南仏貴族の家系に生まれながら、ダンスホールや娼館など、
モンマルトルの歓楽街に入り浸り、そこに暮らす庶民の姿を
描き出した画家・ロートレック。
大胆で斬新な画面構成を特徴とする彼の作品世界は、
日本の浮世絵に強く影響を受けたと言われています。
今回の展覧会では、晩年の10年間を中心に油彩画、版画、ポスター、
デッサン、挿絵など約250点の作品を展示しています。
カフェや劇場の宣伝用に描かれたポスターは、明るい色彩と
単純化された線が洗練されていて素敵。今見ても充分にお洒落で、
部屋に飾りたくなります。
それに対して油彩画は、暗めの抑えた色調。社会の底辺を鋭い観察眼
で辛辣に描く姿勢が感じられます。
特に娼婦の日常を描いた「赤毛の女(身づくろい)」という油彩は、
リアルな美しさが印象的で心に残りました。
会場のサントリー美術館は東京ミッドタウン内にある為、
観光名所化しているのでしょうか…平日行ったにも関わらず、
かなり混雑していました。願わくばもっとゆったり世紀末パリ
の世界に浸りたかったです。
ロートレック展は、六本木・東京ミッドタウン内・
サントリー美術館にて3月9日まで開催中です。
モンマルトルの歓楽街に入り浸り、そこに暮らす庶民の姿を
描き出した画家・ロートレック。
大胆で斬新な画面構成を特徴とする彼の作品世界は、
日本の浮世絵に強く影響を受けたと言われています。
今回の展覧会では、晩年の10年間を中心に油彩画、版画、ポスター、
デッサン、挿絵など約250点の作品を展示しています。
カフェや劇場の宣伝用に描かれたポスターは、明るい色彩と
単純化された線が洗練されていて素敵。今見ても充分にお洒落で、
部屋に飾りたくなります。
それに対して油彩画は、暗めの抑えた色調。社会の底辺を鋭い観察眼
で辛辣に描く姿勢が感じられます。
特に娼婦の日常を描いた「赤毛の女(身づくろい)」という油彩は、
リアルな美しさが印象的で心に残りました。
会場のサントリー美術館は東京ミッドタウン内にある為、
観光名所化しているのでしょうか…平日行ったにも関わらず、
かなり混雑していました。願わくばもっとゆったり世紀末パリ
の世界に浸りたかったです。
ロートレック展は、六本木・東京ミッドタウン内・
サントリー美術館にて3月9日まで開催中です。