時休止で・・いっしょに京浜島まで行ったんです。」
「そうなの!」
「やっぱナナのペロペロエサをねだって舐めて来る
丸い鼻の顔が寝ててもチラチラ頭から消えなくて・・。
もう殺されちゃうと思うと仕事も手につかなくて・・。
自分、世界で一番悪い人間になった気がして・・ 」
「それで?」
「なんとかナナだけは、救おうと係りの人に申請して
引き取ろうとしたんです。」
「よかったあ。ナナちゃん助かったのね。」
田村は、春の眼を見つめたまま動かなくなった。
「助かったんでしょ?」
田村は、強い春の視線を避けて自動でL判の写真プリ
ントをしているプリンターの上部にある印画紙を送り
出しているカムの正確な動きを無感動に見上げた。
「それが・・」
「それが・・」
「いなかったんです。」
「まさかもうー。間に合わなかったの。」
「・・・・」
「なんてことを!」
「いや、それが、いなかったんです。」
「どういうこと?」
「ガス室に移動中に係員を噛んで逃げた、」
「逃げた!」
「はい。ナナはセンターから逃げたらしいんです。他
の犬のリードも食いちぎっていっしょに。」
「それでー」
「それが昨日のことで未だに行方がわからないんです」
「へーえ。そうなの。ナナちゃん逃げたの。」
「それで本当にあれだけ犬飼さんに怒られて会わす顔
がないんですが、また探してもらえないかと思って
ペット探偵局にやってきたんです。」
「そうですか。」
と春は、カウンターの椅子にどっかと座って健太にケイ
タイをかけた。
何回も呼び出しをしたが、健太のケイタイは応答を返
して来なかった。
おかしいなともう一度チャレンジしてみたがやはり同
じだった。
「健太さん、出ない。」
田村は、汗びっしょりになって春がケイタイを切るの
を見守った。
「どこか又迷子犬を探してるんですかね。」
「今わからないわ。」
 田村良弘はスタジオHALから肩を落として帰って
いったが、それから夜になっても自由が丘デパートの
ペントハウスには明かりが点らなかった。そしてその
ことを訝しがって屋上から降りてきた春が健太のケイ
タイに何回かかけてもやはりつながらなかった。
春は、深夜等々力のマンションに帰る前にキッズロー
ブの上田祐二に電話を入れたが、祐二も健太とは、
奥多摩で一緒に帰って来てから会ってないという返事
以外の情報は得られなかった。
健太のケイタイの電池は生きている。呼び出し音は
確実になるし、圏外や留守にもなっていない。その鳴
りつづけているケイタイは、畑の畝の草むらに虫の音
といっしょにあった。
その畑の向こうには、古い一軒屋が見えた。
そしてそのケイタイの持ち主の犬飼健太は、糞尿臭い
和室の犬のケージが壁の両側に積み上げられている毛
だらけの畳の上で両手両足を縛られて口にガムテープ
を巻かれて苦しそうに転がっていた。しかも額と腕に
は殴られて出来た痣と血の塊がこびり付いていた。
「なんでこんな厄介なものを持って来るんだい。お前は」
ヒステリックな中年女の叫び声がした。
「こいつがオレの車をつけてここまで来たからよお。
とっ捕まえただけだよ。悪いかよ。」
長身の若い男がケージの犬たちにエサをやりながら噛ん
でいたハッカガムを吐き出して反発した。



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良平船長船サブレー~シーちゃんのおやつ手帖64

2008年09月19日 | 味わい探訪
横浜在住のイラストレーター・柳原良平さんが描いた船の形をデザインしたクッキー。
横浜土産にピッタリなので、もっと有名になって欲しいです☆
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トンボの変な行動

2008年09月18日 | めんちゃん日記
なんだ。なんだ? こいつ。
変なことしてる。
びっくりだ。
川で大きなトンボくんがお尻を水につけてるよ。


これって種つけ?
よくわからないけど
タマゴを生み付けてるのか、お尻が熱くて冷やしてるのか
なんだろう?

気が狂ったみたいぴょんぴょんやってる・・・
まさかリーマン・ショックでヤケになってるって
ことはないよね。

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