1985年6月8日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がって1位はTears For Fearsの"Everybody Wants To Rule The World"。Tears For Fearsですが、イギリス出身のロックバンド。母国イギリスではTop10ヒットを持っていますが、アメリカでは初めてのTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1に輝きました。
2週間の1位からダウンして2位はWham!の"Everything She Wants"。Wham!ですが、初めてのTop40ヒット"Wake Me Up Before You Go-Go"が3週間連続の1位、次のシングル"Careless Whisper"も3週間連続の1位、そしてこの曲もNo.1、脅威のデビュー3曲連続のNo.1ヒットです。
3位は前週と変わらず、Harold Faltermeyerの"Axel F"。すでに私のブログでも紹介している映画『ビバリーヒルズ・コップ』サウンドトラックからのシングルカット曲。Harold Faltermeyerですが、ドイツ出身のキーボードプレイヤーで、映画音楽のスペシャリスト。この曲が初めてのシングルヒット、もちろん初めてのTop3ヒットです。
4位は5位からアップ、Billy Oceanの"Suddenly "。Billy Oceanですが、1976年に"Love Really Hurts Without You"が初めてのTop40ヒットで22位、その後しばらくヒットがありませんでしたが、1984年に突然"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"がNo.1ヒット、続く"Loverboy"も2位の大ヒット、この曲で3曲目のTop5ヒットになりました。
5位は7位からアップ、Bryan Adamsの"Heaven"。Bryan Adamsですが、カナダ出身のロックシンガー。83年の"Straight from the Heart"が初めてのTop40ヒットで10位を記録、その後ヒットを重ね、この曲で6曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、初めてのTop5ヒットになりました。
この週3位はHarold Faltermeyerの"Axel F"。最高位は6月1日から3週続けた第3位。年間チャートは61位。初めてのヒットが大ヒットになりました。
さて"Axel F"ですが、この曲は映画「Beverly Hills Cop」のサウンドトラックからのシングルカット曲。
主演はエディ・マーフィ。そのエディ・マーフィが演じるデトロイトの刑事「アクセル・フォーリー」の活躍を描いた作品であって、まさにこの曲が主題歌と言っていいでしょう。
もう一つの主題歌がGlenn Freyの"The Heat Is On"。この曲は先に大ヒットして最高位2位を記録しました。この時に、すでにこの曲についてもちょっとだけコメントしています。こちらをご覧ください→→→
Harold Faltermeyerですが、ドイツ出身のキーボードプレイヤー。ジョルジオ・モロダーに見出され、シンセサイザーを使った曲やアレンジ、プロデュースで才能を発揮します。『ビバリーヒルズ・コップ』の他にも映画音楽を多数手がけ、この翌年に大ヒットする映画『トップガン』も手掛けます。
"Axel F"の作者はもちろんHarold Faltermeyer。プロデュースも彼が手掛けています。
インストルメンタル曲での大ヒットですが、日本では考えれられないですが、アメリカでは時々インストルメンタル曲が大ヒットします。
80年代に入ってからはインストルメンタル曲の大ヒットはあんまりなかったでしょうか。82年にNo.1を記録したVangelisの"Chariots Of Fire"がありますが、その他にありましたっけ?
70年代は沢山あります。No.1ヒットだけでもハーブ・アルパートの「ライズ」や、ビル・コンティの「ロックーのテーマ」、ミーコの「スターウォーズのテーマ」、アベレイジ・ホワイトバンドの「ピック・アップ・ザ・ピーセス」、エドガー・ウインター・グループの「フランケンシュタイン」っていうのもありましたね。
話が横道にそれましたが、「Beverly Hills Cop」のサウンドトラックにはGlenn Freyの"The Heat Is On"の他にも、The Pointer Sistersの"Neutron Dance"、Patti LaBelleの"New Attitude" のヒットシングルが収録され、 アルバムは7月22日と29日付の2週間アルバムチャートでNo.1を記録、年間チャート7位の大ヒットアルバムとなりました。
この曲ですが、2005年になってから、ドイツのキャラクター「クレイジー・フロッグ」の曲としてカバーバージョンがリリースされ、アメリカでは最高50位でしたが、ヨーロッパ各国で1位を記録する大ヒットになりました。
今週 先週 song / artist
1 2 EVERYBODY WANTS TO RULE THE WORLD / TEARS FOR FEARS
2 1 EVERYTHING SHE WANTS / WHAM!
