ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

サミー・ヘイガー Sammy Hagar - I Can't Drive 55(1984年の洋楽 Part47)

2020-12-03 22:32:26 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart47はSammy Hagarの"I Can't Drive 55"。
最高位は11月24日付の第26位。年間チャートは圏外でした。

Sammy Hagar、ソロのギタリスト・ボーカリストというよりも、ヴァン・ヘイレンのボーカリストとして有名ですね。
ヴァン・ヘイレンの大ヒットアルバム『5150』や『OU812』は彼のボーカルです。

Sammy Hagarは私のブログでは2回目の登場、1度目は初めてのシングルTop40ヒット"Your Love Is Driving Me Crazy"です。
元々はモントローズのボーカリストとして1973年にデビューしました。それらのことは"Your Love Is Driving Me Crazy"の記事をご覧ください。

さてこの曲"I Can't Drive 55"です。
邦題は「非情のハイウェイ55号」。なかなか面白げな題ですね。
曲の作者はもちろんSammy Hagar、プロデューサーはTed Templeman。私のブログでも何度も登場している名プロデューサーです。The Doobie BrothersやVan Halenなどなど、数えきれないくらいの大ヒットアルバムを手掛けています。

Sammy Hagarの8枚目のアルバム『VOA』からのシングルカットなのですが、実はこのアルバムからのファーストシングルは"Two Sides of Love"で、この曲はこの年1984年の8月18日から3週間連続の38位を記録しています。紹介し忘れちゃいましたね。
そのアルバムからの2枚目のシングルがこの曲です。
実にSammy Hagarらしい、明るくワクワクするような楽しい曲ですね。

さてこの曲、邦題には「ハイウェイ55号」となっていますが、どうもスピードが55マイルということみたいです。シングルのジャケットを見ると、制限スピード?でしょうか。


さて、「55」で思い出すのは、Sammy Hagarとは全く関係ありませんが、イーグルスの"Ol' '55"。アルバム『On the Border』に納められた曲で、シングルにはなりませんでしたが、名曲中の名曲だと思います。私のイーグルスベストの中で、第4位に入れた大好きな曲です。
邦題は「アタマをフィフティファイブ」ではなく、「懐かしき '55年」。"Old 1955"のことで、1955年のこと、55年型シボレーのことでもあるようです。車が関係するのは"I Can't Drive 55"とも通じてますです。

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24 コメント

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なんでそうなるの! (音時)
2020-12-03 23:15:02
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/24631239.html
そうなんです!星船さん。「非情のハイウェイ55号」という邦題は解釈の間違いで、「55」は制限速度なんでしょう。欽ちゃん二郎さん、なんでそうなるの!って言われちゃいますね←古。
 計算してみると「55マイル/時」=「88km/時」です。確かにここ日本であっても高速道路の最高制限速度からいって「遅い」ですよね(^▽^;)。
 歌詞には他に「24」と「125」という数字が出てきます。これは確信はないのですが、「24」は「違反者番号」「処理案件数」で、「125」は「罰金($)」ではないかと解釈しました。どなたか詳しい方いらしたら教えてください(^▽^;)。
 ところでサミーのVH加入は驚きました。でもエディは、パティ・スマイスにも声をかけていたようなので、やっぱりサミーVHでよかったなと思ってしまいます!
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懐かしき55年 (音時)
2020-12-03 23:39:15
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/27205301.html
連続投稿になります。星船さん、"55"つながりできましたね★。
この曲の主人公は「Old 55年」が好きなのでしょう。「1955年」...この時代、俺は精一杯生きてきた。生きてる!って実感があった。「55年型シボレー」...エンジンを入れると神様に感謝する聖なる気持ち。ハイウェイを走ると生き返る! あの時代、この車、幸運の女神は常に隣にいてくれた。そして日は昇り、星は地平線に沈んでいく。車やトラックのハイウェイの列が続いていく…。"I'm headed home from your place"...この「Your place」は何なのでしょう?
 「you」=「55年」と訳してしまいました。「55年(あの時代)(あの車)」から、彼は「home(現代、現実)」に戻って行くのです...

