カジュアル・アミーガ         本ブログの動画、写真及び文章の無断転載と使用を禁じます。

ある日カッパ姉ちゃんとカメラおじさんの家に一匹の子犬がやってきた。
日々のうつろいの発見と冒険を胸に生きていこう!

青山エンプティー・ロード

2010年08月31日 | 写真コラム
南青山に広大な虫食い空き地。
ちょうど90年のバブル崩壊の頃のよう。
今の若い人は、そんなバブルさえ知らない。
ジュリアナ東京でお立ち台なんて・・何?
知っているのは、団塊ジュニアまで。
派遣でしのいでいる20代。
この際、
大人なんて当てにしないで、
自分の足で歩こう。
けっこう何か転がってるものだ。日本って。
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またまた熱帯夜

2010年08月30日 | めんちゃん日記
いくらメキシコ生まれとはいえ、
こんな暑い夏がつづくと
たまらないよ。
夜になっても暑くて眠れない。
なんとかしてほしいよ。
あんまり暑い日が長いと
次の年、花粉がものすごくなるんだって。
ぼくには、関係ないことだけれど・・・
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Cardごのみ118~セレブレイト&クレヨン

2010年08月29日 | 食玩小物
今日は廃版のクマさんを使ったカード2枚です。
上はグロスマン25周年記念ステッカーを真似た
デザイン。
下はクレヨンのステッカーをシンプルに貼りま
した☆

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渋谷・松濤公園の水車

2010年08月28日 | めんちゃん日記
本当にこんなに暑い日がつづくと
水に飛び込みたいよ。
ザブンってね。
渋谷駅から歩くこと12分の
松濤公園の池では、たまらんと
池にひとが入ってたよ。
水車に藻がからまったのか
おじさんがお掃除していたんだね。
でも気持ち良さそう。
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さすらいー森の王者1

2010年08月27日 | 投稿連載
森の王者 作者大隅 充
       1
 奥羽山脈の南端の蔵王山は、会津の吾妻山から
山形の飯豊山へ峰がつながっている。
どれも深い山々の聖地だ。
 ひとり旅に出た仔犬のチャータは、福島盆地に
も米沢盆地にも近づかず、ひたすら森の中を峰が
高ければ高いほど小さな脚でよじ登った。人里の
気配のしない方へしない方へ進んで行った。それ
は、まるで小僧の修行僧が山に入るようだった。
頼るのは自分の嗅覚と生まれもった勘だけだった。
 蔵王から板谷峠へ下るまで四日かかった。丸二
日何も食べず岩山を歩きつづけるのは、夕張から
室蘭へ出たときにすでに経験済みだったし、体力
をできるだけ使わずに夜行動して日の照る昼間は、
できるだけ木陰や洞で寝るようにして野ネズミや
ウサギを見つけてそのハラワタを喰いちぎり、脂
ののった肉を残さず食べて腹の中で日持ちするよ
うに丸呑みするやり方を自分で習得した。自分で
も不思議だけれど誰に教わった訳でもないのに自
然とそういう作法が身についていった。
 チャータは、濡れた黒い鼻で空気を読み、背中
や尻尾の毛先までの感知能力が山に入れば入るほ
ど研ぎ澄まされて、身に係る危険をいち早く察知
することができた。
 おそらくシューパロ湖の洋館で暮らしていた数
カ月前と比べてもこの板谷峠から吾妻山へ登った
ころには、顔付きもすっかり変わってまん丸い子
供の顔からよく切れる登山ナイフのような細長い
顔になっていた。そのことから考えると、まだぼ
んやりと思い出すことができる夕張の小学生の駿
や列車で途中まで一緒になった殺人者の青年が今
チャータを見てもあの可愛い仔犬のチャータだと
は気づかないかもしれない。しかも体の四肢の盛
り上がった筋肉は、とても元飼い犬のペットだと
思えない。クマザサや小灌木をズンズンと進むチ
ャータを人間が見つけてもキツネかイノシシの仔
だと勘違いするだろう。
 特に大嵐のあと船が衝突した時海に投げ出され
て深い海を木片に捉まりながら岸まで泳ぎ切った
あの、最大の試練を思い出すとこの筋肉はあの時
ついたものだろうと想う。
 チャータは飯豊山からふたつの湖を下り新しい
盆地を抜けて、田島、舘岩と集落の脇を通って帝
釈山へ登る尾根ではげしい夕立にあった。あれだ
け明るかった空が夜のようにみるみる暗くなった。
二千メールの岩山では身を隠す場所もなくただ雨
が止むのを濡れながら待つしかなかった。
チャータはそのシャワーのような雨に全身打たれ
た時、自分は一匹のはぐれ狼になるのだと誓った。
それは、からだの底から湧いてくる魂の叫びだった。
 独りで生きる。
 人間のいる集落に近づき甘えてエサをねだり、
温かい部屋や犬小屋で暮らす生き方を自分はとら
ない。山。それも人の入らない奥山で獲物を自分
の力で捕って生きる。聖地である山や空の機嫌に
従い、太古の生き物のように素直に運命に身を委
ねる。もし熊やイノシシに襲われて体を引き裂か
れ逆にけものの餌食になってもそれは良しとする。
それが嫌なら必死で生き抜くことが自分に与えら
れた使命だと覚悟する。そんな険しい野生の生き
方をしなければならない。それが自分に一番合っ
ていると思う。そのことに何の迷いも悔いもない。
そうするように定められた通りにただ従う。それ
だけだった。それがチャータの魂の拠り所のすべ
てだ。
 山は、二千メートル。やがて雨が止み帝釈山の
山頂へ出た。ヤマの天候はくるくる変わって霧に
包まれることの方が晴れ間に遭遇するより多い。
田代湿原は、この帝釈山の山頂にあった。チャー
タは腹を空かせてトボトボと歩いて湿原のチング
ルマの花の傍で休憩した。
 霧は二メートル先も見通せない。体が真夏なの
に冷えて行く。チャータは顎を前脚の中へ包み、
丸い座布団のような格好で眠りについた。風の音
が遠くから聞こえてくる。もしかしたらこの霧が
晴れるのも間もなくかなと思う。しかしその風の
音は、甘い匂いとともにチャータの頭の中で巻き
起こっていたのだった。
 風はダテカンバの梢の上を青い葉っぱを揺らし
ながら西へ吹いていた。青い空を白い千切れ雲が
飛んでゆく。小さな濡れた鼻でその高い梢を自分
は見上げている。そしてその見上げた丸い目を大
きな舌がペロりと舐めた。母だった。
 ボーっとしないで元気におっぱいを飲むのよ。
母の目はそう言ってチャータの頭から首、お尻ま
で舐めた。チャータは我に返って急いで母のおっ
ぱいにムシャぶりついた。甘い匂いは母の乳の匂
いだった。
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東京あんぱん豆一豆 パンダ&コアラ~シーちゃんのおやつ手帖147

