ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

1981年12月5日付 ビルボード 全米 Top40 The Police - Every Little Thing She Does Is Magic

2017-12-14 20:06:02 | 1981年ビルボードTop40
1981年12月5日付ビルボード All American Top40、3週目の1位となりました、Olivia Newton-Johnの"Physical"。ポップスディスコ調のこの曲で1980年に1位を記録した"Magic"以来のNo.1。1974年の"I Honestly Love You/愛の告白"のNo.1獲得を皮切りにジョン・トラボルタとのデュエット"You're The One That I Want/愛のデュエット"を含めて5曲目の1位獲得です。

2位は前週と変わらず2週目の2位、Foreignerの"Waiting For A Girl Like You"。大人気ロックグループForeigner、2位を記録した"Double Vision"に続く通算3曲目のTop3ヒットです。
3位は4位からアップ、The Policeの"Every Little Thing She Does Is Magic"。The Policeですが、Top40ヒットは4曲目、これまでの最高位は"De Do Do Do De Da Da Da"と"Don't Stand So Close To Me"の10位で、この曲で初めてのTop3ヒットとなりました。
4位は6位からアップ、The Commodoresの"Oh No"。大人気グループThe Commodores、"Still"、"Three Times A Lady"の2曲のNo.1ヒットを含む通算7曲目のTop5ヒットです。
5位は前週と変わらずこれで3週目の5位、Air Supplyの"Here I Am"。大人気バンドAir Supply、これでシングル5曲連続のTop5ヒットとなりました。


この週3位はThe Policeの"Every Little Thing She Does Is Magic"。
最高位は12月5日と12日の3位。年間チャートは1982年の79位でした。

The Police、いわずと知れたスティングを中心とするイギリス出身の3人組ロックグループ。
2枚目のアルバム『白いレガッタ』が世界的にヒットし、その中のシングル"Roxanne"は最高位こそ32位でしたが、ホワイト・レゲエ調の曲も初めて聞くものでしたし、何よりもスティングの愁いを帯びたシャウトは衝撃的でした。
そのアルバム収録の「孤独のメッセージ - Message in a Bottle 」はアメリカではヒットしませんでしたが日本では、また、世界的には大ヒットしました。

この"Every Little Thing She Does Is Magic"は通算4枚目のアルバム『ゴースト・イン・ザ・マシーン』収録で、初めのころに比べればだいぶ聴きやすく、ポップにはなりましたが、緊張感のある独特な歌声に独特の節回し、さすがスティングです。


今週 先週 song / artist
1 1 PHYSICAL / OLIVIA NEWTON-JOHN
2 2 WAITING FOR A GIRL LIKE YOU / FOREIGNER
3 4 EVERY LITTLE THING SHE DOES IS MAGIC / POLICE
4 6 OH NO / COMMODORES
5 5 HERE I AM / AIR SUPPLY
6 3 PRIVATE EYES / DARYL HALL & JOHN OATES
7 11 LET'S GROOVE / EARTH WIND & FIRE
8 12 YOUNG TURKS / ROD STEWART
9 10 WHY DO FOOLS FALL IN LOVE / DIANA ROSS
10 7 START ME UP / ROLLING STONES
11 20 DON'T STOP BELIEVIN' / JOURNEY
12 18 LEATHER AND LACE / STEVIE NICKS
13 16 TROUBLE / LINDSEY BUCKINGHAM
14 17 HARDEN MY HEART / QUARTERFLASH
15 15 THE OLD SONGS / BARRY MANILOW
16 19 YESTERDAY'S SONGS / NEIL DIAMOND
17 9 ARTHUR'S THEME(BEST THAT YOU CAN DO) / CHRISTOPHER CROSS
18 22 I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO) / DARYL HALL & JOHN OATES
19 30 COMIN' IN AND OUT OF YOUR LIFE / BARBRA STREISAND
20 25 THE SWEETEST THING / JUICE NEWTON
21 23 OUR LIPS ARE SEALED / GO GO'S
22 24 TAKE MY HEART / KOOL & THE GANG
23 27 TURN YOUR LOVE AROUND / GEORGE BENSON
24 26 MY GIRL / CHILLIWACK
25 34 COOL NIGHT / PAUL DAVIS
26 28 HEART LIKE A WHEEL / STEVE MILLER BAND
27 32 HOOKED ON CLASSICS / ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA
28 31 STEAL THE NIGHT / STEVIE WOODS
29 29 NO REPLY AT ALL / GENESIS
30 35 CENTERFOLD / J. GEILS BAND
31 8 TRYIN' TO LIVE MY LIFE WITHOUT YOU / BOB SEGER
32 44 SOMEONE COULD LOSE A HEART TONIGHT / EDDIE RABBITT
33 33 NEVER TOO MUCH / LUTHER VANDROSS
34 36 POOR MAN'S SON / SURVIVOR
35 13 THE NIGHT OWLS / LITTLE RIVER BAND
36 40 I WOULDN'T HAVE MISSED IT FOR THE WORLD / RONNIE MILSAP
37 14 THEME FROM HILL STREET BLUES / MIKE POST ft. LARRY CARLTON
38 38 TWILIGHT / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA
39 43 WRACK MY BRAIN / RINGO STARR
40 46 UNDER PREASURE / QUEEN