3 3 AXEL F / HAROLD FALTERMEYER
4 5 SUDDENLY / BILLY OCEAN
5 7 HEAVEN / BRYAN ADAMS
6 8 THINGS CAN ONLY GET BETTER / HOWARD JONES
7 9 IN MY HOUSE / MARY JANE GIRLS
8 4 DON'T YOU(FORGET ABOUT ME) / SIMPLE MINDS
9 10 FRESH / KOOL & THE GANG
10 11 WALKING ON SUNSHINE / KATRINA AND THE WAVES
11 14 ANGEL / MADONNA
12 17 SUSSUDIO / PHIL COLLINS
13 6 SMOOTH OPERATOR / SADE
14 18 SMUGGLER'S BLUES / GLENN FREY
15 27 A VIEW TO KILL / DURAN DURAN
16 22 THE SEARCH IS OVER / SURVIVOR
17 25 RASPBERRY BERET / PRINCE & THE REVOLUTION
18 20 NEVER ENDING STORY / LIMAHL
19 12 JUST A GIGOLO/I AIN'T GOT NOBODY / DAVID LEE ROTH
20 26 WOULD I LIE TO YOU? / EURYTHMICS
21 21 SAY YOU'RE WRONG / JULIAN LENNON
22 13 CRAZY FOR YOU / MADONNA
23 15 ONE NIGHT IN BANGKOK / MURRAY HEAD
24 19 ONE LONELY NIGHT / REO SPEEDWAGON
25 28 VOICES CARRY / 'TIL TUESDAY
26 34 YOU GIVE GOOD LOVE / WHITNEY HOUSTON
27 16 SOME LIKE IT HOT / POWER STATION
28 36 THE GOONIE'S 'R' GOOD ENOUGH / CYNDI LAUPER
29 24 WE ARE THE WORLD / USA FOR AFRICA
30 35 TOUGH ALL OVER / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
31 39 EVERYTIME YOU GO AWAY / PAUL YOUNG
32 23 RHYTHM OF THE NIGHT / DEBARGE
33 44 SENTIMENTAL STREET / NIGHT RANGER
34 41 GETCHA BACK / BEACH BOYS
35 31 INVISIBLE / ALISON MOYET
36 40 CRAZY IN THE NIGHT / KIM CARNES
37 48 GLORY DAYS / BRUCE SPRINGSTEEN
38 38 LUCKY IN LOVE / MICK JAGGER
39 52 CANNONBALL / SUPERTRAMP
40 51 JUST AS I AM / AIR SUPPLY
2週間の1位からダウンして2位はWham!の"Everything She Wants"。Wham!ですが、初めてのTop40ヒット"Wake Me Up Before You Go-Go"が3週間連続の1位、次のシングル"Careless Whisper"も3週間連続の1位、そしてこの曲もNo.1、脅威のデビュー3曲連続のNo.1ヒットです。
3位は前週と変わらず、Harold Faltermeyerの"Axel F"。すでに私のブログでも紹介している映画『ビバリーヒルズ・コップ』サウンドトラックからのシングルカット曲。Harold Faltermeyerですが、ドイツ出身のキーボードプレイヤーで、映画音楽のスペシャリスト。この曲が初めてのシングルヒット、もちろん初めてのTop3ヒットです。
4位は5位からアップ、Billy Oceanの"Suddenly "。Billy Oceanですが、1976年に"Love Really Hurts Without You"が初めてのTop40ヒットで22位、その後しばらくヒットがありませんでしたが、1984年に突然"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"がNo.1ヒット、続く"Loverboy"も2位の大ヒット、この曲で3曲目のTop5ヒットになりました。
5位は7位からアップ、Bryan Adamsの"Heaven"。Bryan Adamsですが、カナダ出身のロックシンガー。83年の"Straight from the Heart"が初めてのTop40ヒットで10位を記録、その後ヒットを重ね、この曲で6曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、初めてのTop5ヒットになりました。
この週3位はHarold Faltermeyerの"Axel F"。最高位は6月1日から3週続けた第3位。年間チャートは61位。初めてのヒットが大ヒットになりました。
さて"Axel F"ですが、この曲は映画「Beverly Hills Cop」のサウンドトラックからのシングルカット曲。
主演はエディ・マーフィ。そのエディ・マーフィが演じるデトロイトの刑事「アクセル・フォーリー」の活躍を描いた作品であって、まさにこの曲が主題歌と言っていいでしょう。
もう一つの主題歌がGlenn Freyの"The Heat Is On"。この曲は先に大ヒットして最高位2位を記録しました。この時に、すでにこの曲についてもちょっとだけコメントしています。こちらをご覧ください→→→
Harold Faltermeyerですが、ドイツ出身のキーボードプレイヤー。ジョルジオ・モロダーに見出され、シンセサイザーを使った曲やアレンジ、プロデュースで才能を発揮します。『ビバリーヒルズ・コップ』の他にも映画音楽を多数手がけ、この翌年に大ヒットする映画『トップガン』も手掛けます。
"Axel F"の作者はもちろんHarold Faltermeyer。プロデュースも彼が手掛けています。
インストルメンタル曲での大ヒットですが、日本では考えれられないですが、アメリカでは時々インストルメンタル曲が大ヒットします。
80年代に入ってからはインストルメンタル曲の大ヒットはあんまりなかったでしょうか。82年にNo.1を記録したVangelisの"Chariots Of Fire"がありますが、その他にありましたっけ?