2010年08月27日 | 味わい探訪
フンワリ柔らかいブリオッシュ生地に、
パンダやコアラの顔型のクッキー生地を
載せて焼き上げた可愛いあんぱん。
餡には十勝産小豆・大納言を使用、
エキュート東京店の限定品です☆
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雷門アンジェラスのコーヒーアロマ

2010年08月26日 | めんちゃん日記
いいコーヒーの匂い。
これは、琥珀のアロマ。
ぼくも何か飲めるかな?
なんてレトロな店。
昭和ロマンー。
隣の席では、踊り子とマネージャーが
何やらギャラの話。
ぼくは、なんとか顔を出したかったが、
鞄の中。
やっと鞄から出たのは、外。
それもヒモが絡まってるし、
何も飲めず、奇麗な踊り子も見れず
浅草を後にしたよ。
ちえっ・・・
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奇妙な夕陽

2010年08月25日 | 写真コラム
残暑お見舞い申し上げます。
本来なら今頃夜風が涼しく
夏の終わりを告げてさみしくなるものですが
今年はまだまだ猛暑で日陰を探して
汗をふく毎日です。
それでも
霧ヶ峰の高原では
赤とんぼが飛んでいるのでしょうか。
八島湿原の南極料理人は
今夜もフレンチのフルコースの後に
南極探検隊のスライド上映会をやっているのでしょうか。
ともかく
夏の猛烈な暑さにも負けぬ
丈夫なカラダをもち、がんばりましょう。
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真夏の恐怖劇場

2010年08月24日 | めんちゃん日記
一歩外へ出れば
すべては、弱肉強食。
こわいっ! とかいやだ! とか
言ってられないっ。
世の中って
本当は、弱肉強食だって。
そこを生き抜くって
どう考えても
運ん。
うん。
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話に夢中

2010年08月23日 | めんちゃん日記
話好き。
わんちゃんのおやつを忘れてしまったよ。
ウーン。ちょうだい。とワンちゃん。
慌ててやるおばさん。
でも
おばさんは、一言。
だって楽しみは、おしゃべりだもの。
そうか。おしゃべりできるひとがいるって
素晴らしいことなんだ。
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Cardごのみ117~スタンプコラージュ&花火観賞

2010年08月22日 | 食玩小物
上はハンガリーの切手とグロスマンを
コラージュ。
ファブリックのチェック柄が切手を引き
立てています。
下は花火を鑑賞する犬と猫。
シンプルにまとめました♪

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写真コラムのアルバムVol.1

2010年08月22日 | 写真コラム
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浅草ノスタルジー

2010年08月21日 | めんちゃん日記
変なおじさんが元気。
浅草は、おもしろい人が元気。
でもどこか物悲しい。
愉快で
懐かしくて
センチメンタル。
それが浅草。
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フランス製菓のタヌキケーキ~シーちゃんのおやつ手帖146