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅まきながら (hannah)
2017-12-14 22:00:54
星船さん、こんばんは。
実はそれまではThe Policeの曲はあまり好きではありませんでした。ちょっとゴツゴツしたところがあって。デビュー曲の♪Roxsanne♪が特にそうだったので、その印象を引きずっていたような。
でもこの曲はだいぶ滑らかになって聴きやすくなりました。大ヒットもうなずけます。
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邦題「マジック」って…(^▽^;) (めった)
2017-12-15 01:08:24
スティングがこの曲を書いたのはポリス結成の前の時代だったようですよ。当時はスリーピースバンドではなく4人編成のバンドだったようです。
https://www.youtube.com/watch?v=FfolkO4Ninc
"彼女のやること どんなちっちゃいことでもすべて魔法なんだ"というタイトルのところ、邦題は「マジック」ってあまりにも能がない…(^▽^;)。だいぶ意訳になりますが、「彼女のマジック」、「魔法の彼女」、「彼女はちっちゃ魔法使い」、うーむ、やっぱり、難しいな。
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いよーぉ (ぴょんた)
2017-12-15 21:03:20
湯川れい子女史の松本伊代のデビュー曲関連から、
いよーぉーーーー
ってのがちょっと話題になった記憶があります。
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この曲はだいぶポップに (星船)
2017-12-15 21:31:36
hannahさんこんばんは。
私もhannahさんと同じでしたよ。白いレガッタ』の"Roxanne"や「孤独のメッセージ - Message in a Bottle 」はそれまで聞いたことがない緊張感のある曲で「すっげぇ~!」と思いましたが、印象が強すぎた曲だと思っていました。この曲"Every Little Thing She Does Is Magic"はその頃の曲に比べだいぶ聞きやすくなりました。
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安易に短いタイトル? (星船)
2017-12-15 21:36:07
めったさんこんばんは。
和訳拝見しました。純粋なラブソングで、曲に合った良い歌詞でした。邦題はいくら何でも芸がないというか、短くしすぎですね。
この曲結成前の曲なのですね。その時の雰囲気はこのシングルになったアレンジとは全く違い驚きました。暗く沈んだ曲調でラブソングの歌詞に合わなかったのでは?
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湯川れい子さん作詞 (星船)
2017-12-15 21:47:05
ぴょんたさんこんばんは。
松本伊代のデビュー曲といえば「センチメンタル・ジャーニー」ですね。当時ずいぶんヒットしました。
湯川れい子さんといえば、シャネルズの「ランナウエイ」、小林明子の「恋におちて -Fall in love-」など、当時の大ヒット曲をたくさん手掛けていましたね。アン・ルイスの「六本木心中」大好きでした。

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The PoliceとThe Cars (hannah)
2017-12-15 22:03:19
星船さん、こんばんは。
この頃、The PoliceとThe Carsを対比して見ていました。
共に70's末期にデビューし(The Carsが少し早かったですね)、ニューウェイヴブームが去った英米の次世代のグループと注目されていました。
良くも悪くも少し聴くだけでそれとわかる独特のサウンドでした。
The Carsが一足早く2ndの♪Candy-O♪でブレイクしますが、The Policeも3rdの♪Zenyatta Mondatta♪で全米でメジャーになり始め、♪Ghost In The Machine♪そして代表作♪Synchronicity♪とスーパーグループとなりました。
一方The Carsも♪Shake It Up♪に続く第1回MTVアワード獲得の♪You Might Think♪含む大傑作♪Heartbeat City♪を発表しました。
そういえば、そろそろ♪Shake It Up♪もランクインですね。
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Unknown (RW)
2017-12-16 21:50:12
1980年代ファンの方は気で飛び跳ねていた彼女の姿がイメージ強いのでしょうね・・。小生は1970年代の清純路線のオリビア・ニュートンジョン様・・。大学1年生として東京で初の独り暮らしを始めた1976年の春、下宿生活のラジオから毎日流れていたオリビアの美曲は「そよ風の誘惑」。クリスタルボイスで奏でられる爽やかで美しいメロディ、全米No1にも輝いたこの曲こそがオリビアの象徴だったように思えます。(*^m^*)ぷっ aho!「愛の告白」(I Honestly Love You)「プリーズMRプリーズ」や「サム」、我が青春時代(18才前後)の心を癒してくれた歌姫は清楚なイメージ・美しい容姿と天使の様な透き通る声が本当好きでした。それなのに・・ジョントラボルタと映画共演した「グリース」(1978)あたりからディスコで歌い踊ったり何か異常に元気過ぎるパワフルさが・・。1980年代にまるとELOと「ザナドゥ」共演したり、レオタード姿になって「フィジカル」歌ったり・・、「あ~、やめてくれ・・俺の清純なオリビアのイメージが崩れていく・・!」と落胆したものです。(苦笑)
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The Cars (星船)
2017-12-17 13:59:17
hannahさんこんにちは。
The PoliceとThe Cars、出身はイギリスとアメリカと違いますが、そういえば尖がった初期の音楽イメージが近かったですね。ヒットしたのもほぼ同じ時期で、"Roxanne"より"Just What I Needed"の方がちょっとだけ早かったでしょうか。
その後どちらのグループも音楽性は聴きやすくなってきましたが、時代をリードする独創性は変わりませんでしたね。
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「フィジカル」以降 (星船)
2017-12-17 14:08:41
ローリングウエストさんこんにちは。
私ももちろんオリビア・ニュートン・ジョンといえば優しく清楚なオリビアです。
「Have You Never Been Mellow♪~」が大好きでした。なんといっても洋楽の聴き始めの三大好きなアーチストはオリビア、ビージーズ、カーペンターズでしたから。部屋には長いことオリビアのポスターが貼ってありました^^;
私のイメージですと、「ザナドゥ」まではオリビアですが、「フィジカル」以降のオリビアは別のアーチストととして楽しむことにしています。
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