MrHARAKIRIのホビーと雑記の日々

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貯蓄(雑記)

2005-11-02 22:34:58 | ニュース

こんばんは、少しお腹の調子が悪いので、今日は1日、気分も沈みがちでした。

今日は、ネットのニュースから少し。

「貯蓄なし」の世帯が2割強に上ったという記事がありました。これは、料金の支払いなどで一時的に預けているものを除いた貯蓄の状況を調査したもので、2人以上の世帯で22.8%、単身世帯で41.1%という結果になったそうです。保有額の平均は、2人世帯で1582万円だそうです(単身世帯は記事にはありませんでした)が、ごく少数の高額所得者に平均が引き上げられた結果とのこと。

この結果をどうみるか?私が思ったのは「社会情勢を考えれば当然の結果」といったところでしょうか。この間の衆議院選挙の時、共産党が「一部の大企業は史上空前の利益をあげているが、一般国民の所得層を見ると、年収300万円以下が大幅に増えている」と訴えていましたが、その通りなんでしょう(別に共産党の支持者ではありませんよ(笑))。実際、新社会人の求人などをみてみると、大卒でも18~19万円、短大で16~14万円程度(これは、私が見たときのものですので、今は若干変わっているかもしれません)です。そこから、社会保障費が給料から引かれ、更に税金は上がっている、これで1人暮らし(賃貸)なら、更にここから「水道光熱費」「食費」「家賃」等、生活するので手一杯で、これで「貯蓄しろ」というのは無理な話ではないでしょうか。しかも、役人の議論を聞いていると、直接的な抵抗のある企業の増税より、「とり易い」消費者側の税負担を、「大幅に」増やそうとしている傾向があるように見受けられます(酒税なんて、その典型ではないでしょうか。彼らは、なぜ、元々「ビールの代替品」と言われていた発泡酒があれだけ販売を伸ばしたか、わかっているのでしょうか(わかってないんでしょうね(笑)))。

企業側も「不景気」を理由に、若い人の給料を低く抑える、大幅なリストラを断行する、社会保障費の負担など、何かと企業側にも負担になる正社員を減らして、パート、アルバイトなどの「便利使い」できる人を増やす(パート、アルバイトなどにも社会保障する制度が議論になると、今度は1人あたりの時間数を減らして社会保障費を抑える(その分、頭数を増やす)といったことをする)、等をしているわけで、「景気対策」として企業側の負担を減らす減税も継続中であり、史上空前の利益につながっていると、私は思っています。

今は、こういった状況にある現役世代の、親の世代に比較的余裕がある場合が多いので、なんとか支えていますが、これからの若い世代は、親の世代に貯蓄などの余力がない上、賃金も安く抑えられているので、「貯蓄」はおろか、今問題になっている少子化に関して、「結婚」「子供を生み、育てる」などのことも、できるわけがない(特に「子供」に関しては、生んでから大学まで出すとすると、一人当たり2000万円程度かかるそうです)。「昔は苦しくても、何とかやって・・・」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、先ほどの、これからの税(定率減税廃止議論もそうですし)や賃金の他、いろんな意味で、昔とはかかる費用も違いますから、単純に比べられないでしょう。

また、「IT産業」のように、ごく一部の比較的新しい産業は「利権構造」というのが、あまりできていないので若くて才能ある人がでるチャンスはあるものの、他の産業に目をむければ、日本では、もう既得権益ができあがってしまっていて(自由競争などといっても、民も官も談合が横行していますから)、成りあがるチャンスなどなきに等しい(仮に、ある程度まで行っても、大きくなる前に圧倒的な力で、よってたかってつぶされる)。

こんな世の中で、どうやって「夢」を持てといえるのか?このままいけば、若い人、中年、お年より、近い将来、皆共倒れになる可能性が大きいと私は思います。無駄なことをチンタラやっている暇も余裕も、もうないのだということを、今、政策に携わっている方々は理解していただきたいです。それに負担を強いる増税の前に、あなた方は、これだけの借金を抱える組織の一員にも関わらず、給料は半分になりましたか?ボーナスがなぜ3か月分も支給されているのですか?まず、あなた方の綱紀粛正が先でしょう(ごく一部では変わりつつあるようですが)。これが諸外国であれば、とっくに暴動になっていると私は思うのですが、どうでしょう。このままでは、日本は、あらゆる意味で「衰退国」になってしまうのではないでしょうか。と、怒りを込めて述べておきます。

今日現在の私

体重:65.6Kg

体脂肪率:15.5

BMI:21.9

血圧:高121 低69

脳年齢:26歳

あとがき

貯蓄の話から、思わぬ方向に話がいってしまいました・・・。全てを行政のせいにするつもりはありませんが、「今」直接的に大きく変える力を持っているのは、彼らですから。

メールアドレス:yoshi_k1245@yahoo.co.jp