2010年08月20日 | 味わい探訪
板橋区赤塚・フランス製菓のタヌキケーキ
フワフワのスポンジの上にバタークリームを載せ、
全体をチョコレートでコーティングしたタヌキ型
ケーキ。
昔懐かしいバタークリームが絶妙に美味しい、
レトロで愛らしいケーキです☆1個250円。
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さすらいー若葉のころ30

2010年08月20日 | 投稿連載
いよいよ「若葉のころ」はラストです。
 
若葉のころ 作者大隅 充
               30
 海がどんどん遠ざかって行く。
  もうウミネコの声も聞こえない。そしてあの、
青春に誘惑してしまう潮の香りも掻き消されて、
排気ガスと長い日照りでカラカラになった土埃
とが渋滞の道路をつつむ。私の現実は、この道
の先にある。今しっかりと私と夏と帰路の確か
な重さを実感する。甦った潮騒の戸惑いを隠さ
ず、自分の本能に従い、少し大人になった分こ
の現実を迷わないで選択するのだ。
八戸市街地への分かれ道で渋滞が切れて私は、
高速のインターチェンジへつづく道に向かう。
右にあったマリエントへの分かれ道を振り棄て
るように私はアクセルを踏む。午後遅くのラジ
オからむかしのヒット曲が流れる。渚のバルコ
ニー。カラオケでも滅多に歌わない私が松田聖
子の声を真似して口ずさんでいる。登りの八戸
自動車道は、青い空への滑走路のように延びて
いる。曲が転調して間奏になった時私は歌をや
めていた。忘れた筈の潮騒が私を春へ引き戻し
てしまった。声がいつの間にか涙に溺れている。
あるのは、青い空と白い雲だけ。私のフィット
は羽根が生えたみたいにスピードに乗っていく。
私の青春は終わった。長い眠りから目覚めて
はげしい恋をした。その炎は瞬く間に燃焼して
消えていった。でも目覚めた春は私の中で息づ
いている。それは私というヘンテコな女の生き
ている横顔となっておそらく誰にも内緒で若葉
のころから乙女だったすみれちゃんの仮面を被
ってひたすら心の鏡台の裏に仕舞われるだろう。
高速を走る車の上を青い空がいつまでもつづく。
そろそろ夕方に近いのにいつまでも青い。時が
止まったように青空はひとりの私をただひたす
ら導いている。
 あの人は行ってしまった。私に素敵な笑顔を
残して。たぶんこんな烈しい想いはそう何度も
人生にないだろうし、これでよかったと思う。
私は人を愛することを悟った。それもこんな中
年になって。あの人にそのことでは感謝しよう。
私はこのさき年をとって死ぬときにこの苦しい
愛を誇りに思うだろう。手も触れぬ愛がこの世
にあるということを。そしてそれを海が広く空
が青いように真実として心に刻もう。
 その夜。ハルカが学校の体験学習で十和田湖
へ行っていないペンションで久しぶりにカズマ
に抱かれた。私は体の喜びを足の爪先まで感じた。
そして夫の胸に顔を埋めながらほっとして眠る。
しあわせな涙が一筋流れた。
 外でアオゲラの朝森を飛び立つ羽ばたきが聞
こえている。私は涙の意味がわかった。幸せの
温かい涙のなんと優しいかということがー。
 
                                       終わり
             補記
 
仙台港に陸中海岸沖で海洋調査船と衝突事故を
起こした室蘭フェリーが停泊している。船首の抉
られた損傷の応急処置をして本格的な貨物船修理
は、横浜のドッグで行われるという。
この港に入港した当初は、報道陣も見物人も連
日押かけていたが、今もう誰もいない。ドッグに
仮揚げされている船首の溶接補強作業も終了して
室蘭フェリーは、静かな夏の午後を迎えている。
どこかで小学生の声がする。
「駿ちゃん。チャータがいなくなったんよ。」
「うそ!事件ぞ。それって。」
「本当よお。朝まで家の庭でエサ喰ってたのに・
・・昼から探してるけどどこにもいないよ。」
「マジかよ。チャータ。可愛かったのに・・」
と小学生六年の男の子がふたり、ドッグの見え
る桟橋を走り回っている。
そこへマルハ食品のロゴ入りの作業服を来た青
年が二人のうち太った方を捕まえる。
「浩太。どうしたんだよ。こんなとこで。」
「マルハのオジちゃん。チャータがいなくなった
んよ。なあ!駿ちゃん。」
駿と呼ばれたチビは、怖がって腰を引きながらう
ん、と頷いた。
「ああ。あの三カ月前のフェリー衝突事故のあっ
た頃、海を泳いでいたという犬か。」
「そう。せっかく助けて家で育てたのに」
浩太は、弱虫なのかもう泣いている。
「夜になったらきっと帰って来るよ。」
と駿が浩太の背中をさする。
しかしそのチャータと名付けられた犬は、帰っ
て来なかった。
青々した稲田の畝道を走る仔犬。いやもう立派
な褐色の成犬だ。四肢の筋肉は逞しく耳を立てて
走る姿は野生そのものだった。
首輪にチャータの文字が見える。
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