この曲、サビのフレーズがえんえんと続く...そこがいいですねえ。サビをお酒でも飲んで仲間と合唱したいなあ~!
 作者トム・ウェイツのバージョンも渋くていいですよ。

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Unknown (blackmore1207)
2020-12-04 14:09:57
こんばんは!サミーは結構ソロ時代も好きです!
いつかこの曲来るかな?と思っていました(笑)
最初に知ったのはアニメ「Heavy Metal」のサントラでした。
他はナザレス、サバス、チープトリック、ジャーニーなどなど豪華で、アニメついでに買ったサントラが色々とバンドを知るきっかけになりましたし、ちょっと今では考えられないサントラでした。
後はニールショーンとのHSAS~炎の饗宴~、ソロですと「Three Lock Box」はお気に入りです!
ヴァンヘイレン加入はキャリアの中でも一番上手くハマったのではないでしょうか?
因みに最近スティーヴ・ペリーがエディから誘いがあったと告白してましたが、この組み合わせはどうなんでしょう?(笑)
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まさかの (hannah)
2020-12-04 21:54:30
星船さん、こんばんは。
S.Hagarの♪I Can't Drive 55♪で、まさかのEagles♪Ol' 55♪の紹介ですね。
僕もこの曲はEaglesの中でTop5に入るぐらいのお気に入りです。
僕も「アタマをフィフティファイヴ」って聴こえました。
プロデューサーのT.Templemanですが、Warner Bros.専属みたいなプロデューサーでN.Lersonのデビューアルバムも手掛けたのではないでしょか。
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Unknown (太ったボンジョビφ(・ω・`))
2020-12-04 23:44:29
さすがみなさんギターのサミー、バンヘイガーになる前からお好きだったのですね?
私も最初は前年の「…ドライビン…」でして、この年の先行シングル「愛のアッチとコッチ」は聴いてなくて、そしてこの「国道55号」!
とにかく熱い、明るい、暑苦しいというアメリカを体現しているサミーはちょと敬遠気味…すみません。
しかし確かにバンヘイガー、素晴らしい結果になりましたねー!
デイブからサミー?の情報聴いて落胆したのは私だけではないはず。
しかし5150には負けましたよね。
まず「オレ、遊ばれてたの?(意訳)」で男子学生を驚かせ、「夢々(直訳)」では女学生まで取り込むなんて素敵です。
大物バンド入りして大成功した大物、といえばサミー、ですよね?
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スピード違反で (星船)
2020-12-04 23:58:52
音時さんこんばんは。
欽ちゃん二郎さんとは、コント55号ですね。そこにも55号がありましたか。
歌詞拝見しました。やっぱり制限速度55マイルなのですね。なんとスピード違反での罰金の時に書いた曲なのですか!
邦題が違うのは、どこかで聞いて記憶に残っていましたが、まさしく誤邦題でしたね。
ヴァン・ヘイレンにパティ・スマイスは行けませんね。ホントサミーで良かった^^
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原曲も (星船)
2020-12-05 00:02:42
音時さんこんばんは。
「55」つながりに反応いただいてありがとうございました。
"Ol' '55"、私はこの曲、ホント大好きだなぁ!
この曲を聞くと懐かしさで胸がいっぱいになりますよ。最もイーグルスらしい曲ではあります。
トム・ウェイツが作者だとは知っていましたが、音時さんのブログで初めて原作のバージョンを聞きました。とっても良かったです^^
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お待たせしました (星船)
2020-12-05 00:07:05
blackmore1207さんこんばんは。
この曲、お待たせしました^^
サミーに加え、ナザレスにサバス、チープトリック、ジャーニーですか、ものすごいサントラですね。「Heavy Metal」ですから、まあそうか。そんな中ではサミーはソフトな方でしょうか。
ヴァンヘイレンへの加入は驚いたものでしたが、意外や意外、しっくりきましたね。皆さん同じような感想だったみたいです。
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これぞイーグルス (星船)
2020-12-05 00:10:25
hannahさんこんばんは。
Ted Templemanはワーナー・ブラザーズですか。あんまりレーベルは詳しくないのですが、たしかニコレッタ・ラーソンのプロデュースも手掛けていました。

hannahさんも"Ol' '55"、お気に入りでしたか。ホントいい曲ですよね。「これぞイーグルスのコーラス!」まさにそんな曲でした。
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5150 (星船)
2020-12-05 00:13:47
太ったボンジョビさんこんばんは。
この曲がヒットしたソロの時も、サミー・ヘイガーといえばもう結構な大物でした。なんせモントローズのボーカリストですから。そんな彼がバン・ヘイレンに加入のニュースは、私は落胆したんじゃあなくって、ただビックリ!でした。
こんな大成功するとはまたまたビックリでした。
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