70年代は沢山あります。No.1ヒットだけでもハーブ・アルパートの「ライズ」や、ビル・コンティの「ロックーのテーマ」、ミーコの「スターウォーズのテーマ」、アベレイジ・ホワイトバンドの「ピック・アップ・ザ・ピーセス」、エドガー・ウインター・グループの「フランケンシュタイン」っていうのもありましたね。
話が横道にそれましたが、「Beverly Hills Cop」のサウンドトラックにはGlenn Freyの"The Heat Is On"の他にも、The Pointer Sistersの"Neutron Dance"、Patti LaBelleの"New Attitude" のヒットシングルが収録され、 アルバムは7月22日と29日付の2週間アルバムチャートでNo.1を記録、年間チャート7位の大ヒットアルバムとなりました。
この曲ですが、2005年になってから、ドイツのキャラクター「クレイジー・フロッグ」の曲としてカバーバージョンがリリースされ、アメリカでは最高50位でしたが、ヨーロッパ各国で1位を記録する大ヒットになりました。
今週 先週 song / artist
1 2 EVERYBODY WANTS TO RULE THE WORLD / TEARS FOR FEARS
2 1 EVERYTHING SHE WANTS / WHAM!
3 3 AXEL F / HAROLD FALTERMEYER
4 5 SUDDENLY / BILLY OCEAN
5 7 HEAVEN / BRYAN ADAMS
6 8 THINGS CAN ONLY GET BETTER / HOWARD JONES
7 9 IN MY HOUSE / MARY JANE GIRLS
8 4 DON'T YOU(FORGET ABOUT ME) / SIMPLE MINDS
9 10 FRESH / KOOL & THE GANG
10 11 WALKING ON SUNSHINE / KATRINA AND THE WAVES
11 14 ANGEL / MADONNA
12 17 SUSSUDIO / PHIL COLLINS
13 6 SMOOTH OPERATOR / SADE
14 18 SMUGGLER'S BLUES / GLENN FREY
15 27 A VIEW TO KILL / DURAN DURAN
16 22 THE SEARCH IS OVER / SURVIVOR
17 25 RASPBERRY BERET / PRINCE & THE REVOLUTION
18 20 NEVER ENDING STORY / LIMAHL
19 12 JUST A GIGOLO/I AIN'T GOT NOBODY / DAVID LEE ROTH
20 26 WOULD I LIE TO YOU? / EURYTHMICS
21 21 SAY YOU'RE WRONG / JULIAN LENNON
22 13 CRAZY FOR YOU / MADONNA
23 15 ONE NIGHT IN BANGKOK / MURRAY HEAD
24 19 ONE LONELY NIGHT / REO SPEEDWAGON
25 28 VOICES CARRY / 'TIL TUESDAY
26 34 YOU GIVE GOOD LOVE / WHITNEY HOUSTON
27 16 SOME LIKE IT HOT / POWER STATION
28 36 THE GOONIE'S 'R' GOOD ENOUGH / CYNDI LAUPER
29 24 WE ARE THE WORLD / USA FOR AFRICA
30 35 TOUGH ALL OVER / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
31 39 EVERYTIME YOU GO AWAY / PAUL YOUNG
32 23 RHYTHM OF THE NIGHT / DEBARGE
33 44 SENTIMENTAL STREET / NIGHT RANGER
34 41 GETCHA BACK / BEACH BOYS
35 31 INVISIBLE / ALISON MOYET
36 40 CRAZY IN THE NIGHT / KIM CARNES
37 48 GLORY DAYS / BRUCE SPRINGSTEEN
38 38 LUCKY IN LOVE / MICK JAGGER
39 52 CANNONBALL / SUPERTRAMP
40 51 JUST AS I AM / AIR SUPPLY
星船さん、この曲来るとは思いませんでした。ちょっとビバリーヒルズ・コップサントラ続きでしたからね。でも印象的なインストナンバーではありました。全米シングルチャートではこの曲だけ、ではありますが、いろんな映画音楽を手掛けていた彼の作品、一度は聴いたことある曲が多いかな。日本のシングルでは「ニュー・アティチュード」と両A面でした。
なるほど、アクセルFはスルーしてもえーからオマエらのインストを語れコノヤロー!なんですな!こいつはイイすね。
といっても⭐⛴️さん候補のRISEからしか知らないからなあ…。
82年のフックトオンクラシックス
実はラジオ、シングル盤ともに未聴でして、先週の日曜仕事のときに、おぉ!と聴きました。まぁ40年放ったらかしだったので、ごめんなさいを込めて第三位。初っぱなからして荘厳ですしね。
87年のソングバード
さすがに素晴らしい、しかもカッコいーんでしたよね、ケニーG。こんな濡れ濡れなトランペット、それこそRISE以来ですよね?
私はエモーショナルで激しいクライマックスを迎えたあとのやや穏やかになったあたり~ラストが一番好きでしたよ。
80年?の栄光を目指して
多分モスクワ五輪のためのトランペット曲でしたかね?ケニーGのよりも粘っこいんですが、こちらはギターとの兼ね合いが良くて、いまでもカーステではとばさないし、私めの第一位であります。
ぁと、シングルではないですが、ポリスのもうひとつの終止符、もスリリングでイーですね。いいぞアンディサマーズ、て感じです。アルバムラストを感情なしに締めておりますです。
映画も面白かったですし、この曲も印象が強かったです。いい曲でしたね。
インストルメンタルのヒット曲も久しぶりだったです。80年代に入ってからはインストで大ヒット曲はあんまりありませんでした。それもこの曲を紹介した理由です。
そうなんですよ、インスト曲のヒット曲はあんまりないですから、久し振りです。
チャック・マンジョーネの"Give It All You Got"、レークプラシッド冬季オリンピックのテーマでしたが、この曲はいい曲でしたね。心に残っています。チャック・マンジョーネといえば、1978年に"Feels So Good"という曲が最高4位になってます。この曲も名曲ですよ。
「フックトオンクラシックス」もありましたが、そういえば「運命'76」も思い出しました。
そうですか、『クレージー・フロッグ』、chickenのお友達だったですか。
ザ・フールズの「サイコ・チキン」ですか?
インストのヒット曲、70'sにはたくさんあったんですね。
№1ではないですが、79年のF.Millsの♪Music Box Dancer♪とか76年のG.Bensonの♪Breezin'♪とか。
80'sになってからは、81年のM.Postの♪Hill Street Blues♪とか、85年秋の♪Miami Vice♪とかありました。
ボンジョビさんの♪Hooked On Classics♪懐かしいですね。
♪Stars On 45♪から一種のブームでした。
Kenny Gの♪Song Bird♪とか♪Silhouette♪は雰囲気よかったですね。
モスクワでなく冬季五輪だったのはあらら。
( ´Д`)アチャー
考えてみりゃモスクワはアメリカはボイコットでしたもんねー。
フールズのサイコチキン!
すみません私、サイコチキンという曲はトーキングヘッズだとばかり…彼らのはサイコキラーだったのを、先ほどYouTubeで見ました。80年だといろんな情報にハメられてしまっていたようです。
にしてもフールズの方がカッコいいような、特にボーカル。
マイクポスト!
これは私、81年秋のヒルストリートには間に合わなかったんですよね。
しかし82年春のマグナムPiはイントロからしてカッコ良かったです。やはりテレビ番組のテーマてしたかね?
iTunesでも買いましたよ。
インストは覚えているのが意外にありますねえ。
珍しいインストの話題いいですね。
マイクポストのヒルストリートで初めてラリーカールトンを知って、チャートで何度も聴いてるうちに気に入り、ドラマ観てないのにレコード購入してましたね😁
ハーブアルパートのライズがチャート1位になった時はビルボードに興味持ち持った頃で、歌ってない曲がチャートインして1位にビックリ。
70年代は、映画のスターウォーズや未知との遭遇とミーコバージョンが同時チャートインや、スティング、エクソシストのテーマ、ジョーズまでチャートインしてたのを後で知ってアメリカのチャート面白いなぁと思いましたね。
ケニーG以降は、ヒットが思い浮かばないなぁ。
星船さんみなさん、お邪魔しましたぁ。
またそのうち👋
"Breezin'"ですか!なつかしいなぁー。
"This Masquerade"でジョージ・ベンソンが初めてヒットしたのがアルバム『Breezin』でした。ギターのインスト曲で、当時おしゃれー、っていう曲でした。
"Stars On 45"は大ヒットして1位になりましたね。
Kenny Gはずいぶん長く活躍していました。90年代後半だと思いますが"Auld Lang Syne"もかなりのヒットだったと思います。